角幡唯介のレビュー一覧

  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    感想
    どれだけの才を持ち合わせても、どれだけの美貌を手に入れても。孤独は人間に付きまとう。耐えるという態度を捨てた楽しむという付き合い方。

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    2023年04月26日
  • 探検家の憂鬱

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    ネタバレ

    【家の中で一日中過ごす憂鬱】という謎のテーマで本を探して手にしたら真逆の内容だった『探検家の憂鬱』(角幡唯介)。

    行きたい場所があったのに台風接近による暴雨で行けなくなったのでこの本を読んで夜更かししました。クソゥ…

    そしたらなかなか面白い本に当たってしまった。

    そして以下6点についていろいろ考えてました。

    ❶【《〈フィクション〉or〈ノンフィクション〉という2つの立ち位置》の先にある旅のあり方】

    →面白くしようとするとそれは〈ヤラセ〉になり、すぐに後者から前者になる。
    〈情報を受け取る側〉からするとヤラセはすぐに気づく場合が多いだろうけど、〈情報を提供する側〉となると表現するのは難

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    2023年04月18日
  • 極夜行前

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    極夜行の、その準備すら壮大だってことは、本編を読んで十分想像できていたけど、その通りでもあり、それ以上のスケールでもあって、ある意味こちらの方が読み応えがあったかもしれない。

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    2023年04月16日
  • 漂流(新潮文庫)

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    分厚い労作だが、一気に読み終える。さすがの構成&筆力だった。

    以下、雑感。

    一時期、沿岸部に暮らしたことがある。そこでよく聞いたのは「浜っ子だからね」というセリフ。良い意味でも、悪い意味でも使われていた。よく言えば豪放磊落、悪く言えば無鉄砲で無軌道(当地の言葉だと、荒い、とか、きなかい、とか)喧嘩っ早いけど忘れるのも早くて、利に聡いかと思えば情に厚い。そういう人のことを言っていた。この作品にはそういう人がたくさん出てくる。というか、九割方、そういう人たち。角幡さんはその中でも、2回の漂流を経験した沖縄の漁師を通じて「海」を描こうとしたんだという。何と大胆な。描きたかったのは漁民じゃ

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    2023年04月16日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    父の勧めで読んでみた。
    初めの方は、ツアンポー峡谷の歴史やらで少し退屈したが、二度目の峡谷挑戦はリアリティーがあり、終盤はハラハラした。面白い体験をしたと思う。

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    2023年02月17日
  • 極夜行前

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    極地にて太陽の出ない季節である極夜を旅された「極夜行」。その準備段階を描かれています。準備段階といっても、しなければならないことが多く、それ自体が旅であり、命の危険にもさらされる大きな物語となることを知ることができます。極夜を旅するための道具にしても、その選び方、入手方法、使い方の訓練など、課題と解決だけでも途中で投げ出したくなるほどの試練が待ち受けます。六分儀、犬、橇をそうやって時間をかけて準備して、事前に白夜の季節に旅をしてデポを作り、下見をする。それだけやっても、本番では・・・と、先に読んだ「極夜行」を思い出しながらため息をついてしまいました。これだけ準備してもそれが無駄になっても、旅を

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    2023年02月11日
  • 探検家の日々本本

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    Youtubeの日経テレ東大学での対談を見て初めて知った人物。
    生と死についての考え方が僕と似ていたことから、この本を読んでみた。

    角幡唯介がどのような本を読んで影響を受けてきたかがわかる作品で、僕も紹介された本を読んでみたいと思った。

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    2023年02月07日
  • 探検家とペネロペちゃん

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    娘や妻との関係を鋭く考察されている。
    極地に探検に行って、生きて帰ってくる人間に求められる資質。
    「朗らかさと鋭い観察眼」は欠かせないのだろうなぁ~と
    ゲラゲラ笑いながら読み進めつつ感心させられた。

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    2023年01月03日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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     チベットの最奥部に流れるツアンボー渓谷を、著者は単独で探検し帰還した。

     前半はツアンボー渓谷を巡る探検史に充てられ、ツアンボー渓谷がどのような存在で、かつてどのような探検がなされてきたかが理解できるよう書かれ、後半は著者の単独行が書かれる構成だ。

     GoogleMapでツアンボー渓谷の航空写真が見られる現在、冒険の意味はどこにあるのだろう。本多勝一さんがパイオニアワークについて論じられていたものを読んできた世代にとって評価はなかなかむつかしいが、そのような雑事を越える情熱のほとばしりが本書にはある。

     冒険に出ていく衝動、テーマを選定する思い入れの深さ、冒険を生業として生きる著者のプ

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    2022年12月25日
  • 極夜行前

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    太陽の出ない漆黒の冬季の北極圏を、1匹の犬だけを連れて4か月間にわたり旅をするというプロジェクトを描いた「極夜行」。本書はその準備として著者が実行した北極域での行動を記録したノンフィクションです。
    冒険を「現代システムからの脱却」と位置付ける著者は、冒険において最も重要な”現在位置の確定”をGPSに頼らず、天測(星や太陽を観測して位置を求める方法)によって現在地を確定させようとします。天測にはある程度の誤差は避けられませんが、誤差が大きくなると命取りです。吹雪で視界の限られる極寒の下で天測の技術を習得するプロセスが第1回目の準備工程です。
    食料やその他各種装備は犬橇(いぬぞり)を使い、1匹の犬

