アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 教会で死んだ男

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    ポアロの短編が11篇とミス・マープルの短編が1篇、ポアロでもミス・マープルでもない怪奇ものの短編が1篇の短篇集。ポアロは映像で見たことがあった話だった。やっぱりヘイスティングスが出てると面白い。1番好きなのは、ミス・マープルの短篇「教会で死んだ男」。映像があれば見てみたい。

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    2021年05月21日
  • 無実はさいなむ

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    ネタバレ

    アイツが犯人だと思っていた頃に戻れたら。

    ある家族のもとにもたらされた知らせ。それは母を殺したのはジャックじゃない、というアリバイの成立。ジャックじゃないなら、誰なのか。疑心暗鬼に陥る一家、犯人を探そうとする者、隠そうとする者、庇おうとする者、確実に崩壊の足音がしていた。

    BSで一度ドラマを見たはずなのに、犯人もすっかり忘れていたおめでたい頭。なんだか坐りの悪い話。むずむずするのは、登場人物が皆「良いことをしようとしている」のに、どんどん不幸を招いているからか。クリスティーは相手を損なう善意をここまで書くのが素晴らしい。はっきり言って免罪を知らせにきたキャルガリは、この一家の問題にここまで

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    2021年05月17日
  • ねずみとり

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    ネタバレ

    クリスティーの伝説の劇作品をどうぞ!

    雪に閉じ込められた山荘、謎の宿泊客たち、ラジオから流れる殺人事件のニュース、そして起きる殺人。すべてが馴染みのあるミステリ劇。もちろん、クリスティーの時代は新しかったのかもしれない。でも今となってはオーソドックスだからこそ、この劇がロングランした理由がわかる。ちょうどいいのだ。舞台で見てみたいと思う。舞台の上の世界にのめり込み、真相にびっくりしたい。

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    2021年05月17日
  • ブラック・コーヒー

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    ネタバレ

    ミステリの劇場にご招待。

    薬瓶の箱、金庫から盗まれた方程式、一瞬の暗闇で起こる殺人、ポアロの推理は?

    クリスティーの戯曲は初挑戦。表題作「ブラック・コーヒー」は、方程式の書かれた書類はどこに隠されているか、また犯人はどうやってコーヒーカップに毒を入れたか、を考えながら読む。実際の舞台で見た方がもしかして盛り上がるかもしれない。キャラクターが立っているのは、いつものクリスティー。

    「評決」は、お金よりも学生の学問への情熱を大切にする教授と、その病める妻、一緒に亡命してきたらしいいとこ、教授に横恋慕し個人教授を願い出るお金持ちの娘、話好きのお手伝いというメインキャラクターの人間関係が肝。犯人

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    2021年05月17日
  • ハロウィーン・パーティ

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    嘘つきが「殺人を見た!」と発言。誰しも冗談と思っていたが、発言した少女は何者かに殺されてしまい……という話。

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    2021年05月05日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    飛行機という密閉空間で起きる殺人。トリックは想像していたよりも驚くようなものではなかった。読後感としては物足りなく感じるが、ロマンス要素として、ポアロに振り回された?ジェーンが最後には幸せになってほしいとつくづく思う。

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    2021年05月01日
  • 秘密機関

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    トミー&タペンス
    第一作。若々しい感じで楽しく読めた。ただこんな素人にこんなことさせるかな?という疑問は最後まで残った。

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    2021年04月21日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    登場人物が多く序盤は全体像を掴みにくい。物語が進むにつれて少しずつ真実が明らかになっていき、少ない手がかりからポアロが論理的思考で犯人を絞り込んでいく様子はいつもながらに痛快。ひとつ残念なのは、かなり前に翻訳されたものなので全体的に言葉の選び方が古いところ。海外ミステリの犯人に「下手人」という言葉が使われているのは今の時代には合わない。言葉は常に進化するものであり翻訳物が古くなってしまうのは致し方ない。名作だけに早々に新訳が発刊されることに期待したい。

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    2021年04月11日
  • ねじれた家

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    ネタバレ

    アガサは予想が全然当たらない印象があったけれど、初めて犯人どころか動機や証拠に対する行動など全部当たった!嬉しい……!!
    ちょっと紹介文、「ねじれた家に住む性格のねじれた人達」って誇張しすぎてて、そこに惹かれて読み始めたから共感できる至極真っ当な人が多くて残念。あと、ねじれた家やお祖父さんの顔など、あんまり想像できなくて登場人物がマープルシリーズより生き生きしてない印象はある。残念……。
    解説者の言う通り、他人の生活を覗き見るのは楽しくて堪らない……!でも、あの二人は私も犯人だと思っていなかったから捕まった時は「こんなにわかりやすいのに!?なぜ!?主人公自分でヒントまで言ってるのに!?」ってな

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    2021年04月04日
  • 茶色の服の男

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    アンの気持ちがよくわからなくてどうなってるのってなった レイバーンに対する気持ちが突然すぎて、エッてなってるうちにてんやわんやでハッピーエンドだった
    ペドラーさんやブレア夫人もおもしろくはあったんだけど、ブレア夫人の初対面であれは嫌じゃない?
    ボスが愉快な人物だったのでそこは面白く読めた

