アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ポアロのクリスマス

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    久々のポアロ!残念ながら翻訳はイマイチだけれど、訳のまずさが大して話を読み進める障害にならないのは、原作の構成がシッカリしているせいだろうか。時々多すぎる代名詞が一体どこを指しているのかと行きつ戻りつはしたが、最後までワクワク楽しめた。…途中で犯人の目星はついちゃったけど。巧妙に仕組まれてはいるもののそれ以上の仕掛けはなく、華やかに展開されはするもののそれ以上の大胆さもなく、気楽に楽しめるエンターテインメントといったところ。頭休めにちょうど良い一冊。

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    2020年12月25日
  • ハロウィーン・パーティ

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    ハロウィーン・パーティーで「殺人を目撃したことがある」と言った少女が、その後殺された。変質者の仕業と思われたが、その場にいたオリヴァ夫人に過去の殺人が動機ではないかと相談されたポアロが捜査に乗り出すことに‥
    久々に再読。内容や犯人はすっかり忘れていた。
    序盤はインパクトがあるが、その後の捜査は地味で盛り上がりに欠ける。犯人像は大変ユニーク。どんな環境でもオシャレ心を忘れずエナメル靴で頑張るポアロが微笑ましい。

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    2020年12月25日
  • 動く指

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    ネタバレ

    村中への無差別な怪文書や、お互い疑心暗鬼に陥る村民など、状況は重苦しいが、余所者バートン兄妹の快活さやロマンスの予感がいい案配に雰囲気を明るくしてくれてる。
    あまりに登場しないのでミス・マープルのシリーズであることを忘れるなど。

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    2020年11月29日
  • 邪悪の家

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    名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。まさにその会話の最中、一発の銃弾が・・・ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった。

    前作よりも結末がドラマチックで面白かった。まさかすぎる展開で、全然予想しなかったなあー。かなり苦戦したポアロでしたが、トランプをやってから最後にみんなを集めて種明かしまでは怒涛の勢いでした。結局ポアロの前で最初にニックを弾丸で撃ったのはフレディの夫でよかったってこと?人は見かけによらないということに関して、ヘイステ

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    2020年11月28日
  • NかMか

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    トミー&タペンスもの

    まず、トミーとタペンスが40代になっているのに驚き。時の流れの速さを感じます。
    さて、ナチのスパイを探り出す密命を受けたトミーが、タペンスには内緒で指定されたゲストハウスを訪れたところ、“ブレンキンソップ夫人”という偽名で、タペンスが何食わぬ顔で既に滞在しているのにはびっくり。さすがタペンス!この辺の掴みもバッチリですね。
    というわけで、いつも通り協力し合いながら探索に励む2人。年をとっても仲の良さは相変わらずで、ドキドキの冒険サスペンスを堪能させてくれます。
    中盤で、ゲストハウスに滞在中のベティーちゃんという女の子が誘拐されてしまう場面があるのですが、物語の終盤に、そ

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    2020年11月23日
  • 無実はさいなむ

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    久々に再読。途中まで読んだら犯人と動機を思い出した。
    資産家の義母を殺害したとして逮捕されたジャッコは、無実を主張したがかなわず獄中で死亡した。その後、ジャッコのアリバイを証明する人物が現れたことで事件は振り出しに。彼が犯人でなければ誰なのか‥
    ジャッコの冤罪が証明されたことで家族が疑心暗鬼になっていく描写がうまいのはさすがクリステイ。ノンシリーズでミステリというより登場人物の心情が読みどころだが、個人的にはこういうのも好き。

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    2020年11月16日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    飛行機の中での殺人。相変わらず関係者が多く途中まで誰が誰だか整理できず…いつものようにひとりひとり丁寧に話を聞き、詳細に調査をして真実に近づいていく。いつも通りポワロの質問は私も理解できないのだが、最後にはそういうことか!と感心してスッキリ。最初の計画が成功していれば完全犯罪にできたかも。

