角幡唯介のレビュー一覧

  • 地図のない場所で眠りたい

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    早稲田大学探検部OBで作家のお二人による対談集。
    高野さんの本は好きで、よく読んでいるので気になって読みました。

    探検部時代の話から、作家としての考え方や苦労、そしてお互いの作品について語り合うコーナーなど盛りだくさん。探検部時代の話をOB同士で語り合っているのがとても楽しいです。
    途中途中で面白そうな本も多々紹介されて、また読みたくなりました。お二人の本ももっと読み進めたいです。

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    2018年07月24日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    探検家としてとんでもないことを成し遂げていることに加えて、ライターとして非常に優秀。

    フランクリン隊はなぜ全滅したのか、アグルーカたちはどこへ行ったのか、それを自分たちの冒険とパラレルに見せていく演出はすごく上手い。
    ただ歴史を順に語っていくのではなく、自分の足で実際に足跡を辿っているだけに、その経験から生まれる言葉に説得力がある。
    巻中の写真には、過去の探検家がともに歩いているような臨場感さえ感じた。

    同行者の荻田氏とのやり取りがライトに描かれているだけに、大変だった苦労しただけではない、冒険の過酷さがよりリアルに感じられたように思う。

    空白の5マイルの次に読んだのがこの作品だが、本作

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    2016年04月25日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    1840年代、英国のフランクリン隊が北極圏の北西航路を開拓するために、129人、2隻の軍艦で旅立つが、行方不明となり出発後10年近く経ったのちに全滅したことがわかる。その後の調査や隊員に遭遇したイヌイットの言質より、隊員の無数の白骨や墓、遺品などが発見された。しかし、最後の隊員が、どこまで辿り着き、志半ばで力尽きたかはいまだに謎である。
    本書では実際に北西航路を歩きながら2ヶ月かけて踏破する過程を経てその仮説を提示する。
    過去と現在を交互に描く手法、極地探索におけるGPSの意味合い、なぜ危険な旅を続けるのか。
    読み応えのある、非常に面白い本でした。船戸与一、高野秀行、そして角幡さんと、早稲田の

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    2015年08月19日
  • 探検家の憂鬱

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    ネタバレ

    2015/6/3 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2016/10/18〜10/26

    初角幡作品。山岳雑誌などで名前は知っていたが、まとまった文章を読むのは初めて。すいません、こんなに理知的な文章が書ける人だとは思っていませんでした。元新聞記者という経歴も知らなかったので、完全に予想外でした
    軽妙な文章は勿論、深く内面に切り込んだ理知的な文章も素晴らしい。次の作品を読むのが楽しみ。

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    2016年10月26日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    壮絶な北極探検記。なにより筆者が同年代というところに驚く。精神力、行動力、大胆さ、計画性、洞察力、感受性、すべてが羨望の対象。ジャコウウシを撃って食料にするところは、読んでいて辛くなるような記述だったが、極限状態では人も動物も弱肉強食の序列に組み入れられる現実があるのだと突き付けられた。リアリズムに貫かれた文章は、開高健を思い起こす。淡々と語られるユーモアもいい。

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    2015年01月03日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    ネタバレ

    早稲田探検部出身でUMA探しで思い浮かぶのは高野秀行氏ですが、本著はヤルツァンポ峡谷の空白の5マイルを踏破した角幡唯介氏。
    フィリピン・ルバング島で旧日本兵小野田少尉を発見して、一躍時の人となり、その後ヒマラヤ・ダウラギリ山域で6回の雪男捜索を行い、雪崩で亡くなった鈴木紀夫氏や、日本有数の登山家で、雪男を目撃した芳野満彦氏など、雪男という存在はそれを目撃した人を引き付けてやまないらしい。著者自身イエティー・プロジェクトに半信半疑ながら参加し、だんだんと雪男捜索の魅力に引き付けられていっていますが、これは雪男に限らず、UMA全般や伝説的なもの一般に当てはまる事かも。
    いかにもキワモノ的になりそう

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    2014年06月07日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

    購入済み

    非常に良質なノンフィクション

    非常に楽しく読めました。

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    2013年03月19日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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     19世紀半ばに「北西航路」発見を目指してイギリスを出発し、北米大陸の北部、北極圏で全員が死亡したとされるフランクリン隊。本書は、このフランクリン隊がたどったルートとほぼ同じルートを徒歩で踏破する冒険の記録となっている。

     北極圏のとんでもなく厳しい自然環境の描写に加え、フランクリン隊の生き残りの行方について様々な資料を照らし合わせて分かったことや現場に立って考えたこともそのつど織り込まれている。一種のミステリーとしての趣きもあると思う。

     淡々とした内省的な描写ながら、どんどん先を読みたくなる。とくに中盤の麝香牛のエピソードには、激しく心を揺り動かされた。冒険とは何か、なぜ人は生命を賭し

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    2013年01月27日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    『もし私が今度の旅で何か分かったことがひとつだけあったとすれば、それはあの時に感じた、ある種の生きることに対する罪悪感であった』
    北西航路発見の探検で死んでいったフランクリン隊の足跡をたどりながら1600kmの道のりを歩き続けた冒険・旅
    とても面白かった

    ”自分の体から出る水分の多さにうんざりした”
    ”通信手段として、岬や丘など目立つ場所にケルンを積み上げ、中に記録を残すのが連絡手段であった”
    ”山岳地帯の探検で重要なのはGPSが教えてくれるデジタルデータではなく地形図から読み取れるアナログデータだ。極地では緯度と経度という厳密な数字によって把握するしかない。”
    ”フランクリン隊と私たちの大