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    2021年03月29日
  • マン島の黄金

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    新聞や雑誌等、様々な媒体に掲載されたきり埋もれていたクリスティーの作品を拾い集めてきた、短編集12話が収録されています。
    内容もバラエティに富んでいて、マン島(グレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶ小さな島)の観光PRの為に書かれた表題作の「マン島の黄金」のような宝探し系の話もあれば、ポアロもの2編「クリスマスの冒険」「バグダッドの大櫃の謎」や、“謎のクィン氏”のクィン&サタースウェイトが登場する「クイン氏のティー・セット」などなど、まさに“拾遺集”というか、“お徳用詰め合わせ”といった感じです。
    個人的なお気に入りは、痛快ドッキリもの「名演技」、ほっこりロマンス「孤独な神さま」が好き

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    2021年03月13日
  • 複数の時計

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    クリスティーでよくある展開。特に目立ったトリックやキャラはいなかった。柿沼瑛子さんの後書きが良かった。

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    2021年03月01日
  • メソポタミヤの殺人

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    名探偵ポアロシリーズ。あいかわらずアガサ・クリスティーは安定したおもしろさを提供してくれる。定期的に読みたくなるミステリー作家です。

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    2021年02月15日
  • 謎のクィン氏

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    本書は、サタースウェイト氏というセレブ(うん、多分セレブ)なお爺さんを主人公にした連作短編が12話収録されていますが、もう、タイトルそのまんま“謎のクィン氏”という感じです。
    行く先々で“ドラマ”(というか、痴情のもつれ)に関わることになるサタースウェイト氏のもとに、どこからともなくクィン氏がやってきて、問題や事件へのアドバイス的な示唆をして、どこへともなく去っていく・・というパターンです。
    言うなれば、クィン氏は“謎のナビゲーター”というところでしょうか。
    そんなクィン氏がサタースウェイト氏は大好きなようで、明らかに不自然な場所でクィン氏に会っても「やあ、クィンさん!」とすごく嬉しそう。挙句

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    2021年02月13日
  • 親指のうずき

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    トミー&タペンスもの

    冒頭のクリスティーのメッセージを読むと、読者からの「トミーとタペンスはその後どうなりましたか?」という問い合わせに応えるかたちで本書が書かれたように思えます。
    なので、既に発行されているトミー&タペンスものは、当然読んでいるよね?という前提を感じさせる小ネタがそこかしこに見受けられますので、是非「秘密機関」「おしどり探偵」「NかMか」を読んでから、本書に取り掛かることをお勧めします。
    さて、すっかり中年というか初老にさしかかっているトミーとタペンスですが、二人の軽快なやり取りは全然年齢を感じさせません。
    タペンスは相変わらずアグレッシブで、トミーの伯母の遺品である風景画

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    2021年02月01日
  • 死の猟犬

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    12話が収録された、短編集です。
    戯曲にもなった法廷ミステリの「検察側の証人」以外は、いわゆる"怪奇譚”で、オカルトやサイコサスペンスばかりなので、ミステリ目当てで読むと、あてが外れるかもです。
    私は、このちょいと不気味な雰囲気を堪能しつつ読みました。
    心霊的な描写が多く、日本語訳が難しかっただろうと、お察ししますが、時々読んでて「?」となる部分がありました。
    特に「死の猟犬」は、正直内容がよくわかりませんでしたね(苦笑)。
    この話が表題作で、しかもトップバッターなのは、短編集の構成としてどうなんだろう、と余計な事を思った次第です。
    本書唯一のミステリ「検察側の証人」は普通に面白くて

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    2021年01月29日
  • 愛の探偵たち

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    ミス・マープルにポワロ、クィン氏の短編集だった。長編よりあっさり書かれているので、ちょっとした隙間時間にも読みやすい一冊。クィン氏の話はいつも不思議な印象があるが、今回もそうだった。

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    2021年01月15日
  • ポアロのクリスマス

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    久々のポアロ!残念ながら翻訳はイマイチだけれど、訳のまずさが大して話を読み進める障害にならないのは、原作の構成がシッカリしているせいだろうか。時々多すぎる代名詞が一体どこを指しているのかと行きつ戻りつはしたが、最後までワクワク楽しめた。…途中で犯人の目星はついちゃったけど。巧妙に仕組まれてはいるもののそれ以上の仕掛けはなく、華やかに展開されはするもののそれ以上の大胆さもなく、気楽に楽しめるエンターテインメントといったところ。頭休めにちょうど良い一冊。

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    2020年12月25日
  • ハロウィーン・パーティ

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    ハロウィーン・パーティーで「殺人を目撃したことがある」と言った少女が、その後殺された。変質者の仕業と思われたが、その場にいたオリヴァ夫人に過去の殺人が動機ではないかと相談されたポアロが捜査に乗り出すことに‥
    久々に再読。内容や犯人はすっかり忘れていた。
    序盤はインパクトがあるが、その後の捜査は地味で盛り上がりに欠ける。犯人像は大変ユニーク。どんな環境でもオシャレ心を忘れずエナメル靴で頑張るポアロが微笑ましい。

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    2020年12月25日
  • 邪悪の家

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    名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。まさにその会話の最中、一発の銃弾が・・・ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった。

    前作よりも結末がドラマチックで面白かった。まさかすぎる展開で、全然予想しなかったなあー。かなり苦戦したポアロでしたが、トランプをやってから最後にみんなを集めて種明かしまでは怒涛の勢いでした。結局ポアロの前で最初にニックを弾丸で撃ったのはフレディの夫でよかったってこと?人は見かけによらないということに関して、ヘイステ

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    2020年11月28日