角幡唯介のレビュー一覧

  • 極夜行

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    東野圭吾の「白夜行」に対しての「極夜行」なのかわからないが、太陽が昇らない季節のグリーンランド冒険譚。

    写真の一つでもあると、自分の貧困な想像力を補うことができるのだが、それでも凄まじい冒険だったことは分かる。

    時に軽いタッチの筆、特に犬を表現するときのそれご、逆にどれだけこの冒険が大変だったのかを語っているようにも思えた。

    生還したからこそこの本が出版されてる訳だが、そもそも極夜をなんと読むのかわからないぐらいだったが、アラスカでオーロラを見た時の夜の暗さは覚えている。

    都会の夜とは違う夜の暗さ、黒さ。そこから太陽のある世界に戻ってきた時の感動は凄かっただろうなと思う。


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    2025年08月31日
  • 極夜行

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    人の苦労話が好きなのでこういう探検譚は大好物。
    星の話からキャバクラへ、限界状態のサバイバル雪かきから原始的なクロマニョン人の下世話な話まで話の振り幅がひどい(笑)世いい意味で!その振り幅と語り口と限界状況なのが楽しい一冊

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    2025年08月17日
  • 書くことの不純

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    「独りよがりで不気味で得体がしれないからこそ、そこまでやるのか…と人の心胆を寒からしめる力をもつのである。逆にいえば、そもそもそこまで行かないと書く意味がない…。(本文より引用)」自分の行為に社会的な意味を持たせないといけないのか、自分の内なる衝動に身を任せてはいけないのか。そんな問いに答えた著書だったと感じました。

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    2025年06月27日
  • 極夜行

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    ネタバレ

    最近、本をよみ始めたので文の表現や無知なところがあって想像まで時間がかかりました。
    序盤辺りからやっとでなれてきて苦無くよめるようになりました。

    デポがだめになり食料がなくなり、とうとう犬を食べてしまうのか?ってドキドキしながらみてました。
    ブリザードがいちばん厄介で極夜がさらに恐怖を助長したのかなとおもいました。
    普通に生きてれば体験できない世界を読めて良かったです!

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    2025年06月25日
  • 極夜行

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    原始的体験としての極夜行。すごいこと思いつく人だなあ。
    ストイックだけど、いろんな意味での人間味が面白い。現代の部分も、原始の部分も。
    天体との関わり方は、羨ましいに尽きる。とてもじゃ無いけどこんな旅はできないので、羨ましいとハンカチ噛むしか出来ない。本当の夜も、頭の上で泰然と導くポラリスも、美女ベガも、愉快犯みたいだけど見放さないでいてくれる月も、やがて昇る本物の太陽も。
    あとがきにドッグイヤーしたのは初めて。

    口悪いし下ネタ放ってくるし、でも物はちゃんと整備して、死生観を持っていて、こうゆう人じゃ無いとこうゆう世界で生きていけないんだろうな。
    そしてこの世界で生きていける人でも、人の世界

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    2025年06月11日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    人それぞれの孤独

    17名の著者による孤独論。
    特に興味を惹かれたもの↓

    中条省平(フランス文学者)/孤独と追放――アルベール・カミュ最後の10年
    『異邦人』『ペスト』の作家という程度でしかカミュを知らなかったので…作家にここまでの重圧というのは現代では存在しないのではないかな

    奥本大三郎(フランス文学者)/永井荷風――独身者の悦びと不安
    気ままな一人暮らしが印象的でした。

    新元良一(作家)/ソロー『森の生活』が語りかける声
    この孤独、場所だけなら我が家の近所でも実践できそう。僻地じゃなかったんですね。

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    2025年04月29日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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     タイトルで勘違いしていたが、本書は足掛け4年、4回にわたる山行記録で、1回の山行で49日間日高山脈に入り浸っていたわけではない。日高山脈はそこまで広い山域ではないということか。また、地域を手の内化しようとする試みは、北極圏でも実施している著者の一貫した行動原理の一つと感じる。

     無目的に漂泊する指向の中でも、沢を遡行し、とりあえずの目標をいただきに求めることや、地図を持たず歩く中でも現地で出会った人からの情報を取り込み歩き続ける様も、今回の活動の原理として破綻なく読むことができた。著者の北極行に比べるとひりひりした感覚は感じられないものの、日本の山が持つ豊饒さの中漂泊する様子は、読み手の心

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    2025年04月10日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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    地図なし登山、本人にとっては楽しそうだけど、これまでのカクハタ君のやってきた、書いてきた探検、冒険の楽しさには及ばなかった。多分、自分にとっての未知の中でも距離感があって、今回のものは近いからなのかな、と思った。

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    2025年02月24日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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    地図なし登山の追体験ができる。
    最初は未知のことが多すぎて、危険に満ちた山行と思っていたが、だんだん既知の領域が増えていくとパッと世界がひらけた感じで旅を続けられる。
    本を読み進めるに従って、あたかも自分も未知の領域を冒険しているかのごとく感じられる。
    また、ところどころで挟む著者の思想もおもしろい。
    例えば出立に際し、近代アルピニズムに求められる困難とは?について語っているが、選ぶべき困難と選ぶべきではない困難があるということは登山以外でも同様のことが言えるのではないかと思う。
    冒険の追体験、そしてところどころに挟まる思想。
    この2点がこの本の魅力なのではないかと思う。

