アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ねじれた家

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    ネタバレ

    アガサは予想が全然当たらない印象があったけれど、初めて犯人どころか動機や証拠に対する行動など全部当たった!嬉しい……!!
    ちょっと紹介文、「ねじれた家に住む性格のねじれた人達」って誇張しすぎてて、そこに惹かれて読み始めたから共感できる至極真っ当な人が多くて残念。あと、ねじれた家やお祖父さんの顔など、あんまり想像できなくて登場人物がマープルシリーズより生き生きしてない印象はある。残念……。
    解説者の言う通り、他人の生活を覗き見るのは楽しくて堪らない……!でも、あの二人は私も犯人だと思っていなかったから捕まった時は「こんなにわかりやすいのに!?なぜ!?主人公自分でヒントまで言ってるのに!?」ってな

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    2021年04月04日
  • ポアロ登場

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    ポアロの短編集。
    読むのに何だか集中出来ず凄い時間がかかってしまった。
    登場人物が誰が誰でと混乱してしまったり、せっかくポアロが謎解きを披露してくれてるのに理解出来ないところがあったりして、自分の灰色の脳細胞は死んでるなと思った。

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    2021年03月30日
  • 茶色の服の男

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    アンの気持ちがよくわからなくてどうなってるのってなった レイバーンに対する気持ちが突然すぎて、エッてなってるうちにてんやわんやでハッピーエンドだった
    ペドラーさんやブレア夫人もおもしろくはあったんだけど、ブレア夫人の初対面であれは嫌じゃない?
    ボスが愉快な人物だったのでそこは面白く読めた

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    2021年03月29日
  • 青列車の秘密

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    ネタバレ

    ブルートレインの中で起こった
    殺人事件。
    怪しい人ばかりの中でまさかの犯人でした。

    てっきり殺人と宝石泥棒は違うと思ってたのに…

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    2021年03月26日
  • マン島の黄金

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    新聞や雑誌等、様々な媒体に掲載されたきり埋もれていたクリスティーの作品を拾い集めてきた、短編集12話が収録されています。
    内容もバラエティに富んでいて、マン島(グレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶ小さな島)の観光PRの為に書かれた表題作の「マン島の黄金」のような宝探し系の話もあれば、ポアロもの2編「クリスマスの冒険」「バグダッドの大櫃の謎」や、“謎のクィン氏”のクィン&サタースウェイトが登場する「クイン氏のティー・セット」などなど、まさに“拾遺集”というか、“お徳用詰め合わせ”といった感じです。
    個人的なお気に入りは、痛快ドッキリもの「名演技」、ほっこりロマンス「孤独な神さま」が好き

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    2021年03月13日
  • 三幕の殺人

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    引退した俳優が主催するパーティで、老牧師が不可解な死を遂げた。数カ月後、あるパーティの席上、俳優の友人の医師が同じ状況下で死亡した。俳優、美貌の娘、演劇パトロンの男らが事件に挑み、名探偵ポアロが彼らを真相へと導く。ポアロが心憎いまでの「助演ぶり」をみせる、三幕仕立ての推理劇場。

    読み終えてから、タイトルの上手さに舌を巻いた。最初から最後まで読者は演劇を見ている観客だったんだなあ。語り手や主人公が犯人というのはいまやそこまで珍しくないけれど当時はどうだったんだろう。てっきり証拠隠しに走ろうとしたメイドが怪しいと思ったものの動機が分からず悶々としていた私です。クリスティの登場人物って俳優とか女優

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    2021年03月06日
  • 複数の時計

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    クリスティーでよくある展開。特に目立ったトリックやキャラはいなかった。柿沼瑛子さんの後書きが良かった。

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    2021年03月01日
  • メソポタミヤの殺人

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    名探偵ポアロシリーズ。あいかわらずアガサ・クリスティーは安定したおもしろさを提供してくれる。定期的に読みたくなるミステリー作家です。

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    2021年02月15日
  • 青列車の秘密

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    前置きで挫折しそうになったけど、事件が起こってからはいつも通りさくさく読んじゃう。
    ヘイスティングス不在の代わりに、キャサリン・グレーがポアロの話し相手。読者と同じ目線と思いきや、ポアロとの意味深な会話にかえって混乱させられたり。
    今回も完敗、敗因はまさしく「そうあればいいと思ったからでしょうね」。

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    2021年02月13日
  • 謎のクィン氏

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    本書は、サタースウェイト氏というセレブ(うん、多分セレブ)なお爺さんを主人公にした連作短編が12話収録されていますが、もう、タイトルそのまんま“謎のクィン氏”という感じです。
    行く先々で“ドラマ”(というか、痴情のもつれ)に関わることになるサタースウェイト氏のもとに、どこからともなくクィン氏がやってきて、問題や事件へのアドバイス的な示唆をして、どこへともなく去っていく・・というパターンです。
    言うなれば、クィン氏は“謎のナビゲーター”というところでしょうか。
    そんなクィン氏がサタースウェイト氏は大好きなようで、明らかに不自然な場所でクィン氏に会っても「やあ、クィンさん!」とすごく嬉しそう。挙句

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    2021年02月13日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    読みやすく、たんたんと進むストーリー。大胆なトリックを楽しむというよりは、伏線を楽しむ感じでした。最後まで犯人がわからず、さすがポアロといった感じです!

