高田大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
民俗学ミステリ 下巻です。
わかってはいたけれど、さすがは言語学者さん。
難解です・・・が、面白い。
歴史を遡れば残酷無残に行き当たる・・・
裕は、自分が発信源にならぬよう注意された。
スキャンダラスで差別的な事は広がりやすい。
ある程度の考察が整ったところで、村の少年:淳が
帰ってこないと連絡があり、急遽、山に向かう。
そこに、紹介してもらった先生から連絡が来て、
裕の考察を真っ向から否定する。
聞いているうちに、淳と少女に危険だと判断。
ここから怒涛の展開がすごかったぁ~
久しぶりに焦りと緊張で心臓バクバクでしたよぉ~
「まほり」の意味が分かった時の恐ろしさったら!
裕の本題である -
Posted by ブクログ
一巻から二巻途中まで、評判通りの高評価作品なのかどうか、わからないまま読んでいました。
キリヒトの真の存在意義が語られ(土瓶さんは、予測していたようですが。実は、私も、キリヒトは強い子だよね、とは思ってはいました。)読むスピードが上がりました。
これから当然始まる覇権争い。キリヒトの存在の意味にマツリカが揺らぐ。地下水路のこれからの使用方法への期待。ようやくストーリーが動き出して、きっと面白いはず。
目次のタイトルが、ひらがな表記。本文の1行目と同じ文。マツリカが操る手話の感覚かな。手話は、言葉の塊を使うだろうから、違うかな。
表音文字は、意味をとりにくい事の確認かな。
平安時代の仮名文字 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々に長編ものを一気読みしてしまった。
あー楽しかった、どっぷり浸かった。
文庫本4巻の大長編。
ファンタジーというか、軍記物。言葉を操る少女による軍記物。
なにが起きるかと思ってワクワクしながら読んだけど、結局今回は三国の睨み合いを解いたくらいのことだった。(しかもまだ解決してない)
世界観の説明なのか、国同士の諍いや言語学やら
、ひたすら冗長でわかりにくいところが多々。地下通路の下り、あんなに長いの意味あった?
……と諸々とりあえず差し置いて、わたしの大好物のお話でした。キャラクターがとにかくよかった。
キリヒトの先生もタイキ先生も姿を現してくれなかったので、続き待ってます。 -
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匿名
購入済み世界観や設定から、とてつもない熱量を感じる作品。
とにかく濃厚でハードなハイファンタジーです。
キャラも非常に魅力的で、会話の内容も興味深くて楽しい。
一巻は起承転結の「起」なので、分厚い設定に浸っていただきたい。