アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 雲をつかむ死

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    登場人物・事件発生時の関係者の位置関係が頭に入らず、楽しめなかった。

    この時代(1935年)に飛行機の一般利用があるというのが新鮮だった。

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    2015年02月12日
  • ハロウィーン・パーティ

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    すごく久しぶりにアガサ。
    ポアロシリーズは昔好んで読んでた。
    しかし、アガサは登場人物が多くて大変だ。

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    2015年02月14日
  • ポケットにライ麦を

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    中盤まで主役を務めるマープルの登場はないが、故に警察官の活躍が際立つ。

    ここ最近放送されていた、深夜のミステリチャンネルでのTV版では二時間で解決されるという仕様だったので、所々不明が残ったものだが、こうして文字を追ってみると、犯人が判明した際に、成る程。と思うところが多々あった。
    要するに、TV版よりも文字の方が、時系列がはっきりと覚えていられる。

    覚え書き。
    投資信託会社を経営する男が、自社の社長室で毒殺される。その男の上着のポケットには、ライ麦が一杯に詰められていた。
    その後、男の若い後妻、屋敷に勤めていたメイドが連続で殺害され、このメイドの行儀見習い先の主であったミス・マープルが新

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    2015年01月23日
  • ポケットにライ麦を

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    読む前から、マザーグースの一節のタイトルが気になっていた一冊。
    最後の締めくくりがとても切なくて印象に残る。

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    2014年12月28日
  • 魔術の殺人

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    一度ドラマで見たことがある話だったので、犯人も知っていたのに、本で読むとドラマでは語られなかった詳細もあり、新鮮な気持ちで読めた☆ミスマープルの優しさと、旧友の真の姿が印象的。

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    2014年12月20日
  • 予告殺人

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    殺人を予告して、本当に殺人が起こる。
    これも最後まで誰が犯人なのか全然わからなかった!ミスマープルが登場すると、ますます面白い展開になる☆

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    2014年12月14日
  • バートラム・ホテルにて

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    これは、ミス・マープルシリーズの最後、もしくはそれの一つ前、と呼ばれるものらしい。
    本当のところは知らない。
    最初の頃より随分とお年を召されたミス・マープルは、既に自分が意欲的に犯罪解決に乗り出すのではなく、解決される過程を傍から見ている、というスタンスでこの事件に関わっている。
    こう……元来の主役とは違った形でのかかわり方。
    どちらかというと、刑事が主流に話を進め、ミス・マープルはそれに思考的に寄り添う程度。
    だからか、多少話がもったりしているところもあり。

    だが、なんだろうなぁ……この話、ちょっと話があっちこっち飛びすぎて、構成的にとっちらかっているようにも見える。
    話の進め方がそうだか

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    2014年12月12日
  • 第三の女

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    ネタバレ

    15年行方不明になって帰ってきた父親と反りが合わない。
    これで何となく展開が予想できた。
    しかし、鬘の有無でここまで気づかれないものなのだろうか。

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    2014年11月15日
  • 復讐の女神

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    ミス・マープルシリーズを、全て読破したわけではないが、しかしながらその中でも、この復讐の女神は意外なものだったと思われる。
    というのも、マープルシリーズのこれまで読破したもと比べて、最初から最後までミス・マープルが主体で物語が進むものが初めてだったからだ。
    大抵は他の誰か――事件に主要に関わっている人物がまず動き、マープルはサポート的に活躍するのが主だったから。
    非常に珍しい。かつ……何となく矛盾に溢れていた物語だと思った。

    因みに、ここまでのマープルシリーズを見るのに、現代的なわけのわからない殺人動機については語られず、その主な原因としては、『愛』と『金』である、と語られている。

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    2014年11月09日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    原題"Hickory Dickory Dock"。
    学生寮で起こった盗難事件を発端に、
    自殺に見せかけた殺人事件が起こる。

    女史の他作品と比べるといまいちな感想。
    導入は良いと感じるが、淡々と進んで終わった感じが。
    盛り上がりに欠けたというのだろうか。

    本書とは直接関係ないが、
    解説というのであれば作品の解説をしてほしい。

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    2014年10月01日
  • 雲をつかむ死

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    飛行中の機内というのは、ある種究極の密室だと思う。
    矢筒と蜂は予想通りだったが、
    この変装にはちょっと無理がありそうな。
    野暮と言えばそうなのだが。

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    2014年09月18日
  • 謎のクィン氏

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    再読だか。再々読だか。。

    以前は良さがよくわかりませんでした
    ポワロほど派手ではなく、マープルほど
    緩急自在な訳でもなく。
    そもそも探偵役とワトソン役がぼやけて
    あいまいで

    しかしこの霧の中のようなファジィな感じが
    今は心地よいことに気づきました

    サタースウェイト氏も素敵なところもある反面
    厭らしいところももちあわせていて、
    クィン氏も優しいのかと安心していれば
    牙を見せつけてくるような怖さもあり
    炎がゆらめくと影が変わるような
    夢幻の暗い世界観です

    クリスティの小説に出てくる人物は
    たいてい類型的です。
    でもこの二人は例外です
    ミステリというより雰囲気を楽しむ短篇集

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    2014年08月04日
  • メソポタミヤの殺人

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    うーん、退屈なことはなかったのですが、読んでいる間に、いっさい、犯人誰なんだろうというのが気にならなかった。
    それは、ミステリーとしてどうなんだろう?

