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不安の正体と脱却への道――不安とは、「未知、制御不能なものをコントロールしようとする時に起こる心の動き」とされています。それはコントロール不可能とされるもので、古代ギリシアでも楽観的に向き合う姿勢は捨てるべきとされてきました。では、私たちに不安を克服する術はないのでしょうか――。本書は、パンデミックや災害などによる不安が社会全体を覆う今、アドラー心理学の第一人者で孤高の哲学者である著者が不安の正体を問い直したものです。社会の不安のみならず、今この瞬間も多くの人が抱えている対人関係や仕事、病、死への不安を取り上げ、その原因と脱却への道を模索しました。キルケゴール、アドラー、三木清などの思想を手がかりに、不安に囚われず前を向く道を示します。
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年08月01日
著者は嫌われる勇気で高名な岸見一郎先生です。一般層向けの嫌われる勇気よりも引用が多かったり、やや言葉遣いが難しい印象はありました。思想そのものは考えさせられる内容で、特に人生におけるエネルゲイアや深淵についてなど、参考になる記述も多く読んで良かったと思います。
ただ、パンデミックの章についてはページ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月03日
嫌われる勇気を読んだので、こちらも読んでみました。
仕事や病気、死についてなどから来る不安に対してどう対処するかをアドラー視点で語っています。
引用が多く少し読みづらかったですが、名言的なものも多く助かる一文もありました。
もう少しわかりやすく書かれていると読みやすくストレスなく読めると思いました。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月14日
書店の新書コーナーで手を取り購入。依然として不安が付き纏う現状からの脱却を期待して読んでみた。しかし、書いていることは至って当たり前のことで読みがいが無かった。
P40 「不安は仕事ができない原因ではなく、仕事をしないという目的のために使われる理由だからです。」
P67 「こんなふうに過去にとら...続きを読む
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