高田大介のレビュー一覧

  • 図書館の魔女 第二巻
    中盤になって、一気に面白くなってきた!
    今までの伏線が回収され始め、一気に進んだ。
    マツリカとキリヒトの心情…この2人に芽生えたものは何か切ないもののような予感がする。
    2人と2人を取り巻く人たちのこれからが気になる!
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)
    ユシャパという名前のお姫様

    本来は 味方だったはずの廓 そこが預かった貴賓たちを売り飛ばしている。

    という情報をつかむ

    お姫様の救出

    孤児集団 山から送ってきた剛力衆 そこにニザマの近衛衆が加わる。

    廓に住む猿という人斬り

    裏切り者の情報

    最後に隠れた寺院に マツリカ登場

    わ、やっと...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.01
    近藤史恵さんのパ・マルシリーズは、コロナ禍のパ・マルを描いた、今を感じる作品。今回は志村さんが主役かな?
    蝉かえるで数々の賞を受賞した、櫻田智也さんのエリサワシリーズは相変わらず丁寧な表現で、狩猟について何も知らない私でも、情景を思い浮かべつつ、なるほどなるほど…と細かい知識を得ることができた。ただ...続きを読む
  • 図書館の魔女 第四巻
    ニザマ帝による宦官中常侍との決別宣言の影響
    アルデシュの説得プレゼン
    戦争の過程と維持で必要になる物資と費用
    領土を得た仮定の展望
    新たな農地と農法の提案
    揚水技術の説明
    双子座の追跡
    帰路のあれこれ
    エピローグ


    前半の交渉はキリン無双すぎ(笑)
    いや、まぁこうなることはわかってたけどね

    そし...続きを読む
  • 図書館の魔女 第二巻
    全4巻中、2巻での出来事
    ハルカゼとキリンの来歴
    地下水道の詳細
    政治のあれこれ
    マツリカ暗殺計画
    キリヒトの本当の役目
    マツリカ、キリヒトの境遇の相違


    キリヒト、カッコいいじゃないか
    自分の本来の能力を見せるシーンの前のところが切ない
    そして、その後の態度とかさー

    あと、そんな雰囲気のところ...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.01
    こちらは、創刊第1号に敬意を表して購入。
    今月は財布のひもがゆるゆる。
    なんといっても、ビストロ・パ・マルの最新作が読めるのが楽しみ♪
  • まほり

    素晴らしい

    沢奥で見かけた少女が大人から受けている扱いに違和感を覚えて彼女を探す少年淳と、
    己がルーツのため郷土資料から寒村の社号の謎に迫る青年裕。2人の調査が交わる時、近代史の闇より生まれた恐ろしい因習が浮かび上がる、、、
    文献調査の過程や神話変換など細かなディテール、山間の村々や沢筋の祠が目に浮かぶよう...続きを読む
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)
    大満足!
    下巻も最初は建造物や環境の説明ばかりで飽きがきたが、途中から港湾都市を巡る冒険からマツリカ登場まで息もつかせぬ疾走感でクライマックスへ。
    マツリカの推理がことごとく腑に落ち伏線回収。
    後半一気読みで読後感は期待を裏切らなかった。
    新刊の「霆ける塔」が楽しみだ。
  • 図書館の魔女 第四巻
    終わった。
    すごい話だった。
    本当に面白い本を読んだ満足感でいっぱい。
    長い長い物語で、言語学者だという作者が紡ぎ出す文章を読むのは結構大変だったけど、丁寧に読むことができてよかった。
    魔女と呼ばれている人物が主人公だけど、魔法は出てこない。
    架空の世界の外交小説でありつつ、少年少女が心通わせる物語...続きを読む
  • 図書館の魔女 第一巻
    気持ちが波に乗るのに時間はかかる本かもしれない。でも、中盤から面白くなってくる!今は色々な登場人物の目論みやマツリカの作戦の伏線が張り巡らされている、そんな段階だということはやんわりと掴めるけれど、一体それが何かはわからない.... これはまだ第一巻で四巻まで続くとは... そこまでこの緊張感はワク...続きを読む
  • 図書館の魔女 第四巻
    ほんと、一生のお願い!
    この小説はぜひ読んでみて!
    読んだ後に、もし面白くなかったという感想だったら、もう

    『kazzu008に騙された!!』

    とネット上で滅茶苦茶炎上させてもいいですから!!

