角幡唯介のレビュー一覧

  • 探検家の憂鬱

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    自分の生き方が社会に認められない、マッチしていない、もっとロマンのある生き方をしたいみたいな人にお勧め
    探検家でありノンフィクション作家である葛藤が人間らしくて好き、水虫の件とかも・・・

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    2015年11月01日
  • 雪男は向こうからやって来た

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     UMAのなかでも実在する可能性の高いもののひとつが雪男らしい。とはいっても、体長3メートルもあるような巨大な生物で、牛や鹿を襲って食うような怪物ではなく、人間の成人より身長は低い150センチくらいの猿(猿人?)の一種。なんらかの理由で高地の雪山で生活するようになったんじゃなかろうか、と専門家?は見ている。

     はじめにお答えしましょう。雪男はやってきません。


     しかしながら、なんだ、つまんねえ、やっぱりいないんじゃねえか、期待させやがって、けっ! とはなりません。
     雪男に魅了された人々の体験記として読むと、それはそれは面白い。


     著者は半信半疑のまま雪男捜索隊に参加する。しかし雪男

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    2017年08月15日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    ネタバレ

    雪男を追っている本かと思いきや、雪男を追っている男たちを追っている本であった。
    中学生や高校生のころであれば、「結局、雪男はいるのか、いないのか、はっきり」と思っただろうが、今は全くそうは思わない。むしろこういった雪男を見た人物たちに興味がある。それは自分自身が登山をかじったりして、登場人物の幾人かを本・雑誌で読み知っているというのもかんけいしているかな。

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    2015年08月30日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    雪男を探しに行ってどうなった!?
    というより雪男という存在に魅せられた人々のはなし。
    著者の雪男に対しての一歩引いた視点がまたいい。

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    2014年12月15日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    雪男は本当にいるのか、いないのか、ということよりも雪男に魅せられた人たちの話が面白かったり悲しかったり。

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    2014年05月03日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    探検、冒険、未踏の地といった派手な惹句にとどまらない記憶に刻まれる記録と著者の生々しい感情の動きがある。過去の探検隊の足跡を追いながら、現代社会における「冒険」の意味やあり方を考えさせる。ひとたび読み始めると、日々の細々した仕事からの疲れやこだわりが吹っ飛び極北の地で白い息を吐きながらひたすら歩き続ける人の姿に夢中になる。なぜこんなに人は冒険に取りつかれるのかという謎と、過去の探検隊にまつわる謎がオーバーラップしていき、いつの間にか引き込まれてしまう。

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    2014年03月01日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    著者は早大探検部出身で元新聞記者だ。さすがにジャーナリストだけあってか荒唐無稽なものに対して少し醒めた思いで向き合っているところがとてもよいと思った。
    新田次郎文学賞を受賞しているが、文章が非常にうまく、また、単なる冒険記ではなく、入念な取材がなされていて作品としての深みを感じた。有名な登山家を目撃していたという話にはとても興味を覚えた。

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    2014年01月18日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    1845年、英国から極地探検に出発したフランクリン隊129名全員死亡。
    著者・角幡と北極探検家・荻田泰永はその軌跡を辿る旅に出発する。
    103日間、1600キロの極地探検。
    何故そこまでして・・
    著者・角幡さんは、自身が(何故?)という思いを抱き続け極地を行く。
    角幡さんが探検を終える時、私が抱く(何故?)も綺麗に回収されていた。フランクリン隊の軌跡。もう少し追ってみたくなった。
    冒険家の思いに少しだけ寄り添えた気がする。

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    2013年11月08日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    カクハタ氏とは同じ大学で同級生、考え方も似ていて凄い共感する。この新作も本人の内面に関する記述にシンパシーを感じながら読み進めた。

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    2013年09月14日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    少し長いが引用。
    『探検家が探検をすることには多くの人が様々な理由をつけてきた。……そんなことは人間が探検をする本当の理由にはならない。探検をしない人たちが考え出した分かりやすい理屈に過ぎないのだ。悩みや葛藤や逡巡という要素を取り除いた、やらない人たちが納得するためだけの、きれいに体裁を整えた説明なのだ。……彼らは北極の自然に囚われていた。人が命を懸けて何かをすることを説明するのに必要なものは、もしかしたら囚われてしまったという、心の片隅に突き刺ささった小骨のような心情のひだを持ち出すだけで十分なのかもしれない。囚われるというのは恐ろしいことなのだ。』
    「探検」と「北極の自然」を「カヌー」に置

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    2013年06月07日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    人間の極限が飾られることなく書かれている。フランクリン隊全滅は歴史の一つとして記憶していただけだが、探検家して最後を遂げられて幸せだったのではないだろうか。出産直後の麝香牛を射殺し、生まれたばかりの仔牛も射殺するところはとても悲しく罪悪感にかられた。

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    2013年04月07日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    ネタバレ

    ほわー!ホントにこんなとこしてる人いるんだなーっとただただ驚嘆!
    思えばこーゆー探検ドキュメントみたいなの読んだのって初めてかも。
    北極かあ。
    つーか10度以下になった時点で冷える~っと悲鳴をあげている私には絶対無理。
    が、そーゆーありえない状況が、日常になると、それがあたりまえでなんとも思わなくなる、とゆーのが印象的だった。
    なるほど、どーゆー状況でも人間は慣れるものなんだな、と。
    こう町の影がみえてきて、そこへ向かっていくうちに、
    人のいる世界が日常へと変わっていく、とゆー感覚が、すごいなーっと。
    にしても、ほんと、どんだけ過酷なんだっ。
    血がつららになる、とか。もうありえない。痛すぎるぞ

