あらすじ
「人生は短い。熟慮と正義を備え、今を無駄にしてはならない」「お前の内を掘れ。掘り続ければ、そこには常に迸り出ることができる善の泉がある」「お前が何か自分の外にあるもののために苦しんでいるのであれば、お前を悩ますのは、その外なるものそれ自体ではなく、それについてのお前の判断なのだ」――古代ローマ帝国の哲人皇帝による不朽の名著『自省録』をベストセラー『嫌われる勇気』の著者が訳・解説。不確実な時代の道標となる珠玉の言葉の数々がここに。
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マルクス・アウレリウス
何事も自分との向き合いだと教えられた
著者の岸見一郎さんは嫌われる勇気でも有名だが
散りばめられる自身の経験や考えが落ち着きを与えてくれる。
また一つ側に置いておきたい本が増えた。
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読んだ。読むのが辛かった。文字が頭に入ってこなかった。
アウレリウスも書くのが辛かったのではないか。
しかし、読み終わって何かを拾えた気がする一冊であった。
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『今を生きる、刹那的な意味ではなく義務を果たす』
難解な自省録を著者の解釈と意見と合わせて読むことができる。まるでマルクス・アウレリウスと著者、わたしの3人で対話しているような気分にさせてくれる。
ストア哲学の考えは極端なところだけ引用されるが、その補足や背景が少し知ることができるため前よりも身近に感じるようになった。
特に自分に変えられること以外は考慮しないという考えの本質は何ができて、何ができないかを見極めることなどがその例だ。
自省録そのものものを今度は読んでみる
Posted by ブクログ
岸見一郎さんが読み解く自省録解説書、という体裁ですがマルクス・アウレリウスの引用だけではありません。
ギリシャ哲学から日本の哲学まで幅広く私見が述べられていて、「いつもの岸見節」が味わえる一冊です。
岸見一郎さんが気になったフレーズを抜き出し解説してくれるため、講談社学術文庫などで、初めて触れる前に読んでおくと時代背景などもわかりやすくなります。
座右の書の副読本として購入しようか迷っております。
Posted by ブクログ
ひぐ的座右の書の岩波文庫『マルクス-アウレリウス 自省録』神谷美恵子訳 。この「自省録」について、『嫌われる勇気』の岸見先生が解説してる新書。
哲人皇帝が“自分自身へ”書き残したメモ(自省録)を自身の体験談を織り込みながらテーマごとにまとめてあり、読みやすい。
「自分の力の及ぶこと」をストア哲学では「権内にある」といい、アウレリウスは権内にあることとないことの見極めを勧めている。
管理職になって数年の今、この見極めと、「権内にある」と判断した後の行動がますます重要になっていると感じた。