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    2021年02月03日
  • 親指のうずき

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    トミー&タペンスもの

    冒頭のクリスティーのメッセージを読むと、読者からの「トミーとタペンスはその後どうなりましたか?」という問い合わせに応えるかたちで本書が書かれたように思えます。
    なので、既に発行されているトミー&タペンスものは、当然読んでいるよね?という前提を感じさせる小ネタがそこかしこに見受けられますので、是非「秘密機関」「おしどり探偵」「NかMか」を読んでから、本書に取り掛かることをお勧めします。
    さて、すっかり中年というか初老にさしかかっているトミーとタペンスですが、二人の軽快なやり取りは全然年齢を感じさせません。
    タペンスは相変わらずアグレッシブで、トミーの伯母の遺品である風景画

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    2021年02月01日
  • 死の猟犬

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    12話が収録された、短編集です。
    戯曲にもなった法廷ミステリの「検察側の証人」以外は、いわゆる"怪奇譚”で、オカルトやサイコサスペンスばかりなので、ミステリ目当てで読むと、あてが外れるかもです。
    私は、このちょいと不気味な雰囲気を堪能しつつ読みました。
    心霊的な描写が多く、日本語訳が難しかっただろうと、お察ししますが、時々読んでて「?」となる部分がありました。
    特に「死の猟犬」は、正直内容がよくわかりませんでしたね(苦笑)。
    この話が表題作で、しかもトップバッターなのは、短編集の構成としてどうなんだろう、と余計な事を思った次第です。
    本書唯一のミステリ「検察側の証人」は普通に面白くて

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    2021年01月29日
  • 愛の探偵たち

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    ミス・マープルにポワロ、クィン氏の短編集だった。長編よりあっさり書かれているので、ちょっとした隙間時間にも読みやすい一冊。クィン氏の話はいつも不思議な印象があるが、今回もそうだった。

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    2021年01月15日
  • ナイルに死す

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    ネタバレ

    この前に読んだ、「オリエント急行」「そして誰もいなくなった」「ゼロ時間へ」「アクロイド殺し」と比べると、結末に意外性はありませんでした。
    ただ、みんなが何かしら秘密を隠しており、それが順序よく明かされていくのが、読んでいて楽しかったです。映画版がもうすぐ上映開始なので、そちらも見てみたいなと思います。

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    2021年01月12日
  • 青列車の秘密

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    本作にはクリスティー作品でおなじみのポアロが登場します。
    物語は非常に高価なルビーを持った令嬢の殺害事件で幕を開けます。序盤から怪しい人物が目白押しで、登場人物それぞれの視点の切り替えが頻繁に起こるので、私は最初、人間関係の把握にとまどいました。しかし、読み進めるうちにキャラクターの人となりが分かってくると、一気にのめりこむことに。というのも、舞台となる豪華列車、W不倫の果てに離婚の泥沼、高価な宝石など、今作はストーリーを盛り上げる舞台装置がひとつひとつ際立っているから。

    さらに、ガジェットだけでなく、登場人物たちを結びつけるような面白いネタも満載です。例えば主要人物の一人キャサリン・グレイ

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    2020年12月30日
  • 春にして君を離れ

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    初めて読んだアガサ・クリスティー

    最初は主人公にうんざりしたが、それぞれ色々抱えてるんだなーと、ぼんやりと感じた。

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    2025年12月08日
  • ポアロのクリスマス

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    久々のポアロ!残念ながら翻訳はイマイチだけれど、訳のまずさが大して話を読み進める障害にならないのは、原作の構成がシッカリしているせいだろうか。時々多すぎる代名詞が一体どこを指しているのかと行きつ戻りつはしたが、最後までワクワク楽しめた。…途中で犯人の目星はついちゃったけど。巧妙に仕組まれてはいるもののそれ以上の仕掛けはなく、華やかに展開されはするもののそれ以上の大胆さもなく、気楽に楽しめるエンターテインメントといったところ。頭休めにちょうど良い一冊。

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    2020年12月25日
  • ハロウィーン・パーティ

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    ハロウィーン・パーティーで「殺人を目撃したことがある」と言った少女が、その後殺された。変質者の仕業と思われたが、その場にいたオリヴァ夫人に過去の殺人が動機ではないかと相談されたポアロが捜査に乗り出すことに‥
    久々に再読。内容や犯人はすっかり忘れていた。
    序盤はインパクトがあるが、その後の捜査は地味で盛り上がりに欠ける。犯人像は大変ユニーク。どんな環境でもオシャレ心を忘れずエナメル靴で頑張るポアロが微笑ましい。

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    2020年12月25日
  • 動く指

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    ネタバレ

    村中への無差別な怪文書や、お互い疑心暗鬼に陥る村民など、状況は重苦しいが、余所者バートン兄妹の快活さやロマンスの予感がいい案配に雰囲気を明るくしてくれてる。
    あまりに登場しないのでミス・マープルのシリーズであることを忘れるなど。

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    2020年11月29日