【感想・ネタバレ】定年をどう生きるかのレビュー

あらすじ

アドラー心理学が教える
よりよく生きるための幸福論

会社員ならいつかは経験する定年。お金や健康といった不安は、もちろんあるが、その問題の本質は対人関係の変化にある。慣れ親しんだ職場を離れ、自分と仕事や家族、社会との関係を再定義し、いかに貢献感を持ち、新たな人生を充実させるか。アドラーをはじめ、プラトン、マルクス・アウレリウス、三木清……哲学者が教える幸福で「ある」ために必要なこととは。

平均寿命が伸びることで、老いについてのイメージは変わってきている。
だからこそ定年をどう迎えるか、定年後をどう生きるかが、多くの人にとっての関心事となっている。
「定年後に何か仕事以外の生きがいをみつけなくてはいけない」、そんな焦りを感じている方も多いと聞くが、
そういった焦りは、「人の価値を「生産性」におくことをやめられない」というところからきているのである。
本書はそれを克服し、定年に対する恐れを乗り越え、慣れ親しんだ職場から離れても、自分に価値があると思える。
そんな勇気を読者に与える一冊である。

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Posted by ブクログ

あとがきのところに書いてある

> 今日という日を今日という日のためだけに生きる
> 定年について考えるということは、結局生きることについて考えるということです。

とあり、「生きる」ということに対して、アドラーの言葉を引用しながら色々解説してくれる本なのかなと思いました。

将来のことを心配しすぎても仕方がない。今ここを生きる。ということでは、禅に通じる考えなのかもしれません。

個人的に心に残った個所を2つ引用します。

> 感情的になって大きな声を出したり、まわりの人を叱りつけたりする人は、自信がないので、普通にしていれば自分が認められないと思っているから、感情的になることで上に立とうとするのです。アドラーはこのような人について「価値低減傾向」という言い方をします。他者の価値を低減することで、相対的に自分の価値を高めようとするという意味です。
> 競争に勝った人も次は負けるかもしれないといつも戦々恐々としています。競争は人間の精神的な健康をもっとも損ねる要因です。

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2019年11月27日

Posted by ブクログ

参考になった。
アドラーは凄い。
先のことを考えすぎない、心配し過ぎない。今を精いっぱい生きる。今幸せになる。
子供も一人の人間として対等に接する。束縛はしない。

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2019年09月14日

Posted by ブクログ

2025年55冊目。満足度★★★☆☆

電子書籍の積読(?)の解消の一環。定年と言ったって、特別これまでと違った生き方しなくてもいいよ、というのが結論

私は世間より早く、この段階に進み、上手く適応しているので、一般論の心配や懸念事項はあまり理解できないかな

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

アドラーの考え方から、定年後の生き方を説いたもの。

定年本は何冊読んだし、「嫌われる勇気」等のアドラー本も何冊か読んだが、どちらの観点でもちょっと印象が薄かったかな。。。

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2019年08月28日

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