角田光代のレビュー一覧

  • おまえじゃなきゃだめなんだ

    上手くいったり、いかなかったり、幸せだったり、そうじゃなかったり、過去だったり、現在だったり、甘かったり、辛かったりの恋愛小説。ジュエリーショップで個々の話が交差するのが面白い。

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    2021年04月11日
  • 三月の招待状

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    わたしも「大学時代に決着」できてないタチだから、自分に重なるところがいっぱい。

    神田川沿いを酔っ払って肩組んで歩いたり、高田馬場のロータリーで校歌歌ったりが「ちょっと前」に思えちゃう。一緒にいた子たちと再会すると、すぐ「わちゃわちゃ」し始める。

    遥香に言わせれば「おばちゃん」だし、成長してないのかもしれないけど、たぶんこのまま変わらないんだろうな。


    いつか「しょぼくれた夫婦」に私もなるのかな?

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    2021年04月06日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    主人公の感情の起伏に見事に乗り、自分が見る夢がだいぶ面白くなった(起き抜けに無心でメモするほど)。この本は、妊娠という未知の世界への不安を少し軽減してくれ、また日常に彩りを添えてくれたので、けっこう感謝している。

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    2021年04月06日
  • Presents

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    角田さんの文章がすきだなと改めて実感した作品

    ’’足をルの字に折って座り’’という表現ってできそうでできないと思う。場面をすごく想像しやすい。
    ぺたって座って、太ももにランドセルをおいて、のぞき込んでいる。そんな女の子をふわって想像できてしまう。

    ’’冷静に、理性的に対応するはずが、口を開いたとたん、よくふった炭酸水の栓を抜いたみたいに、言葉があふれ出した。’’
    感情の表現もすごい。
    すごいとしか言えない自分。小並感。

    松尾さんのあとがきに、表紙は包装紙をイメージしましたとあった。
    角田さん、松尾さん、こんなに素敵なプレゼントをありがとうございます。

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    2021年04月01日
  • ひそやかな花園

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    なんかこれは今までの作品と違うぞ、という予感を与える書き出し。
    どんな物語なんだろう?と思っていたら、
    角田光代らしい、家族とは?血縁とは?というテーマ。
    しかし作風としては新機軸。
    短い章仕立てで読みやすい。

    描かれる登場人物たちにどんな繋がりがあるのか?
    誰が誰だか分かりにくい感じはあるものの、少しずつ明らかになる謎と、それぞれの人物の輪郭が徐々に浮かび上がるような展開が上手い。

    ミステリーでもあり、内容が内容だけにちょっとSFチックな感じもある。

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    2021年03月30日
  • 物語の海を泳いで

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    言葉選びというか語彙というか表現が豊かすぎる……あまりに流れるようにいろんな本の紹介があって何の本を紹介してたんだかわからないままその文章を味わって読んでしまうことばかりだった。自分が読んだ本もいくつも紹介されていて嬉しい。あわせて紹介されている本も読んだりするとまた感じることがあるかなあと楽しみになった。

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    2021年03月22日
  • 私的読食録(新潮文庫)

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    様々な作品に登場する食べ物、そのシーンを、二人の作家が読みながら食べ尽くす。そんなエッセイ。読みながら、作品を食べたいと思った。そして、おなかが空いた。グ〜。

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    2021年03月21日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    闘病中の我が子がいるので、よその猫もとっても気になる今日この頃。
    ネコメンタリーも観たかった。
    みんなそれぞれの距離感で愛猫たちとのお付き合いがおもしろかった。
    猫はほんとにすばらしいな。

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    2021年03月21日
  • わたしの容れもの

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    どれも(ある!ある!)と頷きながら読ませて頂きました。

    マンモグラフィーであまりの痛さに我慢出来ずに毎年の検診で「痛い~」と叫んでいたのが私だけではないと解りホッとしたり(笑)

    巻くだけ、食べるだけなど「だけ」で成功するダイエットは存在しないと言う事に深く納得したり 更年期障害、老眼、整体、集中力のお話し、どれも日々気になる内容で数時間で読めてしまいました。

    待つ事が苦手だったり、暑がりだったり共通点が結構あって嬉しくなりつつも、45歳でフルマラソンに挑戦する角田さんはやはり凄い!と感じました。

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    2021年03月12日
  • 今日もごちそうさまでした

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    食に関するエッセイ。羊、タン、たけのこ、アスパラガスなど食材ごとの話になっていて読みやすい。面白い。角田さんのエッセイは最高。

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    2021年03月10日
  • 幸福な遊戯

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    デビュー作とは知らずに読んだけど、角田光代の世界によく登場する一線ずれた女像はここからだったのかと思う。
    決して気持ちの良い物語ではないけれど、女は少なからずこういう湿った影のような部分を持ってるから、共感とはいかないまでもどこか似た思いを読み取ってしまうのかなと思う。
    短編3つ、どれも自分が作られた家を根源に、自分自身に影や染みのようなものをもつ女達。彼女達はそれぞれの形で幸福を実現しようとしてるけど世の中の常識とは合わなかったりする。でも彼女達が求めてるのはただ心の安定なのかも。