    まあ、わたしが、ダメなミステリー読みだということもあるんだけれども。

    殺人は癖になるという名言だけが印象に残っています。

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    2014年07月23日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    ポワロ作品。
    クリスティー原作の戯曲を、クリスティー研究家のオズボーンが小説化したもの

    【あらすじ】
    強力な爆弾を生み出すことのできる化学式を、開発した化学者の邸宅からロンドンまで運ぶ依頼を受けたポワロ。しかし、邸宅では化学式の盗難騒ぎが起こり、ポワロが邸宅に駆けつける寸前に化学者が殺されてしまう。

    【感想】
    戯曲が元ネタということもあって、冒頭から登場人物の怪しげな態度や行動が目立って記述されている。また、小説の大部分が読書室での出来事を書いているので、舞台の上だったらどう表現されるのか、想像しながら読み進むのも面白いかも。
    小説自体は人物描写と会話のやり取りがメインになっており、読みや

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    2014年05月19日
  • 複数の時計

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    ポワロ作品

    【あらすじ】
    タイプ事務所に勤める女が訪ねた家で男の死体が見つかった。死体のあった部屋には複数の時計が置かれていたが、事件の後処理の最中、その1つがなくなった。別件で付近にいた情報機関の男は、警察と一緒に聞き込んだ情報を持って、ポワロの元を訪れる。

    【感想】
    今回、ポワロはあまり表に出ず、情報機関の男の目線で多くが語られている。話の構成としては、住民の聞き込みから不審な点を調査している内に、気になる動きを見せた人物が魔の手に…という展開になっている。
    序盤に興味を引く伏線が幾つか張られているのだが、あまり意味が無かったり、軽い説明で片付けられるため、全体的に拍子抜けしてしまう点

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    2014年05月04日
  • おしどり探偵

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    クリスティー作品の中で、トミーとタッペンスのシリーズは、明るくテンポよく、気軽に読める。これは短編集なのでちょっと物足りない感じはあるが、やはり二人のやりとりが楽しい。

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    2014年05月01日
  • 象は忘れない

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    ポワロ作品。
    クリスティーが最後に書いたポワロ作品でもある。

    【あらすじ】
    小説家のオリヴァ女史はパーティーで初対面の女から「あなたが名付けた娘の両親は心中したが、どちらが殺したのか確認して欲しい」と依頼される。オリヴァ女史から相談を持ちかけられたポワロは、オリヴァ女史とともに心中事件と両親の過去を知る人物を辿り始める。

    【感想】
    タイトルに象が含まれるから、動物園かインドで起こった殺人事件の話かと思ったがそうではなかった。象の記憶力はすごい=象のように当時の状況を詳細に記憶している人がいるはず、という意図であり、捜査担当者や両親の関係者に聞き込みに行くきっかけになっている。話の構成として

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    2014年04月28日
  • 第三の女

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    ポワロ作品

    【あらすじ】
    ポワロの元に「人を殺したかもしれない」と言う女が訪ねてきた。女は詳細を語る前に立ち去るが、作家のオリヴァ女史の情報により、ある富豪の娘であることが判明する。その娘には、精神疾患の気があり、継母を毒殺しようとしたという噂が立っていた。

    【感想】
    一言で言うと、よくある展開の話。ポワロ作品を読んでる人にとっては、犯人もその素性も予測できてしまう部類。ストーリーにひねりが足らず、ちょっと物足りなかった。

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    2014年04月02日
  • オリエント急行殺人事件

    Posted by 読むコレ

    余りに有名すぎる物語というのも困ったものです。
    自分も本読みの端くれとして、物語のネタバレ情報は一切遮断してきたつもりですが、限界があったようです。
    半分もしないうちに、結末を知っていたことに気が付いてしまい、再読のような気分になってしまいました。
    感想ですが…そのネタバレを差し引いたとしても、好みに合わない作品だったかと。容疑者全員から順番に話を聞いていく形式は、どうにも気分的に盛り上がってきませんでした。
    ただ、やはり結末は凄いの一言。純粋な初読だったらどんなに腰を抜かしていたことでしょう。
    記憶を無くしたい。

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    2014年02月22日
  • NかMか

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    久しぶりにクリスティが読みたくなって、積読から引き出して読んでみましたー。
    スパイ物だけど、あまり緊張感のないのんびりとしたテンポの小説。
    背景は戦争なんだけど、切迫感とかあまり感じられなかった。
    それは、やっぱりトミーとタペンスのコンビだからなのか?

    私は、読んでてみんなが怪しいと思った。
    別にどんでん返しがあるわけではないけど、事件の真相が分かって最後はホッとした~。
    最後はちょっとしみじみとさせてもらった。

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    2014年02月12日