アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 愛の探偵たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おなじみの探偵たちにまた会える。

    「三匹の盲目のねずみ」大ヒットした劇「ねずみとり」の原作だそうで。確かに「ねずみとり」の方がこなれた感じがしたかも。

    「奇妙な冗談」若いカップルがミス・マープルにした相談は、マシューおじさんが遺したはずの宝物の場所。自分の知り合いのヘンリーおじさんについて楽しそうに語るミス・マープルが示した、マシューおじさんの遺産とは。思い出話で若い人をうんざりさせるミス・マープルを思い浮かべると思わず微笑んでしまう。ハッピーな結末も素晴らしい。

    「昔ながらの殺人事件」スペンロー夫人が殺された。警察から話を聞かれたミス・マープルは、いつものように思いを巡らし、そしてちょ

    0
    2021年06月18日
  • 黄色いアイリス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロにミス・マープル、パーカー・パイン、花束みたいな短編集。

    ポアロものは「バグダッドの大櫃の謎」「あなたの庭はどんな庭?」「黄色いアイリス」「船上の怪事件」「二度目のゴング」の5つ。パーカー・パインが「レガッタ・デーの事件」「ポリェンサ海岸の事件」の2つ。ミス・マープルは「ミス・マープルの思い出話」、そして幻想小説「仄暗い鏡の中に」が収録されている。

    「仄暗い鏡の中に」鏡の中でシルヴィアが婚約者に殺されそうになっていたのを見たので、あの日、私はシルヴィアに彼と別れるように言った。そしてシルヴィアと結婚した私は、彼女の首を——。謎解きなどない幻想小説。なんてことはない話だが、こういうもの

    0
    2021年06月18日
  • カリブ海の秘密

    Posted by ブクログ

    いいねぇ、この不穏な空気のリゾート地!
    定番のクリスティーって感じです。
    私はポアロ派なのですが
    読んだらやっぱりマープルもおもしろい。
    捜査権がない老婦人だから
    より「聞き込み」重視になるわけね。

    被害者の視線の先に殺人者が…って
    それなりに推理して読んだけど
    見事に手のひらで踊らされました。
    どのカップルもそれぞれ怪しいんだもん。

    0
    2021年06月16日
  • 七つの時計

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒険もロマンスも盛りだくさん!

    ジェリー・ウェイドが眠ったまま亡くなり、寝坊助のジェリーを驚かせるための悪戯だった時計7つが並べられているところから物語が始まる。同席していたロニーが死に、それを間近に目撃したバンドルことアイリーンは事件に首を突っ込む。ロニーが言い残したセブン・ダイアルズとは。友人ビルやその友人であるジミー、ジェリーの妹ロレーンと組んで作戦を立て、セブン・ダイアルズの秘密に踏み込もうとするバンドルだが、バトル警視も何やら作戦を実行してるようで——

    バンドルと一緒にハラハラドキドキするのがとても楽しい。秘密結社セブン・ダイアルズの集会に潜入するところなど、行動家バンドルの本領

    0
    2021年06月09日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世紀の発明を狙ったのは誰だ。

    戯曲版を読んでからこの小説版を読む。戯曲版との最大の違いは場面転換があること。舞台の上では読書室ですべてが展開する。しかし小説は、この屋敷に向かうまでのポアロが冒頭で登場する。これで一気に物語はポアロのものとなる。舞台の上の登場人物の誰が怪しいかを自分で追うというより、ポアロの灰色の脳細胞の働きを追うという読み方に変わる。地の文で情景が語られる方が自分にとって読みやすかった。

    0
    2021年06月06日
  • 第三の女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私が犯したらしい殺人について。

    若い娘が訪ねてきて、自分が犯したらしい殺人についてポアロに語る。それ以上の情報を得られなかったポアロだが、捜査を進めていく。彼が行き着いた真相は。

    ノーマは正常なのか? 本当に殺人を犯したのか? 探偵作家のオリヴァ夫人とポアロの2人の語りで進められていく物語。容疑をかけるにふさわしい人物は何人も出てくる。老いたポアロの目を通して語られる「最近の若い者は」論も面白い。クリスティーお得意の入れ替わりも健在。入れ替わった人物やノーマが犯人ではないことはなんとなく勘で当てられるが、細かい推理はできず。

    0
    2021年06月06日
  • 謎のクィン氏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人生に降りかかる悲劇と祝福と。

    ハーリ・クィン氏は人間なのか? 読み進めるにつれて、「死」とかとにかく人間外の存在ではないかと思い始めた。答えは書いていないけれど。ありえないところに抜群のタイミングで現れるクィン氏。サタースウェイト氏を促し、事件の解明に導くクィン氏。その正体はわからないけど、幻想的な雰囲気に飲み込まれ、なんとなく納得してしまう。自分は脇役、人生の観察者だと自称するサタースウェイト氏だから、クィン氏に会えるのかもしれない。人生に降りかかる悲喜劇のこんがらがった筋に演出をつけるクィン氏に。

    0
    2021年06月06日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ポアロ
    なんだろう、つまらないってわけでもないのだが、すごく面白いってこともなかった。殺された人がぞんざいに扱われてる感じで気の毒に思う。飛行機に乗り合わせただけの女性に「びっくりするほど不美人」なんて言われるなんて。
    乗客の持ち物リストにある「書籍『無益な経験』(この国では発禁)」が気になったけど、もちろんストーリーには何も関係なかった。

    0
    2021年06月04日
  • 書斎の死体

    Posted by ブクログ

    今だったらすぐバレてしまうのでできないトリックだった
    バントリー夫人のマープルさんへの信頼が芝居がかってて好き あらぬ方向にすごいのよこの人!とか言ってて 突然降りかかってきた不幸にめげずに明るくたくましく向かっていっててそこも好き