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    2022年11月11日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    ムー的な話ではなく、きちんと事実に基づいて
    書かれた雪男調査隊の真面目なお話。

    子供の頃頭に植え付けられた、身長3mもある恐怖の雪男、
    という要素がまったくないので、そういうのを期待した人は
    この本ではなく、黙ってムーを読んで下さい。

    にしても、田部井淳子さんも動く何かを見ていたとは
    これにはビックリ。
    読んでると、ホントにいそうな気がするが...。

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    2022年11月02日
  • 地図のない場所で眠りたい

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    大好きな著者さんどうしの対談なので、ゆっくり味わって読もうと思ったのに、面白いので、ついつい一気読みしてしまった。
    クスッと笑えるところあり、名フレーズありで、またまたお二人の著作を読みたくなってしまう。
    印象的だったのは、二人の共通点。
    後先考えずに行動して、緻密に文章を組み立てるところ。
    何をしたかより、どう文章化しているかで勝負したいところ。
    既存のジャーナリズムに限界を感じているところ。
    自分が読んで感じていたことは、あながち外れてもいないなぁとと思った。
    あと、高野さんが子どもの頃に好きだった本が、私の好きだった本と同じで嬉しかった。『ドリトル先生』のシリーズは、冒険・探検好きの入り

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    2022年10月10日
  • 探検家の憂鬱

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    面白かった。いつの間にか結婚して子供まで生まれていたんだな。
    妻子があると、これまでのように好き勝手に「探検」はできなくなるだろうから、ある意味今後の活動に注目していきたい。

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    2022年05月24日
  • 雪男は向こうからやって来た

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    雪男のことを真面目に書いたのは、この本が初めてじゃないだろうか。
    日本の雪男探索史を整理した良書。おもしろかった。

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    2022年05月24日
  • 探検家とペネロペちゃん

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    『極夜行』や『冒険家の日々本々』などでチラチラと触れられている、角幡さんの奥さんと子どもさんのこと。そっか、子どもさんいるんだ、一年の半分近くお家にいないのに子育てとか家庭生活とかどんな風になってんのかなぁ、という、半ば芸能人の私生活覗き的な興味で読んでみた。
    『冒険家の…』で角幡さんは、就職、結婚、子育ては、登山家にとって人生の三大北壁であり、誰もがその前に登山家人生を諦める難事業だと言っている。じゃあ角幡さんはどうなのかというと、日本にいる半年の間、ペネロペちゃんを愛することに全力を傾けているらしい。ペネロペちゃんを連れてご近所を歩き回るときは、その愛らしさで近所の人の相合が崩れる様に悦に

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    2022年05月15日
  • 探検家の日々本本

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    角幡さんが読んだ本を通して、角幡さんの頭の中をちょっとだけ覗き見させてもらえるエッセイ集。
    カバー裏にもある次の一節が、本読みさんを痺れさせる。

    ーー人生をつつがなく平凡に暮らしたいなら本など読まないほうがいい。しかし、本を読んだほうが人生は格段に面白くなる。(p.11)

    本当にその通りだ。
    中島敦と宮沢賢治、そして杉浦日奈子先生に人生を狂わされた私としては、深く頷くところ。

    さて、本書では小説・ノンフィクション併せて16冊を巡る角幡さんのエッセイと、読書日記が展開する。
    私の既読本と重なる本で印象的だったのは『ハーモニー』と『告白』。なるほど、そう読むのかと面白かったし、物書きさんなら

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    2022年03月20日
  • エベレストには登らない

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    角幡くんのビーパルで連載していたコラムの書籍化本。
    寝る前に気が向いたところをパラパラ読むのに最適な本。

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    2022年02月11日
  • 探検家の事情

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    彼のエッセーはこれを含めて今のところ2冊読んだけど、期待を裏切らない内容に感心する。具体的な内容は日が経ってしまったので書けないけど面白かった。

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    2022年01月19日
  • 探検家の憂鬱

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    角幡唯介のエッセーは彼のそもそもの文章力というか表現力の高さが分かる内容になっている。感性が少し一般の社会人と違うけど、イヤな感じじゃない。とても新鮮なものの見方に感心するとともに芯の強さに逞しさや柔軟さを感じてとても好きなライターだと思う。

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    2022年01月19日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    彼の作品は既に読んで一定の評価をしていたつもりだったけど、栗城史多さんと勘違いしていたことが判明。改めて彼の作品を初めて読んだのがこの作品。結果として彼の作品を読み漁ることに繋がった。僕が好きなポイントは彼の表現と作品の構成。とてもしっくり来て、読んでいて分かりやすいし引き込まれる。この作品もツアンポー渓谷の悪路に呆れ、よく生還出来たと思った。出来過ぎた内容に創作が入っているのではと感じる部分もあったけど、彼がエッセー等で書いた内容を読んでそうではなさそうだと思い、改めて作品の構成力が良かったせいだと感じた。極夜行と合わせて素晴らしいノンフィクション作品だと思う。

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    2021年12月22日