岸見一郎のレビュー一覧
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気になった部分の備忘録
自立の三つの条件
①自分で決められる
②自分の価値を決められる
③自己中心性からの脱却
子どもが失敗した時は子どもが責任を取る
子どもの人生に介入したくなるのは子どもを信頼も尊敬もしていないから
子どもに勉強を「させる」働きかけをすると…
親が忙しくなる。子どもが成功したことを自分の手柄、自分のおかげのように思うかもしれない。親に反発するために勉強しないということが起こるかもしれない。親の主導で入った学校を子どもが後悔した時に責任が取れない。
中学校を受験して合格したら子供の将来は約束されるわけではない。
勉強は子ども自身が取り組まなければならない課題であり、今し -
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古来さまざまな哲学者によって語られてきた孤独の受け止め方から、コロナ禍以降の現代の孤独をどう乗り越えていくか、そしていつか必ずやってくる絶対的な孤独・死をどう見つめるか…
日本のアドラー研究の第一人者であり、「嫌われる勇気」がベストセラーとなった岸見一郎さんの、2022年版アップデートされた孤独論です。三木清の著作から多く引用されています。
自分軸をもちながら、傷つくことを恐れず、仲間だと感じられる人と関係を気づいていくこと。未来も死も、「先のことはわからない」という点で同じであるならば、やはり今にスポットを当てて生きなければならないこと。好きでやりたいことがあり、やらなければ気が済まない -
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ネタバレ愛とは落ちるものではなく、能力であり技術である。
いつも難しい相手を好きになってしまう、出会いがないと言う、遠距離だから上手くいかないと言う、相手に性的魅力を感じなくなったと言う、親の結婚が不幸だから結婚しないと言う、全て、言い訳を探しているから。
運命の人は存在しない、運命の人がいるのではなく、この人は運命の人だと決めるというのが本当。
出会いがありさえすれば恋愛が成就するのではない。出会いを「縁」にまで高めることができれば、出会いは偶然以上のものになる。
「愛する」という行為があるだけなのに、それとは別に「愛」というものがあるかのように考えることが問題。愛は持つことはできず、経験さ -
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ネタバレ本書は私憤と公憤に関する本である。背景として「コロナ禍でオリンピックが強硬開催された」という事実に目を向けている。
他者に意見を合わせることを是としてはいけない。本書の趣旨はとても共感できる。全てを疑ったうえで最善を選択することは大事である。
一方気になることがあるので以降はどちらかというと本書に対するコメントとなる。
個人的に言えばオリンピックがあのカタチで開催されたことは良かったことだと思っている。あの時に判断されたこと、やったことはその後の人が集まるイベントの在り方を大きく変えることになった。それはより良い方向になっていると思っているからだ。とはいえそれに払ったコストは大きすぎる -
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ネタバレ原因論では、タイムマシンがないので治せない。
劣等コンプレックス=自分が取り組むべき課題から逃げようとすること=過去の問題を理由にする。
見かけの因果律=因果関係がないところに因果関係を見出すこと
どうせ決めるなら、今、決める。決めると後悔するかもしれない。どんな決断をしても必ず後悔はありうる。
優劣コンプレックス=自分を優位に置きたい、という気持ち。=劣等感の裏返し。
価値低減傾向=部下の人格攻撃で、相対的に自分の価値を高めようとすること
断れないのは、自分の人生に責任を負いたくないから。他人に従っていれば、他人のせいにできる。
部下にありがとうという=部下は貢献感を持てる。
「同じ川に二度