高田大介のレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

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    オムニバスで24人?が お題にそって
    一行目は ”新しい法律が出来た”です。
    それぞれに 面白かったのですが、最後の最後に シリアスな一遍が入ります。まあそうだろうと、法律は国民を守るための物でないとなりません。
     私的には "モう、デストピア”が、好きです。

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    2025年08月26日
  • 新しい法律ができた

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    話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
    殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
    金子礼介「ルパちゃん」
    日野瑛太郎「推し活制限法」
    朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
    阿部智里「つるべを取られて」
    真下みこと「こんにちは、チャッテー」
    須藤古都離「虚法」
    嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
    多崎礼「復讐者は振り向かない」
    風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
    名倉編「Touch la

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    2025年08月11日
  • 図書館の魔女 高い塔の童心

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    おもしろかった
    少し内容が難しく感じられたが楽しく読めた。
    登場人物たちの時折見せる深い優しさに思わず感動した。

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    2025年08月01日
  • 図書館の魔女 高い塔の童心

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    ネタバレ

    暴動 とは、多数の市民・民衆が集合的に暴行・脅迫・破壊などの暴力的な活動を行うこと。
    たぶん著者の言いたいことは全体主義の怖さと理不尽への怒り=気安くあるいは安易に暴力に訴える・加わってはいけない。
    何のための暴動か?目的に対し、暴動という手段は違うということ。

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    2025年07月27日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

     同じ書き出しで、25人の作家さんが25通りの物語を紡ぐ。1編が6ページほどのショートショートだからサクサク気軽に読めるし、様々なジャンルの物語を1冊で楽しめるためお得感がすごい読書時間を過ごした。

     現実の法から奇想天外な架空の法まで、ジャンルもミステリやディストピアものなど、物語の舞台も現代から近未来、果ては明治時代やアメリカの西部開拓時代まで、多種多様な設定の中でその法律が齎す思わぬ影響や人間模様が繰り広げられる。短いながらどの作品もとてつもない読み応えだった。

     法律というテーマ故か、ディストピアものとの相性が特に良かったように感じる。
     ハッとしたのは、今私たちの生きている世界は

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    2025年06月28日
  • 新しい法律ができた

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    ショートショートというものを初めて読んだ。
    なので、他シリーズは未読。

    「新しい法律ができた」
    最初の1行は全員一緒。
    なんだそれ、面白い!!!
    同じ一行から始まるのに、話の内容も展開も全く違う。面白い。

    1つ目のお話(金子玲介、ルパちゃん)が重くて、苦しくて、
    え!?これ読めるか!?と思ってしまった。
    が、作家によって内容は十人十色。
    様々なバリエーションがあるのが面白かった。
    しかし、法律が主題なので、内容が難しいものも多かった。

    塩屋験さんは(AIが小説を書くようになるが、作者は人の名前にし、人間かAIが書いているか分からなくするという話)、最後、え!?となって驚かされた

    シリア

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    2025年06月17日
  • 記憶の対位法

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    何か無知でごめんなさいと言いたくなる蘊蓄のかたまり。
    特に人が死んだりとか犯人がいたりとかラスボスがいたりとかは無い。楽譜とか宗教とか差別のお話。
    これミステリなのか?

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    2025年06月04日
  • 図書館の魔女 第三巻

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    言葉を大事にして読みたい本。世界観にどんどん引き込まれて、どんどん読み進められる。でも、意味の取りにくいところや複雑な事情の語りは何となくで読み飛ばしても、それなりにきちんと理解できるところが不思議である。

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    2025年05月15日
  • 記憶の対位法

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    SL 2025.5.3-2025.5.7
    さすが高田大介というしかないほどの語彙量。フランスの移民問題、差別、ジャーナリズム、宗教、言語学、歴史、音楽理論。全てを理解するのは到底無理だけど、ジャンゴやゾエ、リュシアンたちの謎を解き明かすというより理解しようとさんざんこねくり回し考える姿勢が心を打つ。

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    2025年05月07日
  • 図書館の魔女 高い塔の童心

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    相変わらず、地政学、言語学、軍事経済まで、人の営為に対する高い解像度でもって、芝海老饅頭から国家間の暗闘までを理路整然とつなげて語る力量に脱帽。

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    2025年05月03日
  • 図書館の魔女 高い塔の童心

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    使われる言葉が難しく、理知的な内容で、頭のいい人の文章。
    新作は嬉しいが、過去話ではなく、続きを出してくれ…

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    2025年04月12日
  • 図書館の魔女 高い塔の童心

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    胸が...苦しすぎる...
    読み終わった後のこのタイトル...なんやこれ...

