角幡唯介のレビュー一覧

  • 書くことの不純

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    冒険家角幡による評論
    第二部の三島論がなかなか面白い
    生の余白について考察

    そう言えば金閣寺、読んだ事あったかなぁ?
    いずれにしても三島由紀夫は殆ど読んでいないので今度読んでみよう

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    2025年04月09日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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    同じ道でも既知なのか未知なのか、地図があるのか無いのかで全く違うという考え方。特にヒグマがいるような山深いところでは余計に未知への恐怖感が高まるのが伝わってきた。

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    2025年03月16日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    ノンフィクションを書く二人の作家の対談本。ノンフィクション作家の苦労や「あるある」が語られる。

    ノンフィクションとニュース、ジャーナリズムの類似点、相違点が語られるところがとても印象に残った。
    どちらも事象を観察して出来るだけありのまま伝えるが、やはりそこにはストーリーや所謂「盛り場」が必要で、嘘にならないように、一方で面白くなるように書くことが求められる。綱渡りのような危うさがある。
    ノンフィクションはあることが起きるまでの変化を描くことが出来るが、ニュースは起きないと描けない(まだ起きていないことはニュースとしての価値がない)

    物書きのマネタイズについて触れられていたり、色んな悲哀を感

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    2025年02月26日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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    ネタバレ

    帯を見て「極夜行」のスリリングな感じを期待して読んだが、個人的にはそこまでのスリルはなかったように感じる(やってることは十分危険だと思うが)。というよりかは、地図無し登山をすることで、冒険への計画性や未来予測性を排除し、本質的に自然との調和を図り、生を実感する、といういわば「縛りプレー」の試みを6年間にわたって実行した記録。
    この試みを始めるに至った経緯には一定共感できるところがあった。例えば飲み屋を探している時、食べログで綿密にリサーチをして評価が定まっている店に予約して入るよりも、ふらっと看板を見て入った方が、あたりであろうとハズレであろうと楽しい体験になる、みたいなこと。スケールは違えど

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    2025年02月24日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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    山の事は全然分からねど、限界オタクの拗らせはよく分かる。
    どの界隈でも限界行動し、ネタバレを避けるオタクの行動は同じで面白かった。

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    2025年01月11日
  • 極夜行

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    ノンフィクション探検ものであり、好きなジャンル。内容は物書き、探検家としての角幡さんの生き方と、自然の脅威のリアル。たまに犬に叱責する場面が息抜きになる。すごく面白かったが、中身は極夜、極寒という以外の起伏があまりないように感じてしまった。

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    2024年11月30日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    早稲田大学探検部OBでノンフィクション作家という共通項を持つ2人の対談。
    お互いの著書についての話が多い印象だったが、なかなか興味深かった。

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    2024年11月19日
  • 書くことの不純

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    彼の脱システム論は凡庸で退屈だったが今回の本は良い。栗城の部分も良いし三島の部分も良い。脱システム論は言い訳じみていて嘘くさいところも嫌いだったのだと今回のあとがきを読んで得心した。これからはエッセイも面白くなりそうで嬉しい

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    2024年09月14日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    寂しさや不安から来る孤独や一人ぼっちの孤独なら分かる気がする。17人の作家陣の考える孤独と孤独へのアプローチが様々で、孤独って奥が深いんだなと思った。想像力や創造力を生み出す有意義な孤独を味わいたいと思った。

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    2024年09月14日
  • そこにある山 人が一線を越えるとき

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    人生とは事態の連続で、過去からのうねりや隆起が現在へと繋がってきているという解釈はなるほどと思った。先のリスクを考えて合理的な選択をすればするほど、ありふれた人生となる。だから、目の前で起きている事態を、自分なりに考えてどのような行動を選択するか判断する。そうすることで、その人の人生の固有度が生まれてくるという点も面白い視点だなと。
    あと仕事でも、よく目指すキャリアは?5年後に何をしていたい?と目標を決めてそこから逆算して考えることが多い。でも、本書では、目的地を決めてしまうとそこまでの道のりが単なる過程のものになってしまうと言う。なるほど、人生でも仕事でも先のことばかり考えるのではなく、事態

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    2024年08月31日
  • 書くことの不純

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    表現は行為に対して不純ってのはなるほどなるほどで、これまで読んでいた冒険記についてちょっと感じてきたことが、その作者によって書かれてるってところが面白い。
    中盤以降はほぼほぼ三島由紀夫評で、彼に全く触れたことのない自分にはちょっと分かりづらくもあったけど、金閣寺を読んでみようというきっかけにはなったかもしれない。

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    2024年03月10日
  • そこにある山 人が一線を越えるとき

