高田大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった…!ずっと心待ちにしていたので期待も高かったけど、とても面白かった…!読む手が止まらなかった。
残されたわずかな手がかりや、アキームの素朴な言葉がきっかけとなって、マツリカの囚われている場所を絞っていくのがすごかった。ハルカゼやキリンはもちろんすごいけど、全員がマツリカ救出のために動いている姿に心が熱くなった。
これまでのシリーズのキャラクター大集合という感じで大満足。ワカンとエゴンはあれきりだと思っていたけど、嬉しいサプライズだった。ちょろちょろ、の仕掛けに驚かされた。
特にキリヒトが帰ってきたのが嬉しかった。キリヒトの天然な感じは相変わらずだけど、「全員切る」という選択肢が -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいる途中から、ああこれ「まほり」なんだな、と気付いて、その印象はラストシーンを迎えても変わらなかった。もちろん、お話としては完全に別物で、単に舞台をフランスに変えたって話はもちろん違う。
「人文ミステリ」というか、膨大かつ難解な学術領域そのものを舞台装置としたエンタメ、という、ちょっと類作が思い付かないような構成が共通してるな、と感じた。
お話としてはそれほど難解ではなく、あらすじとエッセンスだけなら非常にシンプルだと思う。
誰も死なないし、恋愛もない。銃撃戦やカーチェイスなどのバトルもないし、エンタメとしては致命的なまでに盛り上がる要素がない。
なのに、ぐんぐん「物語」に引 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ題名の意味が最後にすっきりと氷解する。社会学のブルデュー、トッド等や移民政策などなじみがあるところはともかく、音楽史、オック語等は読むのが面倒なところも。
2017年リモージュの新聞記者ジョンゴ(ワトソン)が大学院生ゾエ(ホームズ)と組んで、対独協力者として断罪された祖父の遺品から隠された謎を探求する。
それと並行して、イスラム原理主義者のテロの冤罪として友人が巻き込まれる事件が起こる。
背景として、衒学的に次の語りが入る。
①フランスの移民社会の課題、移民政策、社会の階層化、投票行動のマインドセット等社会学の分析がちりばめられる。ジャンゴも祖父はアルザス人で祖母はマグレブ、教師等を排出する家 -
Posted by ブクログ
すごく難しい本でした。
最初は 主人公ジャンゴのお祖父さんが第二次世界大戦後 ドイツへの協力者コラボと呼ばれて排斥されます。教師でした。
この排斥がひどい!
フランス革命の時の住民の怒りのようなものです。
お祖父さんは 家族と離れて 逼塞します。
そこで年下のヤスミナと結婚し ジャンゴの父が産まれる。
ある日 兄から電話があって お祖父さんが亡くなり 遺品を預かってるから 持っていってくれ。
その遺品の中に黒檀の小箱が何個もある。
ラテン語や音楽にも強いゾエという女の子が
興味を持って見てくれ 箱の内側から ラテン語で書かれた古い時代の聖歌の楽譜をみつける。
記憶の対位法がテーマ
それは