アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 茶色の服の男

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    ネタバレ

    クリスティ初期の今風(でもないか)に言うならトラベルミステリ。推理的要素は薄い。当時のイギリスと南アフリカの雰囲気が伝わってくる。イギリスから南アフリカに向かう船から、テネリフェ島の雪をかぶった高峰が見えるという記述が気になり調べたら、テネリフェ島(スペイン領カナリア諸島)はモロッコ沖にある東京都ほどの大きさの島だが富士山に近い高さの山があるということで納得。クリスティ自身も目にして記憶に残っていたのだろう。

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    2015年11月03日
  • 死者のあやまち

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    真相はなかなか大胆ですし、細やかな伏線、ある人物の証言がダブル・ミーニングになっているところなどクリスティの巧さが光ります。
    ただ、犯人と対峙し徐々に追い詰めていくというポアロの見せ場がない、全てを知っている人物が最後どうなったのか分からないなどカタルシスを感じられない展開がいまいちな印象を与えています。

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    2015年10月29日
  • 死の猟犬

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    ネタバレ

    ミステリというよりは、少し不思議な話の短編集。
    事件は起こるが、トリックでもなく不思議な感じで終わる。

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    2015年10月14日
  • パーカー・パイン登場

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    「あなたは幸せ? でないならパーカー・パイン氏に相談を」そんな広告を頼りにやってくる依頼者の問題を解決していくパーカー・パインの活躍を描く連作短編。

     前半に収録されている短編と後半に収録されている短編で大きく趣向が変わっています。前半は様々な不幸せな依頼人がやってきてパーカー・パインはそれを、コンゲーム的な趣向で解決していきます。この趣向の中では「大金持ちの夫人の事件」と「不満な夫の事件」がお気に入り。「不満な夫の事件」は夫にいろんな意味で同情してしまう短編ですね(笑)

     後半からはパーカー・パインが旅行先での事件に巻き込まれるというもの。この中では「デルフォイの神託」が意外などんでん返

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    2015年10月10日
  • フランクフルトへの乗客

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    ポワロ、マープル、おしどり夫婦とは無関係のスパイ物。推理はない。
    他のクリスティ作品を予想して読むと期待を裏切られるかも。
    個人的には、シリーズ以外を読むならこの作品より「そして誰もいなくなった」「チムニーズ館の秘密」だと思う。
    クリスティはスパイ物より推理物が好き。

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    2015年08月26日
  • パーカー・パイン登場

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    前半の依頼人が訪ねに来るパターンのほうが好きかな。
    しれっとオリヴァ夫人が登場していたりするので、
    ポアロを読んでいるとニヤっとできる。

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    2015年08月26日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    読み逃していたトミー&タペンス短編集。
    痩せたい女性の話にクスリとした。
    この路線でもっと書いてほしかったが。

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    2015年08月13日
  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

    上流階級に憧れる中流階級の人々が、一族の中で唯一お金持ちのおじさんが死んでお金がもらえる、と喜んでいる。
    その中で『だってリチャードは殺されたんでしょう?』の一言で、妙な疑心暗鬼状態に。
    犯人探しよりも、登場人物のじんぶつびょが丁寧で、この時代のイギリス人の生活描写がわかって面白かった。ポアロの登場が遅いのと、そこまで物語に関与せず、ただ解決するためだけに出てきて、ストーリーの中で影がうすいくせに浮いていて少し違和感だった。
    翻訳も、時代が時代だか仕方ないけれど、お寺さん趣味とか、お坊さん、尼さん、お経をあげる、など今なら違和感あるな、というところがちらちらあった。

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    2015年08月01日
  • 黄色いアイリス

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    ネタバレ

    ミステリーの女王:アガサ・クリスティーさんの短編集。
    ポアロものの表題作の他、全部で9作の短編が納められていました。

    パタリロ愛読者なので、けっこう「これが元ネタだな!」って思えるお話がでてきたよ。
    ただ、外国の人の名前が覚えられなくて、短編なのに登場人物がごちゃごちゃなのはミステリーを読むには痛いなぁ…。

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    2015年07月29日
  • ヘラクレスの冒険

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    引退を決意したポアロが最後に、自分の名前がヘラクレスなことにあやかり、ヘラクレスの苦行になぞらえて12の事件に挑む短編連作。

    好みの問題だと思います。
    いろいろな事件がありました。
    個人的には、視点がほとんどポアロでなく、最後にすっとでてくるスチュムパロスの鳥と、ちょっとはっとさせられたアルカディアの鹿ご面白かったです。

