角幡唯介のレビュー一覧

  • 地図のない場所で眠りたい

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    高野秀行(1966年~)氏は、東京都生まれ、早大第一文学部卒。大学在学中に『幻の怪獣・ムベンベを追え』(1989年)で作家デビュー。代表作は、『ビルマ・アヘン王国潜入記』(1998年)、『西南シルクロードは密林に消える』(2003年)、『謎の独立国家ソマリランド』(2013年/講談社ノンフィクション賞)。植村直己冒険賞受賞(2024年/探検家・山田高司と共同)。
    角幡唯介(1976年~)氏は、北海道生まれ、早大政経学部卒。代表作は、『空白の五マイル』(2010年/開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞)、『アグルーカの行方』(2012年/講談社ノンフィクション賞)、『極夜行』(2

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    2024年07月03日
  • 漂流(新潮文庫)

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    冒険家でノンフィクション作家の角幡唯介が「漂流」をテーマにある1人の漁師と、その故郷の島の風土について調べ上げて書く。

    角幡のこれまでのフィールドはもっぱら山岳、極地だったが今回の舞台は大海原。陸と海、共通点や異なる部分が浮き上がってくる点も面白い。

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    2024年06月03日
  • 極夜行

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    妻の第一子出産から始まり、どんな話になるか想像つかななくて、準備段階はかなり読みにくい話だったが、中盤からグイグイ引き込まれた。
    極夜の中で−30度を下回る過酷な冒険を、ユーモアわ感じる書きっぷりで、不思議な読後感だった。

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    2024年05月07日
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始

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    極夜行、極夜行前夜、裸の大地と犬ぞり関連の本を書いてくれましたが、これは完全に犬ぞりの犬について書いた力作です。
    巻頭の犬たちの写真を見ながら読むと次第に感情が入って来てしまいます。使役犬なのでいたしかた無いのですが、役に立たないと生きている資格が無いのがやはりとても悲しい・・・。ウヤミリックー!(泣)

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    2024年04月09日
  • エベレストには登らない

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    BE-PALの連載をまとめた本。
    雑誌を買う機会ももちろんあるが、こういった雑誌連載しているものがまとまっていると正直助かります。
    特に好きな人の連載なら尚更。
    今回も角幡節を堪能出来ましたのと、『極夜行』前の物語や心境を知れたことは嬉しかったです。
    『K2には登りたい』ぜひ期待しています!

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    2024年03月23日
  • 極夜行

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    角幡さんの本、初めて読みました。
    文章がすごいうまい、冒険してみたくなりました。

    どんなことを思った感じたことを思ったままに書いて、好きでした

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    2024年03月17日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    ネタバレ

    ようやく読書の時間を取れるようになってきたため再開。
    二部構成、各6章-2章構成
    探検家の魂のノンフィクション自叙伝

    ・メインストーリー
    チベットのツアンポー峡谷にある、
    前人未踏の空白の五マイルを日本の探検家が単独で踏破を試みる。

    ・サブストーリー
    途中、角幡氏の回想シーンと、ツアンポー・チベットの案件にまつわる歴史的叙述のシーンがある。

    ・構成
    基本的には角幡氏の探検中のシーンがほぼありのまま語られる。

    ・特に印象的な場面など
    p.177
    当然のことだが、滝には地元の人たちから呼び習わされてきた名前があった。〜米国人が思い入れたっぷりに名付けた「ヒドゥン・フォール・オブ・ドルジェパ

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    2024年03月03日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    ノンフィクションといえば良いのか、若者の成長物語とも言えそう。死ととなりあわせの冒険に赴く人々の気持ちが、最後につぶやくように記されており、ために冒険者は続き、それを我々は追体験したいのかもしれない。
    文章は平易で読みやすく、感情移入も容易。
    「冒険は生きることの意味をささやきかける。だがささやくだけだ。答えまでは教えてくれない。」

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    2024年02月24日
  • 新・冒険論(インターナショナル新書)

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    角幡唯介(1976年~)氏は、北海道生まれ、早大政経学部(早大探検部)卒のノンフィクション作家、探検家。
    『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞(2010年)と大宅壮一ノンフィクション賞(2011年)、『アグルーカの行方』で講談社ノンフィクション賞(2013年)、『極夜行』で本屋大賞ノンフィクション賞(2018年)と大佛次郎賞を受賞。
    本書は、自ら、チベット奥地の峡谷や極夜の北極などに挑む冒険を行い、それをノンフィクション作品として発表してきた著者が、「冒険とは何か?」、「人は何故冒険をするのか?」、「冒険の意義とは何か?」等について綴ったものである。初出は、季刊雑誌「kotoba」の2

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    2024年01月26日
  • 極夜行

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    読んでいて、お腹がすく本!

    旅観が少し壮大過ぎて、ちょっと共感できにくい部分もあったけれど、出来事や心情描写がとても上手だった。

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    2023年11月03日
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始

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    植村直己を角幡唯介が明確に上回っているのはやはり文章力だと思う。旅のスケールは植村より小さくても文章の素晴らしさで惹き込まれる。
    相変わらず退屈な思想の部分は読み飛ばせば良い。今回はそれが少なかったのもよかった。次巻からもこの調子でお願いします!