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    2020年10月29日
  • バートラム・ホテルにて

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    ミス・マープルもの。

    舞台はロンドンにある、クラシックな佇まいを保つバートラム・ホテル。
    この古き良き英国を彷彿させる高級ホテルに滞在中のマープルさん。ロンドンでのお買い物などを楽しみつつ、ホテル内外での人間観察も怠りません。
    一方、ロンドン警視庁では、最近頻発している大掛かりな列車強盗等の犯行グループを追っているのですが、これらの犯行とバートラム・ホテルとの関わりは・・?
    滞在客の牧師の失踪、霧の夜に起こった狙撃事件・・数々の点が終盤に見事に集約され、驚きの大仕掛けが明らかになるさまは圧巻です。
    今回、真相解明するのはデイビー主任警部で、マープルさんはその協力者のようなポジションでした。勿

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    2020年10月22日
  • ねじれた家

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    みんながみんな怪しすぎる。そして、家族なのにお互いを怪しんで陰口を言ってみたり、上っ面だけの褒め言葉を言ってみたり。途中少し飽きてしまったけど、なんとか後半2/3あたりまでたどり着いてからは一気読み。
    この人特に怪しい!と思っていたら、全く違った。戻ってパラパラ再読してみたらところどころヒントがあるじゃないか!!最後の結末はあらあらビックリ。
    しかし…訳がもう少し自然だと読みやすい。なんだか不自然な訳がちらほらでわかりづらいところもあった。。

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    2020年10月15日
  • 暗い抱擁

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     読者の引き込み方がクリスティーらしいなぁ。小説の最後に、「それは結末じゃない、始まりだ」と言ったのは、私はポジディブな意味にとらえたけど、真意はどうなんだろう。

     イザベラみたいに今だけを考えて、自分の輝きをずっと持っていられる人って特別だな。ゲイブリル、クセ強いなぁ。テレサは何事にも理解がある人って感じで描かれているけど、そんな人、本当にいるんだろうか。

     幸せになることだけが人生の意義ではない、っていうのには共感する。世間的にみた不幸が、ある人にとっては一種の幸せでありうる。幸福が人生の意義であるとは限らないし。
     不幸に生きながらえる人っているよなぁ。悪いわけではないし、無理に変え

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    2020年11月11日
  • 復讐の女神

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    ミス・マープルもの。

    『カリブ海の秘密』の続篇といえる本作。
    西インド諸島に滞在した時に知り合った、大金持ちのラフィール老人が死去し、彼の遺言にてミス・マープルに“ある犯罪調査をしてほしい”といった意味の依頼がされますが、具体的な内容は何も書かれていませんでした。何を調査するか不明なまま、ラフィール翁の手紙の指示に従ってバスツアーに参加するミス・マープル。
    途中までは暗中模索状態のマープルさんですが、ツアー中に起きた“事故”をきっかけに、徐々に物事が動き出します。
    そこで浮かび上がってきたのが、以前に起きた少女殺人事件と、ラフィール翁の息子との関わりについてで・・。
    今回は秀逸なミステリであ

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    2020年10月05日
  • カリブ海の秘密

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    ミス・マープルもの。

    転地療養の為、西インド諸島のホテルに滞在中のミス・マープル。ある日、同じホテルの滞在客の少佐が死体となって発見されます。
    高血圧による死亡として処理されますが、マープルさんはその死を不審に思い、独自に調査を始めます。
    ホテルの経営者夫婦や、滞在客たちとの会話から、複雑な人間模様も浮かび上がってきて、もう何が何だか・・・という感じですが、それでも先が気になるのでページを繰る手を止められない私です。
    いつものイギリスにいる時とはマープルさんも勝手が違っていたようですが、大金持ちで偏屈なラフィール爺さんがマープルさんの良い聞き手となった事もあり、見事に真相にたどり着くのは毎回

