角幡唯介のレビュー一覧

  • 探検家の憂鬱

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    勇壮な探検の模様を綴ったルポかと思ったらわりと気楽に読めるエッセイ。しかも何だか長いものに巻かれたがらず理屈っぽいこじらせ屋な感じがプンプンした。角幡さんって自分みたいだけどちょっと煙たい人物かも。
    それはそれとして、探検家って現代にあっては不思議な職業だよね。いや、そもそも「家」だから職業というにはちょっと危うい感じかしらん。研究や開発として企業とかがチームをつくってやるようになって「発明家」という肩書がそぐわなくなったように、探検家というのもいまや希少種だろう。そんなことを角幡さんも言っていて、だからか衛星電話を持たずに探検にいけるだろうかとか、原始的なかたちでこそ探検なのだといった持論を

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    2020年01月26日
  • 探検家の事情

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    著者が7ヶ月間の北極圏の滞在を終えて帰国した際、妻から「くさいね」と指摘されるも、全身から発散している異様な体臭は、1ヶ月経っても抜けないツワモノ。そのニオイを指して「原始人のニオイ」と妻が表現。とはいえ本人にはその自覚がないから困ったもの。

    確かに北極圏では、イヌイットの村人らと同じ食事を摂る。アザラシやセイウチやシロクマの生肉や内臓を焼き、醤油をかけて食べる。海洋動物独特の臭みはあるものの、その臭いにもいつしか慣れ、気がつけば、食べ比べをするほどワシワシと食べている。食えない部位は橇(そり)を牽引する犬たちがガツガツとむしゃぶりつく。また狩を行えば、血や脂が衣服に付着もする。

    著者の北

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    2019年07月21日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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    20190120 著者の行動を説明する為の論文。理屈ではなく行動の裏付けが有るので読めるが理解できるかは各自の主義の問題。作者も理解される事は求めていないようにも思える。さて、この後、自分としてどんな行動を起こせるか。暖かくなったら考えよう。

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    2019年01月20日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    ネタバレ

    両者の作品が好きなのだが、文体もテーマも大きく異なり、それを本人同士が理解した上で話し合う姿がファンにとってはたまらない。何をしているかではなく、何を書いているかで評価して欲しいという一文に作家としての矜持を垣間見た。

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    2018年10月12日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    冒険型ノンフィクションライターである著者の雪男探索記です。

    雪男、と聴くと、オカルトな分野のUMA(未確認生物)
    を思い起こすひとは多と思います。
    巨漢で白い毛で黒い顔で牙が生えて、
    ウワーっと両手を振り上げて
    こっちに襲いかからんとするイメージはないですか。

    ヒマラヤなど多くの山を制覇したなだたる登山家たちが、
    実は雪男を見ていたり遭遇したり、
    足跡を発見していたりしていたことが、
    本書で明らかになります。

    体験談が、その登山家の格を落としたり、
    登山話を聞く者、読む者を興ざめに追いこんだりしないためのように、
    ほんのちょっとだけだとか、そっとだとか語られたことがあるような雪男話が、

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    2017年08月21日
  • 探検家の日々本本

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     チベットの奥地、ツアンポー渓谷で死と隣り合わせの遡行を経験した筆者は、自然とは死であると思い至った。
     しかし、ある本を読んだことで、母親にとっては子を自らに宿すことは、自然それすなわち生ではないかと思い至る。

     男にとっては、自らの命を代償にして自然へと分け入っていかなくては生死を感じることができないという結論を得る。
     そして身重の妻に「だから山に行ってきます」と言って妻を置いて山に行くことに顰蹙を買うのだ。

     探検家の三大北壁とは就職、結婚、出産である。
     その度、真っ当な社会生活を送るか、探検に身を投じるかの選択を迫られる。
     結婚もした。子供もでいた。
     それでもなお探検をし続

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    2017年08月06日
  • 探検家の憂鬱

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    探検家、角畑唯介のエッセイ
    記述されている時間軸のなかで、いつの間にか結婚、出産を経験しているようだが、その辺りのエッセイも書いてほしいものだ。

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    2017年07月20日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    ネタバレ

