岸見一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ベストセラー「嫌われる勇気」の作者の1人、岸見一郎氏による幸福についての評論。
副題に『アドラー×古代ギリシアの智恵』とあるけどほぼほぼメインはアドラー心理学。古代ギリシアもほぼプラトンだけだし、それも味付け程度にしか触れられていない。
内容は「嫌われる勇気」とほぼ同じ、アドラー心理学の紹介と説明。あっちの方が読み物であった分読みやすいしスッと入ってくる。評論、特に新書は小段ごとに話が切れるので全体を通してのつながりが見えにくい。
同じ内容を知りたいなら「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」を読んだ方がいいな。
でもその2冊を既に読んでたら、いいおさらいにはなると思った。 -
Posted by ブクログ
生きづらさを感じており、幸せを感じにくくなっていたため、購入しました。
一番印象に残った言葉
「何かのために生きる人は「今」をふいにする」
勉強していい大学行っていい会社に入ることが必ずしも幸せになるとは限らないこと。成功=幸せとは限らないこと。
何も成功しなくても、何もしていなくても、今ここで共にいられるという幸福があれば他にも何もいらない。
成功を人生の目標にしてはいけない。そして人生を生まれてから死ぬまでの一直線で見てはいけない。「今ここ」を生きる。
過去にしがみつき、未来に不安を抱えながら生きていましたが、もっと今に集中して、今を楽しんで生きたいと思います。 -
購入済み
アドラー心理学の難しさ
人生何も考えずに生きていく事は難しいけれど、出来る事ならシンプルに生きてみたいと思っていました。
そんな時岸見さんの著書に出会いました。
嫌われる勇気の原点との紹介で購入しましたが、少し私には、難しい本でした。
ただ、考えすぎる性格を、少し見つめ直すきっかけを与えてくれる本でした。 -
Posted by ブクログ
叱らない、ほめない、という子育てが、子どもが自立するための三条件のひとつ「自分の価値を自分で決められる」ことにつながるという考えが目から鱗だった。
大人になって、周囲の評価を過度に気にしながら生きることほどつらく苦しいことはない。自分を他者と過度に比較したり、周囲にどのように見られているかを気にしすぎると自分らしく生きていけない。常に緊張して生きることになる。一番弱いのは出世をしたいという欲に縛られ、上司や周囲の評価を過度に気にする人間であり、一番強いのは出世を気にせず、言いたいことを言い、やりたいことをやり、自分のポリシーを貫く我が道を行く人である。例えば、上司のちょっとした発言に見下されたと感じ、反発する人がいる。上司に軽視されているから仕事のやる気がわかない、と言う人がいる。その上司はもちろん問題だが、だからといって態度を変えたり、上司の言動に左右される当人も自立していないと言える。それは自分に自信がないからだよ、と言ってしまえばそれまでだけれど、その根っこには幼少期に叱られ褒められて育った背景があるのかもしれない。会社で一定レベルまで登っている人ほど、あるいはエリート意識の高い人ほど、周囲の自分への評価を気にしているように感じる。なんと生きづらいことか。それで幸せなのだろうか、と思う。親は一生懸命しっかりと育てたつもりかもしれないし、表面的には、あるいは社会的には立派に生きている、でも内心は全く幸せではなく生きづらい。我が子をそんな風には育てたくない。
自分はどうか?勉強しなさい、と言われた記憶はあまりないけれど、自らすすんで勉強していた。それは自分なりの目標があったから。親から押し付けられたものでもなく、親と自分の目標は何となく一致していたし、あるいは親が敷いたレールに自分はただ反発もなく異論反論もあまり感じず同意の上、レールに乗っただけなのかもしれないが。学校の成績のことで叱られたり、過度にほめられたりした記憶はないので、私の親の教育はもしかすると叱らない褒めない子育てだったのかもしれない。でもだからといって自立するための3要件が20歳の時点で獲得できていたとはとても思えない。②自分の価値を決められる➂自己中心性からの脱却、は30歳~35歳頃に少しづつ獲得していったように思う。
自分は確実に出世コースから外れたな、と思ったとき、周囲の評価を気にしても仕方がない、と思えたし、28歳~33歳ころまで日記をつけ続けて、それを何度も読み返し内省する中で自己中心性から脱却できていない自分に気づいていったように思う。
自分が35歳を過ぎたころに何となく精神的に自立できたと思えることを、子育てを工夫することで、我が子が20歳のときまでに獲得させることはできるのだろうか?親の育児だけでそこまで持っていけるのだろうか?結局、本人の経験がものをいうのではないだろうか、という疑念はまだ残っている。