    全体通して麻薬が強い印象に残りました。
    この頃からなのかな?麻薬の犯罪がでてきたのは。麻薬だけは全否定するポアロが印象的でした。

    短編なんで読みやすいです。

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    2015年07月13日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    調査の為にポアロが町を終始移動し続け関係者を訪ねていくハードボイルド的展開です。犯人は意外ですし、小さな謎の解決も鮮やか。ポアロが不味い料理に悪戦苦闘する様子やミステリー作家アリアドニ・オリヴァ夫人の言動などコミカルな要素もあって楽しめましたが、死刑執行前に解決しなければならないというタイムリミットものなのに緊迫した様子を感じられないのは残念に思いました。

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    2015年07月08日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    ネタバレ

    あー、死者のあやまちの原型なのですね。
    その中篇版。まるっきり新発見なのかと思ってたので、ちょっと残念。
    でも中篇は中篇で収まりは良い感じでした。

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    2025年05月28日
  • 複数の時計

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    ポアロはほとんど登場せず。
    おいしい所だけちゃっかりと持っていく。

    主人公の出番が少ないのは
    「バートラム・ホテルにて」と似ているが、
    それと比べると物足りない。
    ポアロもので彼の出番が少ないのはいまいちかも。

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    2015年07月01日
  • 鳩のなかの猫

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    作中の、「人生では自分で間違いをおかしてみるしかないわね」って言葉がすき。
    人が撃たれてるのに淡々と推理を披露するポアロはどうかと思ったしそもそも危険すぎるし、もっと他に手段はなかったのか?と思うし、必ずしも彼女がああいった行動にでるとも限らないのに考えが足りないのではないか、とポアロさんに対して思ってしまう。結果的に自分の策でああいう結果になったわけだけどそのことに対してなんも思ってなさそうなところがなんか腑に落ちない…
    宝石の在処だとかそれをめぐる殺人だとかは読んでてハラハラした。

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    2015年07月02日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ポワロシリーズはほとんど面白いのだが、今回は★3つだ。
    まどろっこしくて、退屈な中身だったように思うし、ポワロ独特な翻訳じゃなかったからかもしれない。

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    2015年06月24日
  • メソポタミヤの殺人

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    被害者は非の打ち所がなく皆に好かれていたと思いきや、実は快く思われていなかった、と次第に明らかになってくる流れは非常に手馴れていて引き込まれます。
    密室トリックはシンプルながらも意外性がありますし、解明すると犯人に辿り着くところも良く出来ていると思います。
    ただ、犯人に関する大仕掛けはかなり強引。よく警察や夫人にバレなかったなと不思議に思います。

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    2015年06月15日
  • 愛国殺人

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    基本的なトリックを上手く組み合わせて意外性を引き出すところは良く出来ていると思いますが、被害者が犯人の凶行に気づかない、診療スケジュールが犯人の思惑通りにいくものなのか疑問に思いました。マザーグースも本筋とはあまり関係なく拍子抜けでした。
    また、真犯人のバックボーンが物語に上手く溶け込んでいない感じで、最後の熱弁は浮いていました。

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    2015年06月12日
  • バートラム・ホテルにて

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    ミス・マープル第十作。
    もしかしたら訳のせいなのかもしれないが、
    これまでのシリーズとは少し雰囲気が違う。

    タイトルのバートラム・ホテルを中心に話が進む。
    マープルが推理するという立場ではないのが、
    異色に思えるポイントなのかもしれない。

    過去に想いを馳せるマープルがどこか切なく感じる。

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    2015年05月27日
  • 死人の鏡

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    【厩舎街の殺人】【謎の盗難事件】【死人の鏡】【砂にかかれた三角形】の4編を収録。全てエルキュール・ポアロが活躍します。
    格別優れている作品はありませんが、適度に凝った謎解きが楽しめます。
    お気に入りは【厩舎街の殺人】。密室が無効になってしまう真相はやや残念ですが、珍しいパターンの反転で裏をかかれてしまいました。数々の不可解な点がキッチリと説明された佳作だと思います。
    【死人の鏡】も密室トリックはお粗末ですが、人間関係が面白くなかなか読み応えのある作品だと思います。

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    2015年06月26日
  • 雲をつかむ死

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    ポアロシリーズ。今回はジャップ警部やフルニエ警部など様々なタイプの警部が出てきて、そこは面白かった。

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    2015年05月18日