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    冒険者である筆者による、結婚観や冒険観。

    筆者は結婚を「私の過去そのものの現在における隆起」と書いていたが、私の場合は出産がそれに当たるなあと感じた。なぜ子どもをもったか?確かにあれは「産まない選択肢などなかった」に尽きる。子どもをもつということは、自分を中心に考えるならば、自分の時間がなくなり、時には理不尽さに付き合わなくてはいけなくて、結構自分に不利益と思うんだけど、でもこれは自分の合理的選択ではなくて、事態の隆起なんだと考えたら、妙に心が安らいだ。

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    2024年03月07日
  • そこにある山 人が一線を越えるとき

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    冒険と結婚を並列して語っている。

     それは目の前に立ち現れた事態で、事態に対処する成り行きが結婚であっても、極夜の北極圏を冒険することも、事態に対処することについて、どちらも同じなんだと。

     最終盤の冒険論は特に印象的で、40代を迎えた冒険家は体力の衰えを感じながらも、うまく次のステージに移行できたように見える。60代を迎えようとする私も次のステージに移行しようとするが、体力や身体の機能的な劣化が想像以上に大きく、戸惑っている。

     50代の頃、60代になった時にやりたいと思い浮かべたことに対し不安がよぎる。冒険家の思索を咀嚼し自身の考え方のベースをつくりたい。

    冒険家の思索と冒険行を楽

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    2024年02月17日
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始

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     大冒険譚が書かれているわけではない。

     言わば冒険に出掛けるための準備譚で、犬ぞりチームを仕立てていく工程が書かれている。

    面白い。

     漂泊シリーズの第2弾で、クライマックスがあるわけではないけれど、ワクワクしながら読み進めていく。たぶんこんな風に著者の漂泊旅をず~っと読ませてもらうことになるんだろうな。

     何より、ご安全に。

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    2023年12月27日
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始

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    裸の大地 第二部
    犬橇事始

    著者:角幡唯介
    発行:2023年7月10日
    集英社
    初出:「すばる」2021年9月号~2022年11月号

    昨年(2022)に出版された「裸の大地 第一部 狩りと漂泊」で、探検家の角幡唯介がそれまでとは違う漂泊という旅を始めた。目的地や期間を決めず、一定量の食料のみを橇に積み、狩りをしながら食料調達しつつする冒険旅行である。2018年3月にスタート。場所はグリーンランド北極圏。人力橇という、犬を1頭だけ連れ、犬の助けを借りながら自分が橇を引きつついくスタイルだった。その時、次は犬橇にしたいと感じ、第一部にも書いていた。

    犬橇とは、橇を犬たちに引かせ、自分も乗って

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    2023年12月26日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
    わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
    コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。

    そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」

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    2023年10月23日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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    冒険とは何かの解説 筆者の視点から冒険を考察している本

    冒険譚ではないので、それに比べるとすごく面白いというわけではないけれど、脱システム、という概念をいろんな角度から検証している
    自分が山を計画するときに、思い出すかもしれない

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    2025年12月12日
  • 極夜行

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    探検家である著者角幡唯介氏は、とってもクレイジーな人間であることが良くわかりました。(悪口ではありません)

    最近、この歳になって気付きました。常人ではできないことを平然とやってのける人、その人の生きざまを知ることが楽しくて仕方ない。

    犬一匹と脱システムで、人生に勝負をかけた旅「極夜行」に挑んだ彼は、まさしく常人ではありませんでした。
    未知の領域を教えてくれる冒険紀行です。

    自然には抗えない。陽が昇る日常に感謝。

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    2023年03月18日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    角幡さんの処女作。
    『空白の5マイル』を始めとするこれ以降の著作が「角幡唯介を読んでいる!」という印象を与えるものが多いのに対し、「雪男捜索という出来事とそれにまつわる人々」が前面に出ているように感じられる。角幡さん自身があとがきでも言っているように、その辺りがジャーナリストの立場で書いたことの効果なのだろうと思う。何というか、レンズ一枚隔てた向こうの話を聞いているような感じ。『アグルーカの行方』にも近いような感じがした。
    結局、雪男の実在は(もちろん)この本では明らかにされることはないのだけれど、実在を証明しようとすると、あるいは、実在を実感してしまうと後戻りできない道に踏み込んでしまうとい

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    2023年02月11日
  • 極夜行前

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    凡ゆる事に想像が及ぶというのは所詮幻想だ。寧ろそれは逆に情報が過多になった事による想像力の貧困を示す証拠に他ならない。 身も蓋もない言い方をすれば、極夜等単に暗いだけの世界である。だから極夜の本質は、外界の自然状況より経験する人間の内面に表れる。つまり極夜は客観的事象ではなく主観的経験なのだ。 闇の中で六分儀で星を観測し、星を眺め、星に導かれ、星と直接繋がりながら、私は極夜世界を彷徨しようと考えた。 日中になると空には薄紫のしょこう曙光が広がり 立派な装丁そうてい 知識が自分の確実な血肉になっているという手応えだ つまり北極点では極夜という冬の夜が半年続き、年に一度の日の出があり、次の日から逆

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    2023年01月20日