角幡唯介のレビュー一覧

  • エベレストには登らない

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    角幡さんの新刊。雑誌連載をまとめたもので、山のことから個人的な事まで書かれた散文的なもの。
    第1章の「登山はスポーツか旅か?」「辛坊さんが救助されるのは当たり前」など角幡さんの冒険論の真に迫っていて、読み応えある。エロ登山とかかわいい娘への親バカ文章とか、気の抜ける文も挟んであって楽しい。本当に角幡さんの本は絶対外れない。

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    2020年01月19日
  • 雪男は向こうからやって来た

    購入済み

    2019年にこの本を読みました。なぜこの時期に読んだのか…

    実は2019年GWに山口敏太郎さんのインタビューに答えました。
    概略を言えば1991年にネパールの比較的初心者でも行きやすいランタン渓谷をトレッキングしている時
    標高2,800m程度の原生林で身の丈155cm程度の全身黄褐色の毛で覆われた類人猿と10mほどの距離で遭遇しました。

    詳細は山口敏太郎さんのYouTube「アトラスラジオ」で語っています。
    「アトラスラジオ イエティ」検索で出てくると思います。
    Yahooニュースにも東スポの記事として出ていました(現在削除されています)

    概略は知ってましたがこの機に

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    2020年01月15日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    探検部の元学生(と言いたいくらいなんか若い…)が、チベットの空白地帯に飛び込んでいく話。
    著者の本は4冊目ですが、順番としては本著が探検家として世に出した最初の著作のようですね。経験を重ねた「アグルーカの行方」なんかと比べると本著は圧倒的に若くて粗削り。
    時系列にならずにエピソードを挟んでくる書き方も本著の時点から始まっているのですね。嫌いじゃないけど、ちょっとあざといような。

    内容はチベットのツアンポー渓谷を旅する話な訳ですが、渓谷自体のスペックはどうやらグランドキャニオンも比ではないレベルの凄いもののようなのに、「大変さ」が先に立ちすぎて、その場所に魅力を感じるような記述にはなっていない

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    2019年12月08日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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    脱システムをし、自由を手に入れることの難しさ。普段意識を全くすることができないが、システムの中で生活をしているということ。一見自由のようだが、管理されている。

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    2019年12月01日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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    角幡くんの冒険、探検の定義がだいぶ深まってきたようで、なかなか読み応えがあった。昨今の著名な冒険家のやってることにも少ししっくりこないものを感じていたところとか色々自分の中のわだかまりをとくのに役立った。

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    2019年08月18日
  • 探検家の日々本本

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    元新聞記者で探検家である著者の書評集。ファンなので、つい買ってしまった。金原ひとみのマザーズの書評、「自分は生を感じる為に冒険に出掛けるが妻は妊娠しその体内に生を宿したので、女の人はわざわざ遠くへ冒険に行く必要がないのか、なんたることだ」みたいなくだりは笑ってしまった。そういうものなのかもしれないな。

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    2019年02月07日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

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    2020年05月05日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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    冒険とは脱システム、と言う著者の論展開はそれほど目新しいものではない。旅が日常からの脱出だというのと通底している。それでも、声を上げるのは現代社会があまりにもシステム化され管理されているからにほかならない。分かっているのにそのシステムから抜け出そうとしない、出来ない私であるから、著者の数々の冒険譚を愛読するのだ。

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    2018年06月15日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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     本屋で手に取り目次を見ると、本多勝一さんの名前や彼が展開していたパイオニアワーク論が目に入る。僕も学生のころ熱心に読んでいたので、著者がどう解釈して自身の冒険に投影してきたのか、大いに興味がわいた。
     エベレストが初登頂された後は、ルートを変えたり、無酸素で挑戦したりとバリエーションを変えないと、それは冒険とは呼べない。『初』がつかないと冒険とは呼べないのだ。パイオニアワークとはそういうものと理解している。誰も行ったことがない『地理的空白』がなくなった現代で、冒険は難しい。極夜の北極圏を旅する冒険を『発見』した著者のうれしそうな顔をテレビで見た時、冒険で飯を喰うことの社会的な大変さを感じた。

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    2018年04月28日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    2018/4/8 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2020/8/20〜8/23

    角幡さんの冒険とは何か、について、まとめられた本。「探検というのはシステムの外側にある未知の世界を探索することに焦点をあてた言葉であり、冒険の方はシステムの外側に飛び出すという人間の行為そのものに焦点を当てた言葉だ」という「はじめに」の一文の考察が素晴らしい。

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    2020年08月23日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    三浦しおんさんの解説が本書の性格を端的に表している。実は「雪男」的なものは世の中には結構あって、いつ自分がそれに絡め取られていくかは分からない。

    それ故に、高学歴のエリートと評していいような人でもオウムにはまったりしてしまう。そこまでいかなくても、ちょっとしたオタク的な趣味にハマるのもそれに近い事なのかもしれない。
    作者は一貫して冷静であろうと努めるが、それでも時折、それに絡め取られそうになる。それがまたなんとも人間的でいい。題名に込められた思いを考えると深いものを感じる。

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    2018年02月02日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    早大探検部の先輩である高野秀行とは違い、未確認生物に懐疑的だった著者。ツアンポー峡谷を探検する前に、新聞記者の職を投げ打った不安定な立場で偶然にであった雪男捜索隊への誘いという切っ掛け。それが適当に距離を置いてリポートでする視座を得たのかもしれない。しかし、それによって雪男を目撃する幸運に恵まれなかった……それが本書のタイトルとなった深い意味に繋がる。映像に収めようと意図しても、露出オーバーだったり、濃霧に阻まれたり。さて、雪男は実在するのか? 21世紀の現代でも謎なのだ!