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    2020年10月02日
  • 青列車の秘密

    A

    購入済み

    少し物足りない

    面白いことは面白いのですが
    思わせ振りな登場人物が多くて
    少し消化不良な印象を受けました。
    ポワロの活躍にもちょっとキレがないような
    快刀乱麻を断つとは言えない感じです。

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    2020年09月13日
  • 謎のクィン氏

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    人生の観察者サタースウェイト氏と、彼の前にたびたび登場する謎の探偵ハーリ・クィン氏の短編集。
    クィン氏同様、全体的にとらえどころのない雰囲気で何とも不思議な読後感。ハマる人にはハマりそう。

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    2020年09月07日
  • メソポタミヤの殺人

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    久しぶりに推理小説をと手に取った一作。名探偵エルキュール・ポアロがメソポタミアの遺跡発掘現場で発生した殺人事件に挑む。トリックや犯人も現代ミステリーに遠く及ばず陳腐であった。

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    2020年09月06日
  • 雲をつかむ死

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    はーあ、思い込みで読んで最後にしっかり騙された!


    面白かったけれど、世間的に評価が低いのは
    可愛い子がしゃしゃり出てきて結局別の人とくっつくというよくあるパターンだったからかしら?

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    2020年09月11日
  • 秘密機関

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    トミー&タペンスもの

    クリスティー作品は、最近だとミス・マープルものばかり読んでいたのですが、ちょいと気分を変えて本書を手に取りました。
    幼馴染のトミーとタペンスが、とある機密文書を託されたまま失踪した女性を巡る陰謀に巻き込まれていく冒険活劇です。
    本書は、クリスティーお馴染みの本格ミステリとは趣が異なる感じで、若い男女コンビが繰り広げるアクションに、ドキドキハラハラしながら読みました。
    (注:この“ドキドキハラハラ”は、二人の行動が危なっかしくてハラハラしていたという意味です 笑)
    で、“謎の黒幕”が誰か?という事も、話の展開で怪しい人物が挙がってくるのですが、「この人か?・・あ、でもこの

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    2020年08月31日
  • 忘られぬ死

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    ネタバレ

    ポワロもマープルも出てこない作品です。
    登場人物が意外と少なくて、登場人物の心理描写が丁寧に描かれています。ただ、犯人については意外性がなかったように思います。あまり登場してきませんし。。
    主人公の恋愛描写を入れて映像化されたら見てみたいとは思います。

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    2020年08月09日
  • 魔術の殺人

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    ミス・マープルもの。

    旧友・ルースから、彼女の妹・キャリイの家の様子を見てきてほしいと頼まれた、ミス・マープル。訪れたその邸は、敷地内に民間の少年院のような施設があり、本宅の方もキャリイの親族やら居候やら、複雑な関係の老若男女が共に暮らしている状況です。
    そんな中、妄想癖のある青年が、キャリイの夫・ルイスに襲いかかるというハプニングと同時に別の人物が実際に殺されてしまうという事件が勃発します。さらに、キャリイの命も狙われているかも?と、いう疑惑まで出てきて・・。
    まるで魔術のトリックのような事件の真相に、ミス・マープルの人間観察力を絡めた推理が冴えわたります。
    ミステリとしての構成もさること

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    2020年08月01日
  • ポケットにライ麦を

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    これぞ「ザ・クリスティー!」といわんばかりの事件(笑)

    毒殺された金持ちの亭主、事件の捜査が進むごとに浮かび上がるドロドロの人間関係。金目当て、遺産目当ての殺人か、はたまた痴情のもつれか。と思っている間に、第二・第三の殺人が起こり……

    そして、殺されたメイドがかつてミス・マープルのお屋敷でも働いていたことから、マープルも自ら事件のあったお屋敷に乗り込み、推理に挑むます。

    推理としては、もうちょっとカチッと嵌めてほしかった感や、もっと展開を転がせたのではと思ったところ、
    また、証言と登場人物の行動を追っていくミステリなので、全体的に地味といったところもあったのだけど、クリスティーらしい人物

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    2020年08月04日