アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“身上相談探偵(?)”、パーカー・パインを主人公とした連作12話の短編集です。
「あなたは幸せ?でないならパーカー・パイン氏に相談を。」
↑こちらの広告にホイホイされて、パーカー・パイン氏の事務所を訪れた人達のお悩みを、パイン氏の指示を受けた事務所のスタッフ達があの手この手で解決していく展開です。
この、“チーム・パイン”のメンバーとして、ミス・レモンやオリヴァ夫人といった、ポアロものにもちょいちょい出てくるキャラが登場したりというサービス(?)も嬉しいですね。
様々な立場の人々の、あらゆるお悩みを、“今度はどんな筋書きで解決するのかな~”と、何だか大掛かりなドッキリを思わせるような仕込みっ -
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Posted by ブクログ
学生寮で働くハバート夫人から、寮で頻出する盗難事件の相談を受けたポアロ。ほどなく寮生の一人が名乗りでるが、皆の前で罪を告白した翌日にモルヒネを飲んで死んでいるのが発見される。連続盗難事件のなかで彼女が「自分のしわざではない」と否定したいくつかの品が謎を解くカギになるとポアロは捜査をはじめる。
移民というか留学生に対する世間のイメージがテーマになっていて、誇張されたキャラクターがたくさんでてくる。でもクリスティはセリフから性格を読み取らせるのが抜群にうまいので、自然と寮生たちのキャラをおぼえてしまうのがテクニシャンだ。学生同士の会話が昔の少女漫画のようだった。 -
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Posted by ブクログ
最近チョコレートの出てくる話にはまっているので、「チョコレートの箱」という短編目当てでこの短編集を読むことにした(以前NHKの「グレーテルのかまど」でこの話が紹介されていた)。ポアロがベルギー人だということも思い出し、催事でベルギーのチョコを買ってしまった。
短編が14話入っていて、色々な話が楽しめる。
『ポアロ登場』というタイトルだが、初登場シーンがあるわけではなく、「ポアロ参上」というところか。どの順番で読んでも問題ない。ポアロ&ヘイスティングズはホームズ&ワトソンを彷彿とさせる。
しかし、展開が早いため、私が登場人物を把握する前にポアロが事件を解決してしまい、犯人の名前を -
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Posted by ブクログ
クリスマスに見つけて、お正月に読み終わりました。
ミステリーではなくてもクリスティはクリスティ。それが一番の感想です。ただし、全編ショートショートと言えそうな長さなので、この長さが私のクリスティ感と違うところです。全編に注がついています。その注を確かめると、ほとんどが出典としての聖書。どこに書かれていることを典拠としての話なのか、ということでした。これは、聖書を手元に置いて読むと、もっと理解が深まるのでしょう。
典拠を示した注ではなかったのが「いと高き昇進」。聖者についての解説です。この注を確かめて思ったのは、聖人の大部分が、日本でいえば鎌倉時代ぐらいの人々だということ。聖人とは、ひょっとする -
Posted by ブクログ
殺人を犯した“かも”しれないという依頼人の登場で始まる死体なき殺人事件。当人に自覚のない殺人事件とはー?
年寄り扱いされたことを根に持ち、オリヴァ夫人の趣旨のぼやけた会話にうんざりするポアロは人間らしく魅力的なキャラクターで、ポアロに合わせてついつい他の登場人物にも感情移入をしてしまう。始めの4/5でゆっくりと謎や設定をばら撒き、最後にパズルのピースを勢いよく当てはめていくようなストーリー展開で、ポアロと共に謎を解明したい人向け。灰色の脳細胞を持つ名探偵に圧倒されたいなら短編集?久しぶりにアガサクリスティの作品を読んだので、こんな感じの作風だったかなと少し違和感を覚えたが、どんでん返しの展開は