アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 象は忘れない

    Posted by ブクログ

    ポアロシリーズ。
    若い恋人たちの未来のために、過去の事件の真相を探る話。過去に遡り、多く人を訪れ事件についてを聞く。証言者の記憶は曖昧で、何が真実か考えながら読めて楽しかった。

    0
    2011年11月06日
  • パーカー・パイン登場

    Posted by ブクログ

    短編アンソロジーで、興味を持ったので読んでみた。
    時間に余裕のあった、良い時代。
    事件のない日常が退屈で、危険を欲する人。
    夫に不満のある、婦人。
    自分勝手に浮気(未満だけど)して、妻が同じ行動をとると面食らう男性、
    などなど。
    パーカー・パインは探偵ではないけれど、観察力がすごい。
    前半は、広告を出して請け負った仕事。
    後半は、旅行中に起きた問題を扱った話。
    困っている人を無下にできない、優しい人。

    クリスティーは、やっぱり上品で読みやすい。

    0
    2011年10月19日
  • 死が最後にやってくる

    Posted by ブクログ

    クリスティらしい人間関係を誤認させるスタイルの推理小説だった。あとから読むとさもありなんという感じだし、構想や発想自体は現代から見ると余計にそう感じるがさほど真新しくもないけれど、一見何の問題もなさそうな登場人物たちの間に様々な葛藤があることがわかってくるのが面白い。そしてその葛藤は結末や真相に決定的な影響がないが無視できるものではない・・・というさじ加減が絶妙である。

    これから読む方は随時出てくるセリフが強調されているあたりをよく確認しながら読み進めてほしい。

    0
    2011年09月28日
  • 運命の裏木戸

    Posted by ブクログ

    タペンス&トミーのシリーズを知らなかった上に
    このシリーズの最後から読んでしまった。

    おかげで文中に何度も出てくる「NかMか」や
    二人の武勇伝に親近感を覚えず置いてきぼりを食らった。

    展開も真実に迫っているのか何なのか
    結局KKは日本語だったのか何なのか。。
    (どこか逃した?)

    とはいえ、タペンス&トミーの絶妙なかけあいは
    おもしろかった。

    0
    2011年09月21日
  • 死が最後にやってくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    紀元前二千年の古代エジプトで、墓守一家に起きる連続殺人事件を描いたミステリ。

    舞台は古代エジプトですが、クリスティーは当時のエジプトの生活や文化などを綿密に調べて書いたそうで、難なく作品世界に入ってゆけます。
    現代を舞台にした他の作品と同じように、謎解きプラス人間ドラマとして楽しめました。

    近代的な科学捜査の無い設定で、登場人物たちの行動や心理描写のみでミステリを創りあげるクリスティーの手腕はさすがだな~と思いました。

    0
    2011年08月30日
  • 第三の女

    Posted by ブクログ

    エンタメ性において日々洗練されている現代ミステリに読みなれているせいか、途中の展開が起伏に乏しいように思えたが、謎解きに入ってからは十分楽しめた。探偵役が本当に社会的地位が高い(秘書とか執事がいる)っていうのも、古い作品なのに逆に新鮮に感じた。

    0
    2011年08月23日
  • ねずみとり

    Posted by ブクログ

    いままで読んだ中のクリスティーでは一番中途半端な終わり方な気がする。

    何人かの素性がわからないままエンディングだし。
    急展開すぎる

    話としては面白いんだけどなぁー。

    0
    2011年06月11日
  • 未完の肖像

    Posted by ブクログ

    メアリ・ウェストマコット名義で発表されたロマンス小説第2弾。
    アガサ・クリスティ自身とも重なると思われる恋愛と破局の物語。
    個人的には前作の「愛の旋律」のような起伏の激しいストーリーの方が好みなので、ほぼ1人語りの筆致で進められるある意味平凡ともいえる展開は少し疲れた。
    ただ、恋愛中だったり結婚している方には共感して読める部分もあるのかも…

    0
    2011年05月10日
  • 親指のうずき

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    たった一つの絵からこんな事件に発展するなんて!!

