不安の哲学

不安の哲学

968円 (税込)

4pt

3.4

不安の正体と脱却への道――不安とは、「未知、制御不能なものをコントロールしようとする時に起こる心の動き」とされています。それはコントロール不可能とされるもので、古代ギリシアでも楽観的に向き合う姿勢は捨てるべきとされてきました。では、私たちに不安を克服する術はないのでしょうか――。本書は、パンデミックや災害などによる不安が社会全体を覆う今、アドラー心理学の第一人者で孤高の哲学者である著者が不安の正体を問い直したものです。社会の不安のみならず、今この瞬間も多くの人が抱えている対人関係や仕事、病、死への不安を取り上げ、その原因と脱却への道を模索しました。キルケゴール、アドラー、三木清などの思想を手がかりに、不安に囚われず前を向く道を示します。

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不安の哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月01日

    著者は嫌われる勇気で高名な岸見一郎先生です。一般層向けの嫌われる勇気よりも引用が多かったり、やや言葉遣いが難しい印象はありました。思想そのものは考えさせられる内容で、特に人生におけるエネルゲイアや深淵についてなど、参考になる記述も多く読んで良かったと思います。
    ただ、パンデミックの章についてはページ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月12日

    不安をテーマにしているが、「今ここを生きる」、「あることで貢献している」など、本書も、他の岸見氏の著作に通底している要素は随所に散りばめられている。

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    Posted by ブクログ 2022年07月04日

    不安とは何か?という問いに対して論理的に解説がされており、ロジカルに理解をすることができた。感情を論理的に捉えることの大切さを学んだ。
    ただ、内容的にはそこまで面白くはなかった…

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    Posted by ブクログ 2022年03月03日

    嫌われる勇気を読んだので、こちらも読んでみました。
    仕事や病気、死についてなどから来る不安に対してどう対処するかをアドラー視点で語っています。
    引用が多く少し読みづらかったですが、名言的なものも多く助かる一文もありました。
    もう少しわかりやすく書かれていると読みやすくストレスなく読めると思いました。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月14日

    書店の新書コーナーで手を取り購入。依然として不安が付き纏う現状からの脱却を期待して読んでみた。しかし、書いていることは至って当たり前のことで読みがいが無かった。

    P40 「不安は仕事ができない原因ではなく、仕事をしないという目的のために使われる理由だからです。」

    P67 「こんなふうに過去にとら...続きを読む

    0

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