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    2013年01月15日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    身体が芯から凍えるような気分になったり、
    心の内から熱い想いがわき上がったり、
    喜怒哀楽をともに。読み応えのある作品。

    かつて北極探検で全滅したフランクリン隊を追って、
    北極を歩いて旅する冒険家。

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    2013年01月05日
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

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    ネタバレ

    探検行としての面白さ、迫力に、フランクリン隊の謎にせまるミステリーとしての魅力、そして文章の簡潔ながら的確な表現にわくわくしました。欲を言えば、写真などは纏めてしまわずに、要所要所に欲しかったです。

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    2012年12月08日
  • 43歳頂点論(新潮新書)

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    “人間が発揮する力の高さは肉体の力と経験の力をかけあわせた数値で決まり、四十三歳こそそれがもっとも高くなる年齢である──”

    確かに、そうかもしれない。
    ただ、「肉体の力」はともかく、はたして私は20~30代にかけて、「経験の力」を右肩上がりに伸ばしてこられたのだろうか。
    本書の図1を見ると、経験線は順調に右肩上がりに伸びている。けれど、私のこれまでが同じような軌跡を描いてきたかと問われると、正直、自信はない。

    著者のように、20~30代にかけて着実に経験を積み上げてきたこと──それが「43歳」に頂点を迎えるための前提なのではないか。だとすれば、私のように家ではNetflixやSNSを眺め、

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    2026年09月13日
  • 43歳頂点論(新潮新書)

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    オーディブルにて

    素晴らしい本。自分にとって色々考えさせられる内容であった

    サハラに死す、開高健など読んでみたい本もできた
    43歳が頂点だとした場合ぼくは何をしていくべきか

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    2026年09月07日
  • 極夜行

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    極夜行。
    実際の冒険記としてはワクワクの旅立ちあり
    ハラハラドキドキの展開あり
    サスペンス的な緊張感ある展開ありと大いに楽しませてくれた。
    しかし筆者の過剰な観念的描写の味付けが濃すぎて萎える部分もあり好き嫌いはあるかも。
    総じてなかなか面白かった。

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    2026年09月05日
  • エベレストには登らない

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    楽しく読めたエッセイ本

    ところどころ、その行為は冷静に考えたら、厄介なめんどくさいクレーマーやんと思うところも少しあったけれど笑
    でも、そこも含めて、書いている内容や訴え?が私自身も感じていることだったりしたので、不快感なくそうよねと頷きながら読めた。
    要所でにやにやするところもあり。

    考え方の好き嫌いは分かれそうだなあと思いつつ、私はかなり好きな考え方で好きなエッセイ
    私は冒険家にはならないけど、一人旅は好きだから、冒険に対する純粋な思いはなんとなく理解できるような気がした。

    大学生の時に冒険に出会ってしまっていたらもう、病みつきになってしまって抜け出せないんだろうなあ

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    2026年09月02日
  • ヤマケイ文庫 荒地で生きる 「新・冒険論」改訂

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    角幡唯介による "冒険論"="脱システム論"。
    システムの外側に出ることで気付くシステムへの新たな視点。それこそが自身を拡張していき、さらにはそれが社会に還元される(かも知れない)。
    まさに、確かに、と思える言説の連続で、軽快に読めた。ということは、少なからず私もそちら側の感性は持ち合わせているようだ。

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    2026年09月02日
  • 43歳頂点論(新潮新書)

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    探検家であり物書きでもある著者の48歳時点での持論が展開されている。
    何故43歳なのか。体力と経験値の総合力がもっとも高い時期というのは納得がいく。
    また、名だたる冒険家という極端な例ではあるが、頂点から下り始める焦りというものも確かに生まれるだろう。
    それにしても極限の探検家達の「死」をもって輝く冒険の矛盾というのはすごい世界だと思った。

    自分もこれから肉体は衰えるばかりかなと少しネガティブになっていたが、著者の50代が楽しみという言葉に救われた。
    これまでの経験があるからこその楽しみを見つけていきたい。

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    2026年08月17日
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始

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    ネタバレ

    「狩りと漂泊」のあと、犬ぞりを始めた著者の悪戦苦闘の日々を書いた続編。
    写真を見ると犬たちは正直本当にかわいいのだが、著者は一年目は犬をかわいいと思ったことがない、と断言する。それもそのはず、30~40キロ程の大きな犬たちが10匹程度も集まると権力争いの喧嘩による流血沙汰(場合によっては死に至る)が絶えないため棒で必死に殴ってそれを止めなくてはならず、犬ぞり初心者の著者の言うことを全然聞かず飼い主を引きずって暴走したりするというのだから恐ろしい。犬ぞりに乗ってらくちんな旅、とは全くの幻想で、犬ぞりは他力ではなく自力である、と語る著者の実感を読者も嫌というほど感じられるようになる本である。

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    2026年08月12日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    ネタバレ

    とても読みごたえがあった。ワイヤーブリッジが見つかったところは、非常に引き込まれるものがあった。
    角幡さんの冒険に対する考え方、ささやくだけで答えをくれないという表現は、私の心に刻まれました。

    蛇足ですが、私は熊谷市出身なので、熊谷で勤務した経験のある角幡さんの人生と少しつながった気がしてうれしかったです。

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    2026年08月10日
  • 43歳頂点論(新潮新書)

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    ギリギリ43歳のうちに読みました。
    この年齢以降は、衰退の一途を辿るという暗い話かと思いきや、最後に、50代は可能性に満ちているという話になり、希望が持てました。
    人生を動かすきっかけは、常に偶然の出会いや発見なのだという考え方に、共感しました。今までの自分を振り返っても、そう思います。

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    2026年08月09日