アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 七つの時計

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    ネタバレ

    チムニーズ館の秘密に続きこちらも上流階級の言葉遣いが悪すぎてドン引き。まあ若手エリート外交官達が見たままの「ぼんくら」揃いでなかったのには安堵した。ダイイングメッセージでこっちが犯人だな目星をつけた状態で読んだので格闘も自作自演感がわかりやすかった。途中で自分が絞首刑になる運命とか言っているし。セブンダイヤルズの会合でロニーを事故死に見せかける噂が流布されて、それなら心配ない、と言うようなコメントが出ていたのは矛盾に見えるけど…
    ポンゴが地味に好き。「私はなんと言われようと平気ですが」と平然と言ってのけるバトル警視の渋いキャラクターが好きだったのに、最後の現実離れした派手派手展開に驚愕。バンド

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    2022年08月15日
  • クリスマス・プディングの冒険

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    アガサの短編を読むのは火曜クラブに続き2作目になる。

    もちろんトリックとそれを紐解くロジックは秀逸で、特に題目にもなっている「クリスマス・プディングの冒険」は感動すら覚える。

    しかし逆にこの素晴らしい短編集のおかげで、自分はミステリは長編の方が好みだということがわかった。十重二十重に人間の思惑が錯綜し、そこに妙味を感じるのである。

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    2022年03月25日
  • 教会で死んだ男

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    初めてのアガサクリスティーだった。基本的に海外作品は読まないため、人物把握が難しかった。海外の名前は馴染みがあまりないし、登場人物が多くなると日本の作品以上に状況をうまく理解できない所があった。
    しかしこれが、アガサクリスティーかという感慨もあり面白さがあった。

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    2022年03月20日
  • 複数の時計

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    アガサ・クリスティー。ポアロシリーズ。
    盲目の教師の家でタイピストが謎の男の死体を見つける。
    現場には謎の複数の時計が置かれていた。
    ポアロシリーズではあるがポアロの出番は少なく、ぽっとでの情報部員が語り手となり進んていく。
    正直平凡以上のできではなく、複数の時計の意味も拍子抜けで、情報部員側の任務も、なぜ混ぜたのかわからないできでした

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    2022年03月18日
  • ホロー荘の殺人

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    いわゆる「ポワロもの」であるが、その主人公であるはずのポワロがほとんど登場しない珍しい一冊。殺人トリックは単純だし、謎解きとしての面白さはあまりない。しかし、登場人物たちの心理描写が丹念に描かれていて、推理小説というより、一種の恋愛小説として面白く読める佳編。何度も映画化されているのにも納得させられるものがある。

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    2022年03月17日
  • シタフォードの秘密

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    ダートムアを舞台に、登場人物がアーサー・コナン・ドイルに言及するなど、バスカヴィル家の犬を始めとするシャーロック・ホームズ作品へのオマージュ(脱獄騒動、赤の他人の男女が血縁のふりをする、消えたブーツ、ヴァイオレットという名の女性他)が散りばめられた楽しさのある作品。クリスティ作品の中でも特に登場人物が多いほうと思われる。重婚問題などは無理に入れたかったのか回収しきれていない印象で若干散らかっているがトリックはシンプルでストンと落ちた感じ。

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    2022年03月13日
  • ねずみとり

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    戯曲ってあんまり好きじゃないんですよね

    (衝撃の告白からスタートしております)

    高校生くらいの頃かな?
    文学青年きどりたいわたくしはシェイクスピアも有名どころはほとんど読んだんですよ
    でもその頃からダメだったんですよね
    んでもそれって固定観念や先入観あるいは単なる無知から来てたということが今となっては分かっていて、あれから何十年もだった今改めて読んだら何か変わっているかな?と考え
    土瓶さんにお勧め頂いたのももしかして転機となるかな?と思ったのですが…

    結論を言うと三つ子の魂百までというやつでした(★3の時点でわかる)

    ではなぜ戯曲があまり好きではないのか?ということなんですが…
    まずは

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    2022年02月27日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    殺人の過去を再現せよ。

    妻の様子を見てほしいとドクター・ライリーを通じて考古学者に依頼され、看護師のレザランはバグダットに向かった。不思議な魅力を持つルイーズ・レイドナーは不安定な様子を見せ、周囲の空気も何かピリピリとしている。ルイーズが昔の夫からの脅迫状に怯えていることをレザランは知ったが、その後ルイーズは殺されてしまう。犯人は死んだはずの昔の夫なのか?

    ドクターに頼まれてレザランが書いた手記という形で表された作品。『アクロイド殺し』を知っていると警戒してしまうが、そんな警戒心もあっけらかんとした書き出しで解けてしまう。バグダットへの第一印象と心の変化。遺跡発掘への無関心と調査団や現地で

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    2022年02月23日
  • リスタデール卿の謎

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    何かしらのミステリー風味はあるのだが、事件っぽい事件ではなく、何かしら不思議な事象が発生してそれに対して何かしらの解決が行われるよ、というような話。
    他のクリスティ作品とは大分テイストが異なり、どちらかというと本格でない、今風のミステリー作品にクリスティが挑戦してみました、という印象を受けた。

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    2022年02月10日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    毒針を使った空の密室殺人を暴け。

