岸見一郎のレビュー一覧
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ネタバレ原因論では、タイムマシンがないので治せない。
劣等コンプレックス=自分が取り組むべき課題から逃げようとすること=過去の問題を理由にする。
見かけの因果律=因果関係がないところに因果関係を見出すこと
どうせ決めるなら、今、決める。決めると後悔するかもしれない。どんな決断をしても必ず後悔はありうる。
優劣コンプレックス=自分を優位に置きたい、という気持ち。=劣等感の裏返し。
価値低減傾向=部下の人格攻撃で、相対的に自分の価値を高めようとすること
断れないのは、自分の人生に責任を負いたくないから。他人に従っていれば、他人のせいにできる。
部下にありがとうという=部下は貢献感を持てる。
「同じ川に二度入れない」=慣れてくること。
嫉妬は、相手をモノと思っているから。自分のおもちゃを取られた、と同じ。
友情と恋愛の違いは、次を考えるか考えないか。
他者の共同体感覚を搾取する人=最初から他人の援助を宛にしている人。
共同体感覚とは、ソーシャルインタレスト=他者への関心。
努力を誉めないで結果を褒めると、可能性の中に生きてしまう。
対人関係に入っていく勇気は、自分が価値があると思えるときだけに持てる。貢献しているという事実を伝えるなど、他人の中に入っていける援助を勇気づけ、という。
自分が必要とされていないと考える老人は、何一つ断らないやさしい老人になるか、がみがみいう批評家になる。 -
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アドラー心理学の岸見先生の本。
なかなかに読み進めるのがつらい本だった。
岸見先生のファンでも講演会やセミナーで出会ったこともないのに、その先生のご両親、と思うだけで、つらくて切なくて。
親が後期高齢者なのでなにか参考になるかもと思って手に取ったが、リタイア。
p54
英語のlifeにはただ「生命」だけではなく、「生活」さらに「人生」という意味もあります。
p61
ここにいてもいいと思えることは大切なことです。帰らなくてもいいことがわかって以来、父は少し落ち着いたように見えました。
p65
しかし、重要なことは事実ではなくて、父にとっての真実です。
p71
何度も繰り返し語られる話は親にとって重要なことなので、その話はきちんと聞こうと思いました。
p78
(認知症になることによって)父は過去をなくしましたが、証人をなくした私も過去の一部をなくしてしまったといえます。 -
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アドラー心理学の本
自分の行動を顧みろって感じになる。
性格とか、過去の経験を原因として、物事から避けているけど、本当は物事を避けたくて、性格や過去の経験を持ち出しているだけである。
「ライフスタイル」=統一され結晶化された行動のパターン、問題や課題へのアプローチのスタイルは自ら選び取れるものであって、それを主体的に選んでいくべきである。
正直、個人的には内冗長と感じられるところが多いので「嫌われる勇気」の本を読めば、いいかな、と思う。
そっちの方が対話形式で圧倒的に分かりやすいし、この本で伝えたいことも同じだと思うので。
逆に嫌われる勇気とちょっと違うのは、少しこの本の方が、辛辣かな、、と。
神経症患者に対して、本当はお前自己中心的で迷惑かけてんだぞ、という文も。
(勿論、本当にやばい人にはフォローを入れてるが)
他の本や哲学者からの引用が多いので、補強しているのでしょうね。
他者を「敵」ではなく「仲間」とみなして「与える」「貢献」する。そうすることで貢献感を得られます
って言って、そりゃそうなんだけど、実際仕事になるとめちゃめちゃ難しいと思う、、
利害が対立するわけで、あちらを立てればこちらがたたずで、、 -
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書店の新書コーナーで手を取り購入。依然として不安が付き纏う現状からの脱却を期待して読んでみた。しかし、書いていることは至って当たり前のことで読みがいが無かった。
P40 「不安は仕事ができない原因ではなく、仕事をしないという目的のために使われる理由だからです。」
P67 「こんなふうに過去にとらわれて、あの時の経験が今の関係が良くないことの原因だと考えたら、どんなに努力しても良くないと考えて、今の関係を改善する努力をしなくなるかもしれませんし、そのように考える事は、先にも見たように今の関係が良くないことの責任を過去の経験に転嫁することです。そもそも、2人の関係なのに、1人の過去の経験が2人の今の関係がうまくいかないことの原因であると考えるのはおかしいでしょう。」
103「私が住んでいるマンションで騒音問題が起きたことがあります。早朝、深夜と壁を叩くような大きな音がするので苦情が寄せられていると言う管理組合名のチラシが、ポストに投函されていました。すべての住人に音を出しているのは自分かもしれないと思わせたいのです。孫を声に出す人がいるとは思いませんが、知らない間に大きな音を立てているかもしれないと不安になります。かくて、大きな音を立てないようにしようと気をつけるようになるので、マンションの静寂は保たれることになるでしょうが、大きな音を出すと通報されるかもしれないと言う不安や恐れを持たせると言うやり方を私は好ましいとは思いません。
198ページ「ヨーロッパには芸術は長く人生は短しと言う諺があります。このことわざの意味は二通りに解釈されます。1つは、芸術や技術を極める事は人の短い一生で難しいと言うことです。もう一つの、おそらくはより一般的な解釈は、作った人が亡くなっても、その人が作り出した作品は長く残ると言う意味です。」
215ページ
感情的な、あるいは気分的な怒りを三木
否定しますが、不正に対する怒りや、人間の尊厳を侵害されたときの怒りは否定していません。このような怒りは「私憤」ではなく「公憤」です。 -
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読書論は多くありますが大きく分類すると2種類あるように思います。
それは仏教の言葉を借りれば「有為の読書」と「無為の読書」の2種類です。
有為とは読んで字のごとく「~の為(ため)という意識が有る」という意味だと説明されることがあります。わかりやすい理解です。
それに対し、無為とはもはや何かのためという意識は超えています。
この本は「無為の読書」を勧める本であると言えます。そもそも読書とは散歩や人生そのものなど、何かのためにあるわけではなく、それそのものの喜びがそこにある。
そのような思想で書かれた本です。
資本主義社会という競争社会で生きていくためには少しでも武器になるものを得ようと有為の読書をしてしまいがちです。
しかし、読書とは本来有為の営みである必要はない。そもそも、目的などなくともよい行為なのだということを思い出させてくれます。
有為の世界で戦うことを余儀なくされる、または何等かの信念によって有為の世界で戦うことを選んだ人々に、無為の世界を思い出させてくれる一冊でした。 -
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親との付き合い方全般についての本かと思っていたら、介護を必要とする親との向き合い方に関する本でした。
最後まで読んでみると、『介護のための心理学入門』の改訂版だったことがわかり、なぜ介護中心の本だったのかは納得。
しかし、文章そのものは、今一つでした。
同じ著者の『嫌われる勇気』などを読んだときには気にならなかったのですが、この著者、文章があまり上手ではないのですね。
おそらく、『嫌われる勇気』のときには、よい編集者がついていたのだと思いますが、この本の編集者は、あまり力がなく、著者の文章を活かせなかったのだと思います。
内容的に、介護という重いテーマを扱っていて、決して読みやすいわけではないのに加え、文章がうまくないので、読みにくい本になってしまったように思います。
タイトルも、編集も、もっとやりようがあったように思います。
全体的に手抜き感がぬぐえない、という意味で、残念な本。
「著者の名前」と「アドラー心理学」の組合せだけで売れる、と安易に考えたのかも、と勘繰ってしまいました。