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    2021年02月04日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    もう会えない人、会わなくなった人。そういう人たちとの記憶や思い出。好きな人、嫌いな人、深い繋がりはなくても印象深く記憶に残る人。さまざまな出会いがあって別れがあって振り返った時に思うこと。記憶の中に、心の中に誰かがいるということ。会えなくても、会わなくても思い出せること。だから大丈夫とはなかなかいかないけれど大丈夫と思えそうで少し心強い。一緒に行った場所、話したことの記憶を大切に忘れずにいたい。

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    2021年02月01日
  • 新潮モダン・クラシックス 失われた時を求めて 全一冊

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    大著の縮約版。
    とは言え、ボリュームあり。
    母への想い、祖母の死、そしてアルベルチーヌへの尽きぬ想い。
    死と愛と嫉妬と欲望。およそ人間が苦悩する様々なものが連綿と綴られる。
    角田さんの訳じゃなかったら、読めたんだろうか。

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    2021年01月31日
  • 月と雷

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    この小説にはいわゆる世間一般の「ふつう」とはかけ離れた登場人物が3人登場します。

    母・直子、その息子の智、そして幼い頃、智と一緒に住んでいて後に智の妻となる泰子 現実離れした生活を送る人達、読んでいて決して心地よい気持ちにはなれませんが何故だか先が気になって読み続けてしまう魅力がありました。

    それぞれの登場人物の設定がしっかりしていてその心理描写も巧みで脳内映像で絶えず動いていました。

    感動出来る類の小説ではないけれど人間模様の面白さを感じた1冊です。

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    2021年01月26日
  • なくしたものたちの国

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    姿をかえ、かたちをかえ、わたしたちはまた出会う。

    出会いと別れ、生きることのよろこびとせつなさ…。

    松尾たいこさんが描かれるイラストと角田さんの文章で 素敵な大人の絵本の様な雰囲気の1冊に仕上がっています。

    読んでいてとても懐かしく (ああ、子供の頃こんな風に感じた事があったな) としみじみとした気持ちになりました。 心がほわっとする1冊です。

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    2021年01月25日
  • 物語の海を泳いで

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    ものすごい量の書評。
    自分の作品を書きながらこれだけ本を読んで書いたなんてすごい。ひとつひとつの語り口が優しく、心地よくてどの本も読みたくなる。
    読む本に迷ったらパッとひらいてその本を読むのもいいかも。


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    2021年01月25日
  • 晴れの日散歩

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    人気作家・角田光代さんが雑誌オレンジページにて14年に渡り連載を続けているエッセイ「散歩」シリーズ第4弾。多忙ななか、京都出張の折りに震えるほどおいしい卵サンドに出会ったり、魚卵好きで朝から明太子のために行列に並んだり。迷路のような渋谷で途方にくれたり、まったく進まない本棚整理を楽しんでいたり。
    あっという間に過ぎてしまう日々のできごとを鮮やかに描いた1冊。

    今30代半ばの私は、40、50と歳を重ねていっても、今と同じなんじゃないかと思っているけれど、周りは年下ばかりになるし、きっと自分は若いつもりでもおばさんと思われるんだろう。
    それでも、このエッセイを読んでみると、新しい好み(食や服)

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    2021年01月19日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    小学生以上向け。
    淡々と進む文とベタ塗りのクレヨン絵で想像力がかきたてられる。シンプルがゆえに戦争の辛さがストレートに伝わる。最後は光ある未来が見えて良かった。

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    2021年01月19日
  • 月と雷

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    ー直子は最初から直子だったのか。それとも直子は直子になったのか。
    この問いがずっとぐるぐるグルグルと頭の中をめぐっている。

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    2021年01月17日
  • 源氏物語 上

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    ネタバレ

    2021113
    ずっと読もう読もうとしていてやっと読み始めました。誰訳かも含めて。
    4月に友人と感想を言い合う予定でよんでて楽しいです。よめるかなぁ〜
    そして、すでに身分制度と今も変わってない女性の地位の低さにうんざりしてる。和泉式部日記のラジオ古典購読も並行して、きいてます。

    20210126
    ひとまず読み終わりました。643p。

    光の君の恋物語。
    なんでも許される人。
    藤壺や桐壺や朧月夜や明石の君なんかは完璧すぎて、末摘花や花散里がでてくることで当時の人たちは自分もいつかって喜んだのかなぁ。なんて。

    六条御息所が夕顔や葵上に取り憑く生き霊のところとかちゃんとはじめて読みました。

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    2021年01月15日