    この小説は、カテゴリー的にいうとファンタジー物になるんだろけど、そんじょそこらのファンタジーとは全く...続きを読む
  • 図書館の魔女 第一巻
    難しい言語が使われていて、最初はかなり苦労しました。しかし物語は自分好みで最後の方はその言語が心地良く感じられました。
  • 図書館の魔女 第四巻
    架空の世界の物語なのでそれだけでいうとファンタジーだけど、魔法や何やらは一切出てこなくて、外交、緻密に組み立てられたストーリーがすごく面白かった。最終巻は泣きつつ、締めくくりも本当にしっくりきて他の小説とはまた違った満足感。
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)
    遂に!最後の最後で出てきましたマツリカ様!最後で謎の全てを見聞きしただけで紐解いてしまう。安定のマツリカだ。また今作も前作に負けず劣らずの傑作だった。何故読み終わりたくないと思ってしまうのだろうか。この作品はまるで生きているもののよう。これほどまでに他作品と一線を画しているのは何故なのか。それは内容...続きを読む
  • 図書館の魔女 第四巻
    何故こんなにこの作品は素晴らしいのだろうか。生まれて初めて「読み終わりたくない」と感じた小説だった。私が小説の中で特徴を感じる観点の1つして”科白以外の文”がある。ここでは客観的な文が多いが2種類ある。1つ目は”世界を俯瞰”している視点と”第三者の目”という視点である。特に後者は珍しいと感じる。この...続きを読む
  • 図書館の魔女 第三巻
    何が凄いってもう、何一つ無駄のない文と知識に裏付けられた内容構成である。一つ一つのセリフに意味があるからだ。しかとも、「このときはまだ、ミツクビの凶手が迫り来ることに気がついていないのであった」という続きが気になる文言も折々に差し込んでいるため、読むことを止められないのである。更に内容を構成する謎は...続きを読む
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (上)
    なんと、シリーズ第2回であるこの作品ではキリヒトやマツリカはおほか前作の登場人物は誰も出てこない!時系列は前回の続きのようであるが……。それでもやはり面白い、流石高田大介先生。今回は、幼い頃の怪我で障害を得てしまい、上手く話せない鳥飼いのエゴンというキャラが登場する。言葉がギミックとなるこの作品、果...続きを読む
  • 図書館の魔女 第二巻
    この小説の最も優れている点は、なんと言っても内容の奥深さだと思う。リアリティーを究極まで追求した訳ではなく、作品という枠に収めつつも限りなく深く濃い内容を内包しているため、魂の琴線に触れる仕上がりとなっているのだと思う。今の言葉でいえば「まじ尊い」という気分である。小説の限界や可能性を押し広げた作品...続きを読む
  • 図書館の魔女 第一巻
    以前に1度読んだのですが、再度読み直すことにしました。これは中学生の時に読んだ作品なのですが改めて読み返してみると以前は気付かなかったことに目が行ったり、よりいっそう理解出来たり、新たな発見があったりと、再びこの作品の奥深さを認識しました。
  • まほり

    圧倒的

    謎自体はそんなに凝ったものでは無いし、難解な古文書も盛り沢山だが、この圧倒的なリーダビリティは何なのだろう?

    正直、オチも途中で解ってしまうが、それでも、ラストまで目を離せなくなってしまう。本当に凄い作家さんだ。

    図書館の魔女の続編が待ち遠しい。