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    2017年11月30日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    辺境作家高野さんと、早稲田大学探検部後輩の角幡さんの対談本。彼らの本をぼほすべて読んでいる身としては、過去に読んだ彼らの紀行文をなぞるエピソードがたくさんでできて、読書メモリーが刺激された。

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    2017年09月23日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    似てると思われ括られて対談することになったが、アプローチから何から違うので似てないのだけれど、という2人。とはいっても、読み手としてはそれがいいんだけれどね。お互いの特徴とか考え方とかどっちもが面白い。たくさんあるエピソードから取捨選択されパッケージされてると思うといろんな本もう一度読みたくなる。冒険探検にまつわる本も紹介されてて2人が、「これ本当なんですかねー?」とかいってて面白い。2人の本読んでて感じる「どうやってるんやろ」がめいっぱい解説されてて、この対談本を入り口にいろいろ読むのもいいけど、たくさん読んだ上で対談で疑問の答え合わせするほうがオススメかも。
    高野さんの文章が軽すぎる?じゃ

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    2017年01月08日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    タイトルで中身の想像が大体ついてしまう本ですが、とは言え面白いのは、著者が同じようなルートを実際に旅すること。説得力は物凄くあるし、ルポは引き込まれるような面白さがあります。

    しかし、著者の探検はフランクリン隊のそれとは違って、大義は無いのではないか。国の威信をかけて新たな貿易路である北西航路を開拓する探索と、そのトレース。大変な冒険なのは文章からも、途中に挟まれた写真(いや、やっぱ写真があると違う!)からも感じられるのだけど、そこに危険を承知で行くのか、と思うと何だか切ない気持ちになります。
    フランクリン隊の真相的な何かに迫るかというと、彼らの不可解な行動(船を放棄して、また戻る?)も別に

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    2016年10月21日
  • 探検家の憂鬱

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    探検家&ライター・角幡唯介のエッセイ集。
    2012年発刊の『探検家、36歳の憂鬱』に、数篇を加えて文庫化されたもの。
    著者は、『空白の5マイル~チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で、開高健ノンフィクション賞(2010年)、大宅壮一ノンフィクション賞(2011年)をダブル受賞しており、今最も注目される探検家&ライターのひとりである。
    本書では、そうした著者ならではの切り口での考察が綴られている。
    ◆ノンフィクションの行為と表現~「書くことでも映像をとることでも・・・結果として表現に置き換えることを前提に何かの行為をする場合、その行為の純粋性を保つことは想像以上に難しい。・

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    2016年01月11日
  • 探検家の憂鬱

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    自分の生き方が社会に認められない、マッチしていない、もっとロマンのある生き方をしたいみたいな人にお勧め
    探検家でありノンフィクション作家である葛藤が人間らしくて好き、水虫の件とかも・・・

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    2015年11月01日
  • 雪男は向こうからやって来た

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     UMAのなかでも実在する可能性の高いもののひとつが雪男らしい。とはいっても、体長3メートルもあるような巨大な生物で、牛や鹿を襲って食うような怪物ではなく、人間の成人より身長は低い150センチくらいの猿(猿人?)の一種。なんらかの理由で高地の雪山で生活するようになったんじゃなかろうか、と専門家?は見ている。

     はじめにお答えしましょう。雪男はやってきません。


     しかしながら、なんだ、つまんねえ、やっぱりいないんじゃねえか、期待させやがって、けっ! とはなりません。
     雪男に魅了された人々の体験記として読むと、それはそれは面白い。


     著者は半信半疑のまま雪男捜索隊に参加する。しかし雪男

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    2017年08月15日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    ネタバレ

    雪男を追っている本かと思いきや、雪男を追っている男たちを追っている本であった。
    中学生や高校生のころであれば、「結局、雪男はいるのか、いないのか、はっきり」と思っただろうが、今は全くそうは思わない。むしろこういった雪男を見た人物たちに興味がある。それは自分自身が登山をかじったりして、登場人物の幾人かを本・雑誌で読み知っているというのもかんけいしているかな。

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    2015年08月30日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    雪男を探しに行ってどうなった!?
    というより雪男という存在に魅せられた人々のはなし。
    著者の雪男に対しての一歩引いた視点がまたいい。

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    2014年12月15日