    パリからロンドンに向かう飛行機の中で殺人が起きた。凶器は落ちていた毒針。飛行機内で蜂を見たという人も現れる。ポアロは犯人を見つけられるのか。

    乗り物全般が苦手なのかポアロ。この当時、もしかして飛行機での旅行は珍しいものだったのか。吹矢で毒針を飛ばすなんてありなのか。トリックや犯行にはなんだかピリッとしない感じがある作品。

    しかし最後まで止まらずにページをめくり続けてしまうのは、会話が面白いから。いい加減なマスコミ、パリで出会った2人の進展、あれこれと語り合うポアロと警部たち。さらに登場人物の独白も面白い。犯人とわかってからその人物の独白を読み返すと、ここ

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    2022年02月08日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    アガサクリスティー。ポアロシリーズ。
    学生寮で盗難事件が相次ぎ、その後寮生が殺される。
    ストーリーはポアロよりもシャープ刑事がメインで追っていき出番が少なく感じた、また寮生が次々と登場し、事件についての情報を小出しにだしていくので、事件を頭の中で組み立てにくく感じた

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    2022年02月02日
  • もの言えぬ証人

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    ポアロもの。

    資産家の老婦人・エミリイから命の危険を訴える手紙を受け取ったポアロ。
    ですが、差出人のエミリイは手紙が届く二か月前に死亡していて・・。
    巨額の遺産を、親族ではなく付添婦のミス・ロウスンに残す旨遺言状変更した理由とは?そして、エミリイが死亡する前に起きた階段落下事故は偶発的なものだったでしょうか?
    ポアロ&ヘイスティングズが、真相解明に乗り出します。
    事情を探る為とはいえ、ポアロが身分詐称はするわ、嘘話はするわ、誘導尋問はするわ、盗み聞きはするわで何でもアリなやり方に、若干引き気味のヘイスティングズでしたが、彼とエミリイの愛犬・ボブとのやり取りには癒されました。(ボブの台詞部分は

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    2022年01月30日
  • もの言えぬ証人

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    ポアロが届いた手紙に興味を持って依頼人を訪れた時には、既に依頼人は死んでいた!?
    依頼人がいない中でポアロが試行錯誤、情報を集め推理していきます。犬のボブが賢すぎる✨✨

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    2022年01月28日
  • 魔術の殺人

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    アガサ・クリスティーの描く人物がすきだなあと思う。みんな魅力的で個性的。読み進めていくと、じわじわだったり突然だったりするけれど、第一印象から印象が全然変わってしまう。
    今回ミスマープルはなにか不吉なことが起こりそうだというある屋敷に潜入する。そこにはやっぱり変なひとや魅力的なひとがいて、読み終わる頃にはみんなのことがなんだか好きになっている。
    アガサ・クリスティーの作品は、ミステリーだけどヒューマンドラマでもあると思うのだ。

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    2022年01月28日
  • 動く指

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    ネタバレ

    マープルものということで読み始めたのに、ミスマープルは第十章まで出て来なくてびっくりしました。でも出て来た途端にその場にすっかり溶け込んでるのはまさにミスマープルといったところで…。
    主役の兄妹もチャーミングで、ふたりしてプロポーズを断られてしょんぼりしてるところはほっこりしましたね。少女漫画的展開も楽しめました。

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    2022年01月28日
  • 死の猟犬

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    アガサ・クリスティにしては珍しく、超自然的な事柄を扱う短編集。特に1つ目を読んでいるときは、解決編が出てこなかったためちょっとびっくりであった。
    どちらかというと純文学的なテイストを感じる作品で、クリスティ女史としてこんなのもかけるんだよ、と主張している作品にも感じられた。

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    2022年01月25日
  • チムニーズ館の秘密

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    トリックとかは想像もつかなかったけど、登場人物の素性とかはヒントも多く途中で分かった。クリスティーらしい展開だったと思う。
    解説にもあったが、当時の英国や欧州の情勢が漂った作品だった。

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    2022年01月24日
  • ハロウィーン・パーティ

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    やはりポアロには敵いませんでした。

    誰が犯人でどうやって事件を進めていったのか、動機はなんなのか。
    自分なりに考えを持ちながら読み進めていったのですが、ポアロに種明かしをされるまで、犯人にたどり着くことはできませんでした。脱帽です。

    ミステリー小説は多くあるが、"実は時系列が違いました"、"実は女性でした"など"実は○○でした~"という終わり方が多いように思う。

    でも、この一冊は本当にポアロと一緒に事件を追っていくことができ、事件を解く鍵も平等に与えられていく。それがとても面白く、読むことに没頭してしまった。

    こういうのを正統

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    2022年01月22日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    アガサの未発表作であった中編を出版したもの。
    ポワロは相変わらずポワロだけど、謎解きのエビデンスがすくなく中編のせいか裏付けに乏しい。
    未発表たる所以はそのあたりにあるのかなぁ。

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    2022年01月18日
  • バートラム・ホテルにて

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    アガサクリスティー。ミスマープルシリーズ。
    古き良きバートラムホテルにて神父の失踪事件がおこり
    ついでドアマンが殺され事件が起こる。
    ミスマープルはあくまで宿泊客のひとりという立ち位置で
    物語はデイビー刑事が引っ張っていく
    マープルの出番が少なく、いつものセントメアリ・リードの推理方法が見受けられないのでマープル好きには物足りないと思った

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    2022年07月01日