高田大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
話の流れとしては(特に最後の方)、どこかで読んだ話かな…と思う。
しかし、民族学の手法や思考法、言語学的な古語の紐解き方など…ストーリーに付随した知識量が豊富で、個人的には非常に面白かった。もっとこういうマニアックな小説が読みたい。興味のない人にとっては苦痛かも分からないが。
また、古語で書かれた石碑や文献の描写がリアル、かつ微妙にそのまま理解できてしまうのが「知りたくないのに分かってしまう嫌さ」として付き纏う、というのが新鮮な読書体験だった。
「差別的かつ暴力的」な噂話は特に伝播しやすいという意見、身につまされる。
自分が差別的な意識を持っていないと思いながら「ある言葉」を使う人々を最近た -
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