村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
良かった。好きな作家のエッセイとしてもとても面白かったし、同じように猫を見送った経験があるので、途中からずっと自分の猫が死んだときのことを投影して読んでた。正直な感想としては、もみじと村山由佳はいいな、こんなにもして言葉を尽くして悲しみを大勢の人に共感してもらって、って思った。飼い猫とのことはそれぞれ超個人的な体験で、それぞれが言い尽くせない物語を持っていて、みんなが同じ思いをしてて、だから嫉妬してしまったのかも。こうまでの想いを作品として読まされたことに。それでも、この本の内容を借りるとかなり「同化」してしまっている自分の猫との思い出を振り返れて、また悲しみだったり色んな気持ちを思い出せて良
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Posted by ブクログ
単行本にまとまるのはものすごく久しぶりな、村山由佳さんのエッセイ。
村山さんと苦楽を共にした愛猫・もみじとの最後の1年が綴られています。
「晴れ、ときどき猫背」で生まれたときの様子が綴られているもみじ。もうこんなに年月が経っていたなんて。。。
WEB連載時の、リアルタイムに近いもみじの様子にも胸が締め付けられましたが、半年経って単行本にまとてられたものを改めて読むと村山さんも整理をつけようとしているけれどそんな簡単に振り替えられるものでもないということが伝わってきて、また胸がきゅうっとなりました。
でも、作家だから書いていくしら世にも出していく。ほんと凄いことだなと……
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Posted by ブクログ
誰一人として勝利を罰しようとしなかった。それが彼を余計に苦しめ、追い詰めることになった・・
風見鶏のマスターは、ある決意をもとに花村家を訪問する。トレードマークのひげをそりおとし。。
待ち受ける花村家の面々、そしてかれん、マスターはそこで、かれんと自分が本当の兄弟であるという事実を花村家の面々に伝える。
そしてかれんも、鴨川のおばあちゃんと一緒に住みたいと父母に伝える。
冒頭に書いた一行・・
中沢氏から、マスターが言われた一言、マスター夫婦はこのように生を受けるべきものを
失った。それは故意の事故ではなかった。
しかし、事実として起きた。
本気で怒り、罵倒したほうが勝利はまだよかったのかも