アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレブラックコーヒー:
初のオリジナル戯曲ということで、必然的に暗闇にして特徴的な音をヒントにしつつ明かりが戻ったら人が死んでいるとか、舞台ならこれをやろう的なアイディアが随所に見られるところが楽しいと言えるかもしれないが、展開がかなり予定調和的。こういう話は秘書が怪しいという公式を、割と初期の列車もの小説で頭に刷り込んでしまったので推理する能力がないのに展開が読めてしまう困りもの。あとポワロとヘイスティングスの会話がですます調でない翻訳は好きになれない。
評決:
ミステリーではないけれど人生の機微、人の性格が引き起こす不穏な感じが「春にして君を離れ」を連想させ、結構好みの内容だった。作者がタイト -
Posted by ブクログ
ポアロもの短(中)編集。
長編よりお手軽で、短編よりは読みごたえがある長さのポアロもの4話がお楽しみ頂けます(お得かもw)。
因みに、第一話「厩舎街の殺人(Murder in the Mews )」は英国版での表題作となっており、日本版表題作の第三話「死人の鏡(Dead Man’s Mirror)」とは“不審な自殺――自殺か他殺か?”を解明する部分で共通していますが、展開や真相が全然異なるのが興味深いですね。
第二話「謎の盗難事件」は盗まれた機密書類の謎を追う展開なのですが、ポアロのヒアリングから導き出される事実にグイグイ引き込まれました。
第四話「砂に書かれた三角形」はリゾート地(ロードス -
Posted by ブクログ
ポアロは巨額の財産をもつ老婦人エミリイから命の危険を訴える手紙を受けとった。だが、それは一介の付添い婦に財産を残すという問題のある遺言状を残して、彼女が死んだ二カ月後のことだった。ポアロとヘイスティングズは、死者からの依頼に応えるとともに、事件に絡む愛すべきテリア“ボブ”の濡れ衣も晴らす。
ある一族の老婦人が病死かと思いきや殺人未遂があって間もなく死亡していて、しかも遺産は家族には全く与えられず付き添い婦に、という衝撃の展開。最初は半信半疑のヘイスティングスですが、ポアロに引っ張りまわされながらだんだんと事件性に気が付いてあれこれ考えをめぐらせるところが読者と同じ目線で非常にいいです。ボブと