    ボリューム薄なので手は伸ばしやすいかもしれないけど、「本編未読の方もエピソード0からどうぞ!」的な売り出し方には個人的に100%反対。
    絶対本編から読むべき。
    でないと、本編で物語が一気に面白くなる文庫本2巻のあの場面の驚きが半減どころか3/4減になる。
    そしてこのエピソード0の持つ威力も半減する。

    この本自体に本編や続編のようなワクワクドキドキ感があるわけじゃなくて、問題解決も淡々と進むし、「ふむふむ分からん」と思って読み進めていくだけで、面白みはあんまりない。
    高田大介を読み慣れてない人にとっては苦行でしか

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    2025年03月15日
  • 図書館の魔女 高い塔の童心

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    待ちに待ったシリーズ新作。『もう読めないのかも…』とも思っていただけに、喜びもひとしお。ただでさえ寡作なうえ、前作が個人的に好きなものではなかっただけに、本シリーズに対する渇望たるや…。とはいえ、本作はエピソード0的な内容で、純粋な意味での続編は、やっぱりおあずけ。でも、今年中にって話もどこかで目にしたので、大きな期待を持って待ちたい。もちろん、本作も素晴らしく、特にマツリカの胸に奥に秘められた親子交流への想いなんかは、かなりグッときました。

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    2025年02月27日
  • 図書館の魔女 高い塔の童心

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    ご幼少のマツリカ様はたいそうかわいらしく、わたくしの心臓が破裂するかとおもいました。どうしてくれるんですか!(八つ当たりを少々

    ふむふむ、マツリカ様とタイキ様の思い出の小噺かしら?と読んでいたら、もちろん高田大介さんがそんなぬるいお話を書くわけもなく…

    高い塔の童心
    この副題の意味を知ってしまったわたしは、どうしたらいいんですかね!!??ハンカチ噛みちぎりそうだし、マツリカさまをぎゅうぎゅう抱きしめたいし、この時のあれが本編のあれに…!とあれこれ繋がって床をバンバン叩いて近所迷惑です?(落ち着け

    キリヒトは挨拶をしない。
    久しぶりにこの文句を目にしてまたもやハートが痺れたね。どのキリヒト

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    2025年02月20日
  • 図書館の魔女 第二巻

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    マツリカによる政治的な謀略に関する謎解きはシャーロック・ホームズのように秀逸だったけど、それよりもキリヒトがマツリカへ向けた視線やその視線に対するマツリカの心に浮かんだ感情の謎解きが素晴らしいものだった。

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    2025年01月23日
  • 図書館の魔女 第一巻

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    メフィスト賞受賞作
    最初は退屈だったけど中盤あたりから面白くなってきた
    ただ、全4巻の最初の一巻ということもありまだまだ話が始まったばかりの感じはある
    あと、ちょっと言葉が難しくて読みにくいかな?

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    2024年11月27日
  • 図書館の魔女 第二巻

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    マツリカが問屋場で聞いた一言から言語学の知識を使って謎を解いていくところは元言語学徒として心踊った
    1巻読んでたときからもやもやしていた「キリヒト」の謎も解けたけど、複雑な心境…

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    2024年11月26日
  • 図書館の魔女 第一巻

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    ちょっと難解な文章の運びがなんとも面白い。そして、徐々にマツリカとキリヒトの関係、先行きが楽しみになってきた。
    最近は家族の買った本が回ってきて、湊かなえの本を数冊読んだけど、対極に位置する気がする。彼女の文体はよく言えば読みやすく、悪く言えば平易な話し言葉ばかりで、なんか薄っぺらい。
    反対に、この本は難解な表現や描写が多く、ちょっと鼻につくくらいだが、だんだん面白くなってきた。

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    2024年09月28日
  • 図書館の魔女 第三巻

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    長く展開される知的会話がクセになって、いよいよ楽しい、海を渡る冒険つきの3巻。

    技術のこと、農政、もちろん言語学、地理、政治力学… 刺激的な本だと改めて思います。
    出番の増えていく衛兵たちもキャラクターがたっていて、キャラ同士の会話のテンポも○です。

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    2024年09月27日
  • 図書館の魔女 第一巻

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    まだほとんど物語は動かない1巻。
    作者のことばへのこだわりがいささか古風だが格調高い文章、えらぶ単語から読み手に伝わる。語彙力を高める読書だ…
    ただその文体にハードルを感じないでいただきたく。文盲同然のキリヒトと手話話者であるマツリカ様がどのように会話するのか、読み進めると明らかになってくるが、その方法が悶えるほどにロマンチックなのである。

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    2024年09月09日