アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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購入済み
なるほどね
証人尋問だけで解決させるポアロのお手並みは見事なものだけど
それを推理小説にするとこうなるのかという感じで
ミスリードといったら良いのか肩透かしといったら良いのか
私にとってはスッキリしなかった。 -
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ネタバレオリヴァ夫人登場!
子どもたちのために企画されたハロウィーン・パーティーの準備中に「あたし、前に人殺しを見たことがあるのよ」と言い出した少女が、パーティーの最中に殺される。
それもりんご食い競争で使われたバケツに頭を突っ込まれての溺死!
りんご好きのオリヴァ夫人、ミステリ作家のオリヴァ夫人、自分の関心を引くためにジョイスはそんなことを言い出したのに違いない……
旧知のポアロに助けを求め、物語が始まる。
この出だしがもう素晴らしい。
オリヴァ夫人といえばちょっとおかしな、ものすごく個性的な中年女性というイメージだけど、それだけではないんだよね、と改めておもった。『象は忘れない』のオリヴァ夫人と -
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ノンシリーズ。
植民地帰りの元警官・ルークは、列車内で偶々同席した老婦人から彼女の住む村で連続殺人が行われていると聞かされます。翌日、その老婦人が車に引き殺され、さらに彼女が“次に殺されるかもしれない”と危惧していた医師が死亡したニュースを見たルークは、真相解明の為、件のウィッチウッド村に赴き、独自に調査を開始しますが・・・。
“THE・英国の田舎の村”といった感じの、村人同士が互いを監視し合っているような閉塞感や、村人たちのクセの強さ等、小さい村ならではの“一筋縄ではいかない感”を書かせたら達人級のクリスティーですが、いかんせん登場人物が多くて、ルークの地道な聞き込み場面では何度も巻頭の -
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ネタバレ古代エジプトでも連続殺人は起こる。
父親が若い愛妾を家に連れてきた。彼女の態度に家の者たちが反感を募らせる中、彼女は亡くなった。そして続く不幸。夫を亡くして実家に帰ってきていたレニセンブの運命はいかに。
いや古代エジプトの意味あったかな、と言ってはいけないのだろうけど、クリスティーがエジプトにハマっていたことは伝わる。しかし別に古代エジプトでなくてはいけない理由は特になかった。だからこそ普遍的なミステリは時代も場所も選ばないんだなぁと思う。多分実写化するならセットを組めばロンドンでも東京でも大丈夫な古代エジプト。
気の強い義姉、気の弱い兄、自尊心の強い兄、おっとり静かな義姉、我儘で自惚れ -
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ネタバレクリスティーの個性あふれる短編をご賞味あれ。
表題作はマン島の観光客誘致のために書かれた懸賞小説とのこと。当時は新しい手法だったかもしれないが現代では割とポピュラーなイベントとも取れるだろう。しかしクリスティーが参戦するとは豪華だ。ほかにもバラエティに富んだ短編が収められている。ポアロもあればクィン氏も。
「崖っぷち」や「壁の中」にはメアリ・ウェストマコット名義の作品群に通じる静かな狂気を感じる。「愛犬の死」は愛犬家なら共感するのだろうか。「クリスマスの冒険」は若者たちとポアロの交流も微笑ましい活劇風。「名演技」は劇作家の面が強く出た作品で、ちょっと誰かに演じてもらいたくなる。 -
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Posted by ブクログ
ノンシリーズ。
紀元前二千年のエジプトが舞台という異色の設定ではありますが、良い意味で“いつものクリスティー”ともいえる、人間ドラマ&ミステリを楽しませて頂きました。
墓所守をしている一族の長・インホテプが、北方からノフレトという美貌の愛人を連れて帰ってきたことから一族内の空気が不穏なものに包まれていきます。
インホテプの娘・レニセンブの胸騒ぎも虚しく、ある日ノフレトが墜落死してしまい・・。
ノフレトVS一族の妻女達のバチバチの対立から、ノフレトの死を皮切りにしての連続不審死。
その真相は、殺人のトリック云々ではなくて“まさか、あの人が!?”という、“印象操作”的な目くらましで見事に騙され -
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天涯孤独になったアンがロンドンの地下鉄で遭遇した事件をきっかけに、好奇心に駆られアフリカに行く
お転婆お嬢様系ヒロインの冒険活劇
思い立ったらすぐ行動するヒロインの性格のおかげで飽きることなくさくさく読める
けど自分と似たものを感じるからかヒロインにそこまで魅力を感じなかった…
脳の大部分は3歳頃までに完成するのに対し、私たちの行動に抑制をかける働きを持つ前頭葉は20代で完成する
だからアンのようにリスクを顧みず行動できるのはやはり若いうちだけなのだと思う。私もまた然り
でも個人的にはメリットのほうが多い気がしている
しばらくは人に迷惑をかけない範囲でやはり思うがままに生きていきたい
(今 -
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ネタバレリスタデールという名前の響きが好きだが、話がうますぎてちょっと気持ち悪い、と思いながら次の「ナイチンゲール荘」を読むと迫力のある結婚詐欺の話で、一作目もあのままじゃ済まないよねという不安を引き起こさせる配置の妙を感じた。「ナイチンゲール荘」はサスペンスの典型的な題材ながらスピードと緊迫感がすばらしい。ただし結末はもっと普通でよかったのではと思う。「事故」が突出して後味の悪いシリアスな作品でこの中では異色作と言える。最後の「白鳥の歌」というタイトルとトスカへのこだわり、イタリア人歌手の話が出たところで結末が読めたけれど短編集の締めにはふさわしい。他は割と締まりのない似たような話が続くが「エドワー