アガサ・クリスティーのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレヘイスティングズの回想記の形で始まる今作。
その時点でワクワクする。
やっぱりポアロものはヘイスティングズ視点の語りあってこそ。
人物模写(モノマネってことでしょうかね?)をウリにするカーロッタ・アダムズのショーを劇場で鑑賞するポアロとヘイスティングズ。
カーロッタが人気女優ジェーン・ウィルキンスンを模写する場面で後方の座席から聞こえてきたのは、当の本人がその完成度に感心して上げた笑い声だった。
ショーがはけた後に訪れたホテルのレストランでポアロ、ジェーン、カーロッタが偶然にも一同に会し、そこから交流が始まる。
場をジェーンの滞在するホテルの一室に移した後、ポアロが相談されたのはジェーンの -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ今作もミスリードに繋がる、でも真実にも繋がり得る小さな手がかりが巧妙に散りばめられていた。
それらが中盤から一気に回収されまた新たな謎を生む…もう読む手が止まらない!
今回も登場人物の描写に楽しませてもらった。
特にジロー刑事のポアロに対する振舞いの嫌味っぽさ!ひとつひとつ表現力が秀逸だなと…いるよねこういう人。
マルトについては登場シーンでのポアロが受けた印象から、絶対にこの子怪しいよなとメタ読みしつつ、やっぱり最後は騙された!
人物の印象が二転三転するのもクリスティ作品の魅力だと痛感。
本編には関係ないが、ドラマ版ポアロの吹き替え声優の解説も興味深く読ませてもらった。
作品に真剣に向 -
-
-
Posted by ブクログ
アガサ、ポアロ、6作目。真崎義博訳
私の予想はことごとく外れた。最後の最後のドンデン返しはまたもや意外で興奮した。
友人ヘイスティングズと一週間の休暇のためイギリス南部の海沿いの街、セント・ルーを訪れたポアロたち。私立探偵は引退した、と宣言している矢先にポアロの目の前で、事件が起きそうな予感を嗅ぎ取ってしまう。若き美女ニックとその友人達、そして2、300年続く名家バックリー家ニックの遺産相続が絡む事件が始まる。
終盤、ポアロが犯人逮捕の為の喜劇のシナリオ内で、ヘイスティングズへのムチャ振り(霊能力で降霊術)がかなり笑えた。意外とポアロはお茶目なのだろうか。
ポアロの真犯人への態度(死を選ぶ選択 -