    でも登場人物が多いのと、過去の話がごちゃごちゃになって、読み終わった後のいつものすっきり感がなかった。もう少ししたらリベンジしようと思う。

    タペンスのことを話すトミーとロバートがおもしろかった。

    0
    2011年05月02日
  • 第三の女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    死体がない殺人という紹介に惹かれて買った。
    犯人のまさかの正体にびっくりだった。
    オリヴァ夫人がけがをしたと聞いた時のポアロの悪態が頭に残ってます。

    0
    2011年05月02日
  • 鳩のなかの猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロってなってるけど、ポアロはゲスト出演て感じ。
    殺人事件と国家機密が合わさっていて面白かった。

    0
    2011年05月01日
  • パーカー・パイン登場

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「あなたは幸せ?でないならパーカー・パイン氏に相談を」
    という新聞広告に引き寄せられていろいろな不幸を抱えた人々がパーカー・パイン氏の元を訪れる短編集。
    日常的な問題が多くて身近な感じがよい。
    ただ、後半パイン氏が旅行に出てしまい、魅力的なスタッフが登場しなくなったのが残念。

    0
    2011年04月23日
  • メソポタミヤの殺人

    Posted by ブクログ

    登場人物の一人、レザラン看護師の目線で書かれた事件の記録です。
    犯人は最初からなんとなく分かりました。
    この事件→オリエント急行の殺人になるようです。

    0
    2011年03月29日
  • ねずみとり

    Posted by ブクログ

    いわゆる吹雪の山荘ものの戯曲。ミステリとしての種明かしはシンプルだが、戯曲ならではの制限(地の文がないこと)を感じさせない緊迫感のある作品になっている。が、やはりこれは劇場で演じられているところを見たい。

    0
    2011年03月06日
  • 鳩のなかの猫

    Posted by ブクログ

    ミステリーというより、サスペンスに近い?

    あっ、でもミステリーとサスペンスの違いってよく分からないけど(汗)イメージです、イメージ。

    最初は題名に騙されて、猫が活躍するのかと思ってたけど、全然違ってました(外国の方が書かれた小説には、そういう本が多いですものね)。鳩の中の猫っていうのは、外国のことわざのような言葉らしく、日本風に言えば飛んで火にいる夏の虫・・いや~違うか。なんだろ~。羊の中のオオカミ・・そんなことわざ無いか。

    まあ~ようするに、同じ仲間同士の中に、敵が紛れ込んでいるって思ってください。そして、その敵をいろんな人が推理していく物語です。最後の犯人はけっこう意外でした。でも、

    0
    2011年02月14日
  • 招かれざる客

    Posted by ブクログ

    すべてが疑わしく感じてしまう。先入観からアイツが怪しいとか一転、二転三転そして犯人は…

    やはりアナタでしたか。という展開かなぁ

    エンジェルは女性かと最初思ってしまった。

    検察側の証人でも感じたんだけど、どちらも犯人は逃げ切れてる(笑)

    0
    2011年01月26日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

    Posted by ブクログ

    学生寮での不思議な盗難をきっかけにポアロが動き出す…
    確かに面白かったけど、意外性に欠けるように感じた。

    0
    2011年01月25日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    映像化はしてるのかな?映像で見たい!と強く思いました。

    例によってオリヴァ夫人が美味しいとこどりしてます。
    ポアロがあんまり登場しなかったのが残念。

    0
    2010年12月17日
  • 鳩のなかの猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これはポアロ作品に入れていいの?ほんとに最後しかでてこないし、冴えてる名推理!てほどでもない。いろいろな著名人の秘書を渡り歩いてるシャプラント、あたしはなっからこいつだと思ったもの。都合よすぎる経歴でしょ。閉鎖的な寄宿生の名門女子校、という場所設定はあまり時代のずれを感じなかった。西洋より東洋の少女のほうが年よりませてみえる、というのは?だったし、女性の年齢は膝で判断しろというくだりではおもわず自分の膝をみたわ……。全体としては、面白かった、クーデターに倒れた某国の正義の王子、彼が残した莫大な資産はちゃんと納得いく使われ方におさまったし。魅力あるキャラの女性が多くでてくるのでこのメンバーのまま

    0
    2010年12月10日
  • 未完の肖像

    Posted by ブクログ

    クリスティーのウェストマコット名義の愛の小説第2弾。
    ということで、今回、謎解きはなしです。

    前回の「愛の旋律」は、派手派手な展開でしたが、今回は、主人公が地味な性格なので、展開もちょっと地味な感じです。もうちょっと、派手な展開の方が、わたし的には好みです。
    でも、これも主人公の子ども時代から丁寧に書いています。なんで、こういう人に育ったのかが、よくわかる感じ。

    母親がなくなって、夫に裏切られて、精神をだんだん病んでいくという展開は、まさに、クリスティーの半生そのものですな。
    まあ、クリスティーがこの小説の主人公ほど弱かったとは思えないけれど。でも、人にはいろいろな面があって、そのうちの

    0
    2010年10月24日