岸見一郎のレビュー一覧

  • 成功ではなく、幸福について語ろう

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    幸福は存在、成功は過程。何かを達成しなくても幸福になれる。
    見かけの因果律=本来因果関係がないのに、あるかのようにみなすこと。
    名誉心や野心は人生の最後にはまったく意味をなさない。
    挫折体験は、必要。空を飛ぶための空気抵抗のようなもの。
    課題を分離する。自分の課題だけに集中する。
    本は残る。

    人生設計はできない。将来はわからない。遠くはぼんやりとしか見えない。日々をしっかり歩く。

    幸福は人格である。幸福のコートを簡単に脱ぎ捨てられる人が幸福である。
    我々の人生は期待で成り立っている。期待しない勇気、期待を裏切る勇気があれば幸福になれる。

    過去を手放す=過去に影響されない。
    未来を考えない

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    2018年08月11日
  • 老いる勇気 これからの人生をどう生きるか

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    岸見さんが他の著書で話されていることと共通したものであり、さらっと読めるがシンプルで大切なことを再認識できた。

    視点が老いなので、老いることと子供を育てることの例が多く取り上げられていて、自分の身近な人たちと重ねてよりリアルに考えさせられた。


    親が子供に理想を押し付けられたと感じると、その良し悪しではなく、子供に負けないためにという理由で子供の提案を受け入れないようにする、というのを読んで、ようやく反発する親の気持ちが理解できて過去の自分を反省。

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    2018年07月28日
  • 子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気

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    「嫌われる勇気」からアドラー心理学に興味を持ったので、いろいろと学んだが、この本も基本的に同じ内容。子供との関係性について、野田先生が広められた「課題の分離」はあめりにも有名になってしまった。この本もアドラー心理学の基本的な考え方は書かれているが、実践するとなると、本を読むだけでは難しいです。だから、いろんな団体がセミナーをやってるんですね。

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    2018年07月10日
  • 成功ではなく、幸福について語ろう

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    質問に著者が答える形式で、「嫌われる勇気」のような、計算し尽くされた話の展開にはなっていない。その分、前著2冊で書かれたことを現実に落とし込むヒントが得やすいのかもしれないと感じた。

    生きる喜びも、幸福であるという感覚も対人関係の中でしか得ることができないこと、
    幸福は表現的なものであること、

    が今回得た学びだ。

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    2018年06月02日
  • 老いる勇気 これからの人生をどう生きるか

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    理想からの減点法ではなく、自分が積み上げてきたこと
    を加点法で評価する眼を持つ。

    生きているだけで、他者に貢献できる。
    働かざるもの食うべからずではない

    大人になる三つの要件
    1 自分の価値を自分で認められる
    2 自分が決めなければいけないことを自分で決められる
    3 自己中心性からの脱却
    →ありのままの親を受け入れる

    『褒める』のも『可哀想』も上から目線

    生産性で物事を考えない。今を生きる、楽しむだけ。

    マウンティング(職業や年齢を訪ねる事)は自分と他者との優劣をつけている。こらは劣等感や虚栄心の表れ。

    成功と幸福は違う。
    幸せそうで羨ましいと思うことは、その人の幸福を見ているので

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    2018年05月31日
  • 老いる勇気 これからの人生をどう生きるか

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    「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」とタイトルは似ているが、続編ではなく岸見一郎のみの著書。
    アドラー心理学の「不完全である勇気」を第1章のテーマにしているからだろう。アドラー心理学では他者貢献についても述べられている。
    他のテーマとしては哲学が多く、三木清をよく引用している。基本的に著書の親の介護での経験に基づく老いて行くことに対する考え方が述べられており、介護で辛い思いをしている時に読むと、気持ちが楽になるだろう。
    哲学臭くなくて読みやすい。

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    2018年05月27日
  • 老いる勇気 これからの人生をどう生きるか

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    タイトルで気になり購入しましたが、老いる事は避けれない以上、何かしらのヒントが得られるかと思いきや、個人的にはあまりピンと来ない印象。アドラーの心理学と著者個人の経験を交えた内容は、哲学的な考えに伴う人生の過ごし方と言う事で、オリジナル的な部分は少ないです。この内容の流れで、アドラー心理学を読んでみるのも良いのか?と感じました。結局の所、人生の先の事は分からないので、悩んでも仕方ないと言う所に落ちつくのかと。

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    2018年05月06日
  • アドラー心理学実践入門 ~「生」「老」「病」「死」との向き合い方~

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    アドラーの言葉を引用しつつ、岸見さんの哲学的な考え方にふれる、という内容だった。
    が、悪くなく、「できない、やらない」理由は自分が作っているというのは自分でも考えていたことなので共感できた。

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    2018年04月09日
  • 嫌われる勇気

    購入済み

    まだ半分も残ってるのか

    最初は会話形式が面白かったのですが
    だんだん話の要点が掴みにくくなり読むのに疲れてしまいました。

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    2018年03月21日
  • アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ

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    『嫌われる勇気』でベストセラーになった岸見一郎の自伝的な内容。

    彼に興味がある人なら、彼のアドラー心理学とのかかわりを含めて楽しめるかと。

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    2018年03月11日
  • 幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵

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    ネタバレ

    「初めから哲学に関心を持たない人、若いころ少し興味を持っていても社会に出るとたちまち見向きもしなくなる人は生きていくときに考えなければならない多くの問題に気付いていないか、それを棚上げしている」この文を見て、やっぱり哲学書をこれからも読んでいこうと思った。