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    2025年02月17日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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     俺たちは消費するために生きているわけじゃないだろう。

     消費という社会のシステムからの脱却。
     脱システムという概念を極めた登山の形として、地図無し登山というスタイルを選ぶ。
     筆者にとって日本に存在する道の山域、それが日高山脈だった。

     四回にわたる足掛け5年、計49日間の漂白登山。
     地図を持たずに山に分け入ることで、空白の地域に頭の中で地図が出来上がっていく。 
     漂白登山の末、最後に至る心境とは。

     自分だけの登山スタイルを確立したい。
     俺にとっては、シートゥーサミット・ナイトハイクを完成させたい。

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    2025年01月31日
  • 極夜行

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    極限の状況で人は何を感じ、何を思うのかー
    真っ暗闇の世界で数ヶ月を過ごし、その経験を持ち帰ってきた人の冒険譚。
    まるでフィクションかとも思えるような展開もあり、割とあけすけな語り口と書き手のポジティブというか若干能天気な?性格が面白さを添えてくれる作品だった。

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    2024年12月31日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    とにかく厳しい踏査記録が生々しすぎて、ページを進める指が止まらなかった。旅の途中で出会った人々の描画や、旅に付き物の、親しくなったけれども、もう会うことがないかも知れない人々の描画とそこから醸される郷愁の描き方が秀逸でした。

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    2024年12月22日
  • 極夜行

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    極夜の北極圏で4か月を過ごした冒険譚。
    寒さ、孤独、そして暗闇。
    実際に体験した作者でないと書けない光景や感情がとても興味深い。
    冒頭は少々読みづらさもあったけど、中盤以降ユーモアや下ネタ?も交えたりで面白く読み進められた。

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    2024年12月18日
  • 極夜行

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    壮大すぎて訳が分からなかった。今はもう亡きわんちゃん、作者はいざとなったらこの子を食糧にすると言っていたけど、まちがいなくこの子がいなければ探検の続行は不可能で、精神的にもいっぱい支えられたよね、、、と読んでてしみじみ。でも作者が無事に旅を終えたのがなにより!
    自然は偉大だ。

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    2024年12月07日
  • カムチャツカからアメリカへの旅

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    ロシアからアラスカ方面を目指したベーリング探検隊に参加した外科医の記録。宴会でベニテングタケを食べて酔うという原住民の怪しげな風習が印象的。原住民の暮らしや文化にフォーカスした“カムチャッカ誌”も同時収録

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    2024年11月29日
  • 地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

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     地図上にはもはや空白がなくなってしまった現在、新しい冒険、探検はどこにあるのか? かつて「空白の5マイル」でチベットのツアンポー峡谷の空白を埋めてしまった著者の答えは、地図を持たない「登山」だった。著者にとって未知の山域である日高山脈を地図なしで漂泊した4回、都合49日の記録。

     チベットの峡谷や極北、辺境の冒険家である著者にして、2000メートル程度の日本の山域が地図がないだけで冒険のフィールドになってしまう。「人が生きるには未来予期が必要だ。未来予期こそ人間の第一の存在基盤である」のに、地図がないだけでその滝の向こうに何が広がっているかわからない状況は存在基盤が脅かされる怖れを抱くに

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    2024年11月24日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    4.0

    敬愛する高野秀行さんの後輩の著書。
    紛う事なき職業冒険家。
    文体から本人のストイックさが滲み出ていますね

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    2024年11月16日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    探検家がどういうことをしているのかが分かる本。
    極限状態を生き抜く生命力に平伏します。
    同行した荻田氏もかなりのもので、思わず笑ってしまう一幕もあります。
    こういう探検家が居ないと、人類は広がらなかったので(ごく少数でも)必要な人種なのだと思います。

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    2024年08月18日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    なんだろうな?探検とは?
    探検家に魅了される秘境?

    一度自転車で日本一周したら、その虜になり、アルバイトして何度も行きたくなるとか。

    僕の場合、ジョギングの魅力を知ったが最後、どんなに、足の怪我に悩まされても、走ることをやめられないということとか。

    ギャンブルと同じなのかも?と思ったりした。

    一度探検の魅力を知ってしまうと、また探検したくてたまらなくなるのではないか?

    それはもう、探検したことのない人には、理解できないのではないだろうか?

    なぜ命を落とす危険性があると知りながら、人は未開地?秘境?を目指すのか?

    なんとなく想像するに、

    血湧き肉躍る高揚感?危険と隣り合わせの状況

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    2024年08月08日
  • 極夜行前

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    少しずつ極夜行に向けての準備が整っていく過程がワクワクさせられた。デポ設置旅行で次々と降りかかってくる問題などノンフィクションならではのリアリティーのある世界で興味深く読み進められた。
    当たり前だがすごい世界を探検してるので、非日常感が小説からも味わえる。これから極夜行を読むのがすごく楽しみ。ここからメインが始まる序章の段階なので4点かなといったところ。でも充分に面白かった。

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    2024年08月03日