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    2013年02月07日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    寒い日に読んでいるとますます寒くなってきます。麝香鹿や鳥も解体するし、地図から高低差を読み取らなければいけないし、GPSで距離や方向、時間数を割り出す能力もいるし、食料や武器の装備も計算できないといけないし、何よりも無事に行程を終える心身が不可欠で冒険家の備えは多岐にわたると思いました。冬休みに見たレッドクリフの諸葛孔明みたいな軍師でないといけないわけですね。『世界最悪の旅』を読んでみたくなりました。

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    2013年01月27日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    ネタバレ

    四方八方雪と氷しかないなんて、想像はできても感覚は全くつかめない。それなのにこの一冊はものすごい現実感が迫ってくる。
    だからなのか、読み進めるのはとても疲れた。消耗していくのがはっきりとわかった。300Pぐらいで休みをいれて、普通の小説を読んだらなんだか体から力が抜けるようだった。

     すごいな、なんでそんなにまでなって、などと読んでいる間に何度思ったかわからない。特にヘルペス。写真を見なくても痛々しさがわかりすぎて、どこでもドアで薬を手渡しに行きたくなった(もう旅は終わっているのに)。あと生肉でおなかをこわした日。休めないからとよれよれと前へ身体を進ませようとする姿が痛々しい。荻田さんが見か

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    2013年01月16日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    19世紀に北極で遭難したフランクリン隊の軌跡を追いその謎を解明しようと言うもの.探検家の角幡の面目躍如.

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    2013年01月06日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    新聞の書評で本書を見つけ、開高健ノンフィクション賞を受賞した時から気になっていた著者でもあり、読んでみた。

    19世紀半ばに、ジョン・フランクリン率いる北西航路探検隊129名全員が亡くなった航路を辿ることで、彼らの見たものを自分の目で確かめようと、著者と極地探検家の荻田泰永の二人で挑んだ北極冒険譚。

    彼らの旅の行程をなぞりつつ、途中途中にフランクリン探検隊の謎にまつわるエピソードが差し挟まれていくという構成で、語りもうまく、そのあたりなかなかニクイ。
    かなり厳しい旅であったことは想像に難くないのだが、思いのほか淡々とした印象を持ったのは私だけだろうか?
    ただその中でも、麝香牛を殺して食べるシ

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    2012年12月30日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    角幡作品は過去3作読んでいるが、本作も期待を裏切らず面白いノンフィクション作品だった。
    角幡氏と同行者の荻田氏が歩く現代の北極圏と、かつてフランクリン隊が目指した北西航路が、まるでパラレルワールドのように展開して行く。絶望の淵を彷徨ったアグルーカと、自ら決断し途中から衛星通信を拒絶した著者たちが見たものは、きっと同じ景色であったに違いない。少し気が早いが次回作も楽しみだ。

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    2012年12月01日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    極北の地で103日間、約1600キロを歩き続けた記録である。氷点下40度の環境では、毎日5000キロカロリーを摂取しても体内の脂肪が失せていく。作者は疲労から口唇ヘルペスを発症し、腫れあがった唇から膿や血が流れそれはそのままつららになった。強烈な飢餓感から麝香牛を撃ち殺し、その肉を解体し貪り食うシーンは迫力に満ちている。巻中にあるカラー写真も美しい。もっと激しい描写があっても良かったのではないかと想う。それ程の凄い冒険だもの。

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    2012年11月21日
  • 43歳頂点論(新潮新書)

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    やりたいことがある、が肉体が想像より衰えてくる。そんなときに無理してしまって死にぐっと近くなる43才。

    植村直己、ハセツネ、谷口けい、平出さん&中島さん…、後半には三島由紀夫、星野道夫も登場します。

    自分の美意識、探究の心を任せ、無理をする日々。しかし年齢とともに体は変化していく。だんだんと「〇〇しなきゃ!」という気持ちについていけなくなる。
    怪我や不安な予感で、あらかじめ迫る危険を知らせてくれたりする。自分にしか感じ取れない体の声を聞いてあげたい。年とともに、心の暴走を抑え気味にし、身体の声を優先させてあげてもいいと思うのだ。

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    2026年05月15日
  • 43歳頂点論(新潮新書)

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    ・『空白の五マイル』『極夜行』の極地探検家による、「探検家としてのピークは体力x経験の掛け算が最大化する43歳にある」「体力の衰えx経験による発想の拡張というギャップにより苦しむ」という主張
    ・元GSの田中渓さんが勧めていたので購入
    ・なぜ中途半端な43歳か、というと、43歳で命を落とす著名な冒険家が多いこと&体力/経験のバランス変化を筆者自身が痛感したことによる
    ・冒険家は、成長して完成を目指そうとする「権力意思」を追い求め、その達成に近付けば近付くほどより危険な冒険を求め、死に近くなっていく(死の余白)
    ・人は誰しも「何者かになりたい」「人と違う人生を生きたい」と思うものだが、そのオリジナ

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    2026年05月04日