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    2018年02月18日
  • 生きづらさからの脱却 ──アドラーに学ぶ

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    大ベストセラーとなった「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」でアドラー心理学に触れ、興味と共感を抱く中で手に取った一冊。

    2冊の「勇気」は、教授と若者の対話という形式だった。
    アドラー心理学の入門書としてとても読みやすく、没入しやすい良書と感じた反面、アドラー心理学の真髄には至っていないんだろうなと感じた。

    そして本書を読むことでその感覚が正しかったと確信した。

    「勇気」2冊と比べると根気のいる内容だが、それでもアドラー心理学の一端を垣間見るといったところだろう。

    「人生の悩みは対人関係の悩みであるす」

    本書をもう一度しっかり読み込んで内容を咀嚼しつつ、さらにアドラー心理学への理解を深

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    2018年02月13日
  • アドラー心理学実践入門 ~「生」「老」「病」「死」との向き合い方~

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    嫌われる勇気を読まないとちょっと理解しづらそうだなぁ。課題の分離、目的論、他者への興味と貢献感、自由に幸福に生きるためにより前著より詳しく書いていてより理解できた
    ・誰かに嫌われることは自由に生きている証拠である。
    ・自分の考えを持たず人に合わせる人は自分の発言に責任を持たないという意味で無責任である

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    2018年02月12日
  • アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ

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    ネタバレ

    現在、働かないと人は経済的に暮らしていけないため、働くか働かないかという選択肢は事実上ない。したがって、なぜ働くのかということを考える意味はあろう。
    アドラーは、「誰かが靴を作るとき、自分を他者にとって有益なものにしている。公共に役立っているという感覚を得ることができ、そう感じられるときにだけ、劣等感を緩和できる」と述べている。すなわち、人は働くことで他者に貢献すれば貢献感を持つことができ、そのことで自分に価値があると思えるため、働くことは自分のためでもある。その意味で、自分から働くことに意味はあり、働くことは生きることと密接な関係にあると言えよう。
    自分が仕事をするこ

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    2018年01月21日
  • アドラー心理学実践入門 ~「生」「老」「病」「死」との向き合い方~

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    アドラー心理学の本が、こんなに書店の棚に並べられるような時代になるとは思いもしなかったです。

    けっこう、悪用すると強力だと思うし、若干、危険に感じたりもするのですが、それでも、競争や闘争ではなくて、共同体感覚を中心にした考え方というのは、これから先、もっともっと大切になっていくものです。

    今、苦しい思いをしている人の苦しみの原因をさぐることができなくても、その苦しみをなんとか軽くすることができるならば、自分がそこにいる意味はあるのだと思います。

    この本自体は、若干、哲学よりです。
    わたしが今まで読んできたのは、教育関係のものだったので、どっちかというと実践よりでした。

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    2017年12月27日
  • 人生を変える勇気 踏み出せない時のアドラー心理学

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    ネタバレ

    【概要】
    アドラー心理学の第一人者の岸見一郎先生が個別の66の質問に回答する形式の本。
    個別では短いが、事例別だったりするので、具体的に自分や誰かを想像しながら読み進められる。

    【評価】
    59点(アドラーの難しい本の合間)
    【共有したい内容】
    ・大人になるということは
    「自分が決めなければならないことを自分で決める」
    「自分の価値を自分で決められる」
    「自己中心的な考えから脱却できている」
    ・「怒りは人と人とを引き離す感情」
    ・「対人関係の中に入っていく勇気は自分に価値があると思える時だけもてる」
    ・「どんな時に価値があると思えるかといえば、自分が貢献していると感じられるとき」
    【悪いところ

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    2017年12月24日
  • 幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵

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    ベストセラーになった「嫌われる勇気」、『幸せになる勇気」はアドラー心理学としてはかなり異端なのであるが、それは著者がギリシャ哲学をベースにアドラーの著書を解釈していたからなのだと、この本を読んで理解できる。

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    2017年10月01日
  • 人生を変える勇気 踏み出せない時のアドラー心理学

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    読みやすく実践的。「嫌われる勇気」で表されたアドラー心理学を実際の生活の中の悩みにあてはめると、こんな風に答えられるという本。多少スピンオフ感が否めないが、「嫌われる勇気」とは違うアプローチであり、異なる読者に届けられそうだ。

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    2017年09月18日
  • 幸福の条件 アドラーとギリシア哲学

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    元のタイトルは「不幸の心理、幸福の哲学」で、加筆してタイトルも変わっている。
    なのでアドラー心理学の幸福についての引用は多くない。哲学やエッセイなどからの原典を示した引用が豊富で、アドラー心理学から哲学に少し興味を持つきっかけになるかもしれない。

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    2017年09月07日
  • アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ

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    働くということをアドラーの視点から見る。

    幸せに働くにはどうしたら良いか。
    部下に対してどう、接したら良いか。
    決して怒らない。誉めない。感謝の気持ちとヨコの関係になる。
    共同体への貢献を感じた時だけ、ひとはその仕事に遣り甲斐を感じる。遣らされたり不本意なままやる仕事には決して幸せは見出だせない。

    至って、シンプルな考え方。何かを変えるのは最後は決断力と勇気なのかもしれない。

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    2017年06月30日