    0
    2021年06月02日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    友人の不審死をめぐって三人の男女が調査を行うが…ポアロの捜査方法に慣れていると、どうにも真相に近づいているように思えずもどかしい…。最後のポアロの謎解きはすばらしいが、読者に手がかりが全て開示されているわけではないので、殺人の動機は、確かにパズルのピースはぴたりとはまるが、しっくりこない。

    0
    2021年05月24日
  • 死の猟犬

    Posted by ブクログ

    アガサ・クリスティの幻想怪奇短編集。
    表題作を始めとする不可思議な物語の詰め合わせで、読後も結局あれは何だったんだろう…と呆けてしまう。
    真相が分かるようで分からないといった宙ぶらりんの状態。
    このもやっとした感覚、悪くない。
    それと「検察側の証人」の結末には見事にやられた。

    0
    2021年05月23日
  • ハロウィーン・パーティ

    Posted by ブクログ

    ハロウィーン・パーティーでの事件。アリアドニ・オリヴァが登場する作品。本で読んだ後に映像を見ると面白さが増幅するように思う。

    0
    2021年05月21日
  • 教会で死んだ男

    Posted by ブクログ

    ポアロの短編が11篇とミス・マープルの短編が1篇、ポアロでもミス・マープルでもない怪奇ものの短編が1篇の短篇集。ポアロは映像で見たことがあった話だった。やっぱりヘイスティングスが出てると面白い。1番好きなのは、ミス・マープルの短篇「教会で死んだ男」。映像があれば見てみたい。

    0
    2021年05月21日
  • 無実はさいなむ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイツが犯人だと思っていた頃に戻れたら。

    ある家族のもとにもたらされた知らせ。それは母を殺したのはジャックじゃない、というアリバイの成立。ジャックじゃないなら、誰なのか。疑心暗鬼に陥る一家、犯人を探そうとする者、隠そうとする者、庇おうとする者、確実に崩壊の足音がしていた。

    BSで一度ドラマを見たはずなのに、犯人もすっかり忘れていたおめでたい頭。なんだか坐りの悪い話。むずむずするのは、登場人物が皆「良いことをしようとしている」のに、どんどん不幸を招いているからか。クリスティーは相手を損なう善意をここまで書くのが素晴らしい。はっきり言って免罪を知らせにきたキャルガリは、この一家の問題にここまで

    0
    2021年05月17日
  • ねずみとり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスティーの伝説の劇作品をどうぞ!

    雪に閉じ込められた山荘、謎の宿泊客たち、ラジオから流れる殺人事件のニュース、そして起きる殺人。すべてが馴染みのあるミステリ劇。もちろん、クリスティーの時代は新しかったのかもしれない。でも今となってはオーソドックスだからこそ、この劇がロングランした理由がわかる。ちょうどいいのだ。舞台で見てみたいと思う。舞台の上の世界にのめり込み、真相にびっくりしたい。

    0
    2021年05月17日
  • ブラック・コーヒー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリの劇場にご招待。

    薬瓶の箱、金庫から盗まれた方程式、一瞬の暗闇で起こる殺人、ポアロの推理は?

    クリスティーの戯曲は初挑戦。表題作「ブラック・コーヒー」は、方程式の書かれた書類はどこに隠されているか、また犯人はどうやってコーヒーカップに毒を入れたか、を考えながら読む。実際の舞台で見た方がもしかして盛り上がるかもしれない。キャラクターが立っているのは、いつものクリスティー。

    「評決」は、お金よりも学生の学問への情熱を大切にする教授と、その病める妻、一緒に亡命してきたらしいいとこ、教授に横恋慕し個人教授を願い出るお金持ちの娘、話好きのお手伝いというメインキャラクターの人間関係が肝。犯人

    0
    2021年05月17日
  • ポアロ登場

    Posted by ブクログ

    いわずと知れた名探偵ポアロの短編集。
    全14話、1話あたり30頁ぐらいしかないのでサクサク読める。
    自惚れ屋で癖のあるポアロと、彼に振り回されがちな相棒ヘイスティングズ。
    2人の掛け合いも見所。
    特に「チョコレートの箱」で見せたヘイスティングズの密かな逆襲が微笑ましい。

    0
    2021年05月17日
  • エッジウェア卿の死

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夫を殺してでも離婚したいと言った女優は、果たして犯人なのか?

    ポアロはエッジウェア卿との離婚を望む女優のジェーンと関わり合う。ポアロが訪ねた日の夜にエッジウェア卿は何者かに殺された。犯人はジェーンか、秘書か、娘か、甥か、それともそのほかの人物か。ジェーンの人物模写をしていた駆け出しの女優カーロッタも不審な死を遂げ、ポアロの推理も迷宮行き——?

    何も考えなければジェーンが犯人だけど、そんなことはなかろうと思って疑っていき、結局ジェーンが犯人。ポアロが警察に何も言わなかったら第三の殺人は起きなかったのでは、とか言ったらポアロに厳しすぎるか。何も考えていなさそうな女優が、実は用意周到に演技して周

    0
    2021年05月10日
  • ハロウィーン・パーティ

    Posted by ブクログ

    嘘つきが「殺人を見た!」と発言。誰しも冗談と思っていたが、発言した少女は何者かに殺されてしまい……という話。

    0
    2021年05月05日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    飛行機という密閉空間で起きる殺人。トリックは想像していたよりも驚くようなものではなかった。読後感としては物足りなく感じるが、ロマンス要素として、ポアロに振り回された?ジェーンが最後には幸せになってほしいとつくづく思う。

    0
    2021年05月01日