アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 複数の時計

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    数あるアガサ・クリスティ作品としてそれほど目立ったものがあるとは思いませんでしたが、1960年代の作品とあってか当時ブームとなったスパイ要素が加味されていてそこが面白かった

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    2016年01月10日
  • NかMか

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    前作、『秘密結社』に比べると謎解きは簡単だった。
    戦争中の話なので、イギリス人から見た外国人の批評のようなものが
    たびたび登場人物のセリフに出てくる。それがちょっと不快だった。

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    2015年12月23日
  • ヘラクレスの冒険

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    新訳が嫌いなので星下げ。
    最初であんたとか言ってるのが汚くていやだな。
    昔旧訳を読んだ時、ギリシャ神話にもはまっていて
    いちいち照らし合わせては喜んでた頃を思い出す。
    ポアロかわいい。
    20年前にはわからなかった味わい方をして、
    次の20年がまた楽しみ。

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    2015年12月23日
  • メソポタミヤの殺人

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    余計な要素を削ぎ落としているにも関わらず、安定して面白い作品。
    被害者や容疑者達の人格描写と事件前と事件・推理の簡潔さがいいです。

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    2015年12月12日
  • 愛国殺人

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    最後までわからないストーリー。イギリス国家が関係する規模の話だが、やや退屈なものだった。どんでんがえしが多く、相変わらずとうじょうじんぶつが多いため混乱する。

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    2015年11月29日
  • 茶色の服の男

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    ネタバレ

    クリスティ初期の今風(でもないか)に言うならトラベルミステリ。推理的要素は薄い。当時のイギリスと南アフリカの雰囲気が伝わってくる。イギリスから南アフリカに向かう船から、テネリフェ島の雪をかぶった高峰が見えるという記述が気になり調べたら、テネリフェ島(スペイン領カナリア諸島)はモロッコ沖にある東京都ほどの大きさの島だが富士山に近い高さの山があるということで納得。クリスティ自身も目にして記憶に残っていたのだろう。

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    2015年11月03日
  • 死者のあやまち

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    真相はなかなか大胆ですし、細やかな伏線、ある人物の証言がダブル・ミーニングになっているところなどクリスティの巧さが光ります。
    ただ、犯人と対峙し徐々に追い詰めていくというポアロの見せ場がない、全てを知っている人物が最後どうなったのか分からないなどカタルシスを感じられない展開がいまいちな印象を与えています。

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    2015年10月29日
  • 死の猟犬

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    ネタバレ

    ミステリというよりは、少し不思議な話の短編集。
    事件は起こるが、トリックでもなく不思議な感じで終わる。

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    2015年10月14日
  • パーカー・パイン登場

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    「あなたは幸せ? でないならパーカー・パイン氏に相談を」そんな広告を頼りにやってくる依頼者の問題を解決していくパーカー・パインの活躍を描く連作短編。

     前半に収録されている短編と後半に収録されている短編で大きく趣向が変わっています。前半は様々な不幸せな依頼人がやってきてパーカー・パインはそれを、コンゲーム的な趣向で解決していきます。この趣向の中では「大金持ちの夫人の事件」と「不満な夫の事件」がお気に入り。「不満な夫の事件」は夫にいろんな意味で同情してしまう短編ですね(笑)

     後半からはパーカー・パインが旅行先での事件に巻き込まれるというもの。この中では「デルフォイの神託」が意外などんでん返

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    2015年10月10日
  • ねじれた家

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    毒気はクイーンのほうが濃い。
    アレをマイルドにしてちょっとしたロマンスを加えた感じ。

    その分犯人の邪悪さっぷりが足りず、
    動機がなんだか安っぽく感じてしまう。

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    2015年09月21日
  • フランクフルトへの乗客

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    ポワロ、マープル、おしどり夫婦とは無関係のスパイ物。推理はない。
    他のクリスティ作品を予想して読むと期待を裏切られるかも。
    個人的には、シリーズ以外を読むならこの作品より「そして誰もいなくなった」「チムニーズ館の秘密」だと思う。
    クリスティはスパイ物より推理物が好き。