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    2023年11月03日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ禍の数年前、未来がわからない時に書かれた文章を一応社会が再び動き出した時に読む。そこには色々な気づきがあると思いました。

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    2023年10月04日
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始

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    どこの世界でも、昔からの伝統が継承されにくくなっていると実感しました。また、犬の生態についても、認識を改にしました。

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    2023年09月28日
  • 極夜行

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    北緯78度の冬の北極圏を単独行する冒険譚。敢えて極夜の冬期を選び、GPS無しで旅をすることで「現代における冒険」を実現している。
    2ヶ月以上光がまったく無い世界を旅することの精神的な負担や恐怖が刻々と語られる。想像すらできないけど凄まじさは感じる。
    氷河でブリザードに晒され、中継小屋の食料は白熊にあさられ、道に迷いながら、闇の中でそりを引き続けた犬たちが素晴らしい。

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    2023年09月09日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    チベットの奥地に、ツアンポー渓谷があり、人類未踏の「空白の5マイル」と呼ばれる場所がある。そこを目指す冒険ノンフィクション。

    ノンフィクションを読んでいる。その中の一冊。
    冒険心をくすぐられるが、段違いの熱量を持った著者が何度もツアンポー渓谷に挑み、時には危険な目にあっても実際に行かないと得られない経験を積む様が、スリルと少しの羨ましさを持って読む。実際にツアンポー渓谷に行ってみたいとさえ思う。

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    2023年08月02日
  • 極夜行

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    探検家である著者がただでさえ過酷な環境である北極圏の旅で更に厳しい極夜を単独旅するという極限の中でも極限な環境を旅した旅行記。

    実際に4カ月もの長きに渡り単独行を行った著者自身による著なので迫力が凄い。

    その4か月も生死に直結するレベルのトラブル続きで、生きて帰れたのが奇跡なんじゃないかと思えるレベル。

    本書を読むと本来、人が厳しい自然を生き抜くことがいかに困難な事か。
    ちょっとしたことから餓死の恐怖に陥る事が良くわかる。
    そして光、つまり太陽の重要さも。

    常人には決して経験出来ない、極度の闇と極限の寒さの世界。そこで人は何を見出すのか。
    を垣間見えるので、是非オススメな本です。

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    2023年07月27日
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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    チベット自治区の北東部に世界最大級の峡谷があるという。そのツアンポー峡谷は、ヒマラヤを源流とする大河の激流に削られて何度も湾曲し、ついには峡谷のどこかで忽然と消えてしまうのだという。河の上流と下流の標高差を考えると、どこかに未発見の巨大な滝があるとの伝説もある。大河が山中で消えてしまうなんてことがあるのか?
    21世紀の現代では航空写真や3Dマップのおかげで未踏未開の地はほとんどなさそうだが、峡谷の影になる部分は航空写真では分からず、空白の「5マイル」と呼ばれるエリアが依然として存在していた。

    そういった探検の事前説明が丁寧にされているので、なぜ筆者がこのエリアを目指したのか理由の一端がわかる

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    2023年06月09日
  • 漂流(新潮文庫)

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    知らない世界を知れる本 海で2度の遭難をして行方不明となってしまった人物を追いかけるなかで、漁師とそれを取り巻く人の生き方、人生観に触れられる本

    自分と全然違う価値観を垣間見ることができてとても面白かった

    漂流からの生還劇と思って読むと全然違うので、期待はずれとなる人もいるかもしれない。自分も途中までは肩透かしを食らったような印象だったが、ページをめくっていくと止まらなくなった

    角幡唯介の冒険譚はとてもファンだったが、緻密な取材を繰り返しまとめあげた力作

    読後の余韻も、少し寂しいが心地いい

    あとがきで佐良浜の人が本を喜んでくれたと書いてあったのは、なんだか僕も嬉しくなった
    いつか佐良

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    2025年12月12日
  • 極夜行前

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい ◯
    その他

    本をひらけばそこはもう極地。
    いっきに果ての地に飛び込むことができる。
    絶対に行くことはないであろう世界の人々の息遣いを感じているような没入感は、久しぶり。

    白夜の世界において「われわれの行動を支配するのは太陽ではなく月だった」

    すごい世界だ。

    橇の相棒、ウヤミリックとの鬼気迫るやりとりにはハラハラしました。


    さあ、次は『極夜行』。

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    2023年05月08日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    現在2023年4月末。先日、まもなく新型コロナが5類になることが正式決定されたとニュースで流れた。
    この本に掲載されているインタビューや手記は2020年。コロナ禍がいよいよ始まり、おそらく世界中の誰もが、今まで非日常と思ってきたことを日常的なものとしなくてはならないという不安に覆われはじめてきた、そんな時期の発言だ。そのような意味では、更に数年後、コロナ禍を振り返るための格好の史料となりうると思った。
    この本の中で多くの識者たちが言及していたと思うが、人間にとって一番厄介なのは、人間の心の中に生じる差別、偏見、批判なのだ。どのような状況下にあっても生じるこの心の動きに、私たちはどのように打ち勝

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    2023年04月28日