    早稲田大学探検部出身の辺境ライター、高野秀行と角幡唯介の対談集。10歳違いの二人は、それぞれ世界の珍しい場所に旅をしたりそこで暮らしたりして、その体験を書くノンフィクション作家である。角幡唯介氏の著作は読んだことがないが、そういう作家がいることは知っていた。
    対談の内容は、探検家になった理由や、探検部での活動、作家としてのキャリア、各作品について、探検の現場や、探検ノンフィクションについてなど。
    対談集はあまり好きなジャンルではないが、高野氏の著作を数冊読んでいたので、楽しく読めた。

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    2017年02月10日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    高野さんと後輩の角幡さんの対談。初めて角幡さんの名前を知りました。こちらの著作も読んでみようと思います。同じ探検部出身でもアプローチの仕方や文章の雰囲気、構成の考え方は全然違うとのこと。でもいわゆる会社にフツーに就職するのが、負け組、枠からはみ出して自由に行動するのが王道という価値観は一致というのが笑えました。あと東大の探検部が「探検とは何か」というテーマを突き進めて議論するあまり、「今の地球上に探検はない」の結論に至って解散してしまった、という話が面白かったです。

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    2016年12月10日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    ネタバレ

    「探検は土地の物語、冒険は人の物語」

     早稲田探検部OBにしてノンフィクション作家の探検家二人の対談集。

     この時代に、なぜ探検家を目指したのか、
     早稲田大学探検部とは、どういう連中なのか、
     その上で作家として生きていくとは、


     特に探検部とは、というところが面白かった。
     他の大学には負けられない。

     そういう空気が、東京バカ大学サイクリング同好会(神楽坂)にもあったことを思い出す。

     今時、薪を積んで夜通し走る合宿するのは、都内だと俺たちだけだ。
     軟弱者だなぁ。
     京大サイクリングの連中は冬しか北海道を走ったことがないらしい。あちぃな!
     このルートを行くには、担ぎだな。

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    2016年11月21日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    空白の5マイルに続き2作目。個人的にUMAには大変興味があるが、雪男はいないと思う。
    雪男は実在する を前提にしていないため、説得力はある。

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    2016年11月03日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    ちょっと時間も出来たし気楽にUMAモノでも…とか思いつつ「ムー」読むような気分で手に取ったが、いる、いないをジャーナリスト的目線で公平に判断してて、眉唾感が無く面白かった。個人的には毛でも採取してDNA解析したら良いのにと思ったけど。

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    2013年12月16日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    壮絶な冒険記。現代においてもまだまだこの様な壮絶な地は有るのだなと。途中に差し込まれる写真が文面をフォローしている。作者の文明の利器(衛星電話・GPS)に頼りたく無かったが数日すると気にならなくなった・・・という文面や、麝香牛を仕留めるシーンには色々と考えさせられるものがあった。フランクリン隊云々というテーマはこの旅の過酷さを更に象徴づけるものにしか感じなかったが何にせよ北極という地がものすごく過酷な地ということだけはイヤと言うほど判った気がする。
    最後に空白の五マイルから続けて読んでみたので非常に疲れたな。重い、すっごく重かった。ただ冒険という物に憧れている身としては続けて読んだ価値はあった

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    2013年04月09日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    なんとも壮絶な北極行の記録。「空白の五マイル」とはまた違った、極地という極寒の地での苦闘に圧倒される。

    今回は単独行ではなく「北極冒険家」の友人と二人で、北西航路開拓に挑んだが129人の隊員が全滅するという悲惨な結果に終わったフランクリン隊の足跡をたどる冒険である。この探検隊については、どういう経緯で全員死亡という終末を迎えたのか、よくわかっていないそうだ。著者はフランクリン隊がとったであろうルートをたどり、食料やテントなど装備一式を橇に積み自力でそれを引きながら、六十日かけて極地を徒歩で行く。

    いやもうその旅のとんでもないことには恐れ入る。言うまでもない寒さ、北極熊の脅威、行く手を阻む乱

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    2013年02月15日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    北極探検記
    全滅したフランクリン隊と同じルートを辿ると言う
    装備は現代の最新型としても、徒歩で橇を引っ張りながらの移動
    身を削るような行為だが、だからこそ、挑戦したいらしい

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    2013年01月03日