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    2015年08月26日
  • パーカー・パイン登場

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    前半の依頼人が訪ねに来るパターンのほうが好きかな。
    しれっとオリヴァ夫人が登場していたりするので、
    ポアロを読んでいるとニヤっとできる。

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    2015年08月26日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    読み逃していたトミー&タペンス短編集。
    痩せたい女性の話にクスリとした。
    この路線でもっと書いてほしかったが。

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    2015年08月13日
  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

    上流階級に憧れる中流階級の人々が、一族の中で唯一お金持ちのおじさんが死んでお金がもらえる、と喜んでいる。
    その中で『だってリチャードは殺されたんでしょう?』の一言で、妙な疑心暗鬼状態に。
    犯人探しよりも、登場人物のじんぶつびょが丁寧で、この時代のイギリス人の生活描写がわかって面白かった。ポアロの登場が遅いのと、そこまで物語に関与せず、ただ解決するためだけに出てきて、ストーリーの中で影がうすいくせに浮いていて少し違和感だった。
    翻訳も、時代が時代だか仕方ないけれど、お寺さん趣味とか、お坊さん、尼さん、お経をあげる、など今なら違和感あるな、というところがちらちらあった。

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    2015年08月01日
  • 黄色いアイリス

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    ネタバレ

    ミステリーの女王:アガサ・クリスティーさんの短編集。
    ポアロものの表題作の他、全部で9作の短編が納められていました。

    パタリロ愛読者なので、けっこう「これが元ネタだな!」って思えるお話がでてきたよ。
    ただ、外国の人の名前が覚えられなくて、短編なのに登場人物がごちゃごちゃなのはミステリーを読むには痛いなぁ…。

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    2015年07月29日
  • ヘラクレスの冒険

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    引退を決意したポアロが最後に、自分の名前がヘラクレスなことにあやかり、ヘラクレスの苦行になぞらえて12の事件に挑む短編連作。

    好みの問題だと思います。
    いろいろな事件がありました。
    個人的には、視点がほとんどポアロでなく、最後にすっとでてくるスチュムパロスの鳥と、ちょっとはっとさせられたアルカディアの鹿ご面白かったです。

    全体通して麻薬が強い印象に残りました。
    この頃からなのかな?麻薬の犯罪がでてきたのは。麻薬だけは全否定するポアロが印象的でした。

    短編なんで読みやすいです。

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    2015年07月13日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    調査の為にポアロが町を終始移動し続け関係者を訪ねていくハードボイルド的展開です。犯人は意外ですし、小さな謎の解決も鮮やか。ポアロが不味い料理に悪戦苦闘する様子やミステリー作家アリアドニ・オリヴァ夫人の言動などコミカルな要素もあって楽しめましたが、死刑執行前に解決しなければならないというタイムリミットものなのに緊迫した様子を感じられないのは残念に思いました。

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    2015年07月08日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    ネタバレ

    あー、死者のあやまちの原型なのですね。
    その中篇版。まるっきり新発見なのかと思ってたので、ちょっと残念。
    でも中篇は中篇で収まりは良い感じでした。

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    2025年05月28日
  • 複数の時計

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    ポアロはほとんど登場せず。
    おいしい所だけちゃっかりと持っていく。

    主人公の出番が少ないのは
    「バートラム・ホテルにて」と似ているが、
    それと比べると物足りない。
    ポアロもので彼の出番が少ないのはいまいちかも。

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    2015年07月01日
  • 鳩のなかの猫

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    作中の、「人生では自分で間違いをおかしてみるしかないわね」って言葉がすき。
    人が撃たれてるのに淡々と推理を披露するポアロはどうかと思ったしそもそも危険すぎるし、もっと他に手段はなかったのか?と思うし、必ずしも彼女がああいった行動にでるとも限らないのに考えが足りないのではないか、とポアロさんに対して思ってしまう。結果的に自分の策でああいう結果になったわけだけどそのことに対してなんも思ってなさそうなところがなんか腑に落ちない…
    宝石の在処だとかそれをめぐる殺人だとかは読んでてハラハラした。

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    2015年07月02日