【感想・ネタバレ】図書館の魔女 烏の伝言 (上)のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月03日

なんと、シリーズ第2回であるこの作品ではキリヒトやマツリカはおほか前作の登場人物は誰も出てこない!時系列は前回の続きのようであるが……。それでもやはり面白い、流石高田大介先生。今回は、幼い頃の怪我で障害を得てしまい、上手く話せない鳥飼いのエゴンというキャラが登場する。言葉がギミックとなるこの作品、果...続きを読むては副題に「烏の伝言」とまで付いているのだから、どんな役割を果たすのか(エゴンは主に烏を伝書鳩のように用いる)とても楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2018年05月28日

やっぱりというか、主人公やら物語の舞台やらは、前回と違うところがチョイスされるんですね。今回は、前作の和睦が成り立った後、その波紋によって浮かび上がる、周辺諸国や末端の人々への影響を軸にした物語。その中に、前作で裏切りに懊悩した彼の冒険も絡ませて、後半戦、大いに盛り上がりそうな予感。それにしても、言...続きを読む葉選びの妙というか、文章の崇高性というか、そのあたりが今作でも相変わらず圧巻です。

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Posted by ブクログ 2017年07月27日

下巻の感想も含みます。シリーズ第1作の続編だけど、上巻の時点では舞台・登場人物は全く別もの。それでももしやこの人前作の…?という人物が出てきたり、新たな登場人物たちが魅力的でぐいぐい読み進めていけました。裏切り者は誰か?姫の奪還は成功するのか?気になっていたことがどんどん解明する快感に加え、ええ、そ...続きを読むうなの!?という事実も出てきてすごくおもしろかった!次シリーズが出るのも楽しみに待ちたいと思います。

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購入済み

2017年07月05日

全編読んだ後の感想ですが、前半は登場人物の掘り下げや状況の設定が中心で物語が大きく動くのは後半からでした。
終盤には図書館の魔女のキャラも登場します。

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Posted by ブクログ 2017年06月11日

姫と近衛たちと剛力たち。政変のため幾多の山を越え港町を目指す逃避行。山を知りぬく剛力たちの見たものは‥‥

ドキドキの不安感、この先どうなるの??
一般の人達は脇に置いてあるんだろうけれど、騒ぎが聞こえる人達はこわいだろうなぁ寝てられないんじゃない?と思ったりした。

画数の多い漢字が辛い、ずーっと...続きを読むルビが欲しい。辞書を引けばいいのに、読み仮名を探してページを戻ること多数‥‥やれやれ

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Posted by ブクログ 2017年05月25日

何を言ってもネタばれになりそうな…
兎に角面白い。緻密なストーリー展開に魅力的な登場人物。月並みなことしか書けない…悔しい。
あ、あと前作より読みやすくなっている。文章が伝わりやすいというか。
前作を読んでいたら、半分くらいでにやついてしまうだろう。まさか、こんなに早くあの人に逢えるとは!
登場人物...続きを読む紹介をよく見ていなくてよかった。喜びもヒトシオ。

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Posted by ブクログ 2023年01月17日

G 2023.1.14-2023.1.17
今回は二ザマ宦官中常侍側のお話。
ここからマツリカたちにどう繋がっていくか。

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Posted by ブクログ 2022年11月29日

今回もまずは説明からw

前作で敵方だったニザマの視点の物語がスタート
コツコツと伏線を積み上げている気配はあるものの物語はゆっくりと静かなまま上巻は幕を閉じます

まるで注文が入ってから魚を捌く料理屋さんのよう
一回目は料理が出てくるまでにあまりに時間がかかってイライラしましたが、二回目ともなると...続きを読む慣れたもんです
このあと物凄い美味しいお料理が出てくるのが分かってますからね
待たされるのは分かっての二度目の来店です

そして静かではありながら不穏さにみちみちております
もちろん鍵を握るのは笛を拵えるのが得意な隻腕の男!いまいち周りに信用されてませんが…大丈夫なのになぁ…ぐふふふ
そしてもちろんその男の元にあのひとが現れるのでしょう!

さぁ、至極のフルコースが待つ下巻へ!

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Posted by ブクログ 2020年10月29日

図書魔女の続編ということで、どんな展開となるかと楽しみにしていたのですが、まったく何時もと違う展開…
逆に第一作を読んでいなくても楽しめる内容
隻腕の男が登場人物に加わったところで…

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Posted by ブクログ 2019年12月30日

ストーリーは面白いけど、
前作のような引き込まれてやめられなくなる感じはない
前作で感動した言葉の持つ魔法を感じられるシーンもほぼなかった

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Posted by ブクログ 2019年10月12日

前作に気持ちを持っていかれたまま読み始めると、いっこうに彼らが出現せずショックを受ける冒頭。しかしすぐに魅力される新たな世界、そして繋がっていく気配。
ヴァーシャが何を探り当てているのか、焼き討ちの村から助け出した黒はどんな人物なのか、廓の人々の狙いや背後の思惑は何なのか、下巻が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2018年12月08日

前作に引き続き、ゴシックな雰囲気のファンタジーです。キリヒトもマツリカも登場しないままに上巻が終わってしまいました。盛り上がりつつ下巻に続きます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年11月14日

今回は、とある剛力たちの話。姫を安全な場所までつれていくために近衛と一緒に護衛する。船に乗せなければならないけれど、なかなか告げ口だらけの町では思うように動けず、一旦廓へ。結局廓が一番危ない巣窟で、ほぼ囚われの姫を助け出し逃げなければならない状態に。
エゴンには幸せになってもらいたい。とりあえずみん...続きを読むなと話せるようになってほしいですね。猿が怖すぎて、出てくるんじゃないかとはらはらしながら逃走劇を見てる感じです。下巻ではどううまくまとまるのか楽しみです。

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Posted by ブクログ 2017年06月03日

山賤たちの視点で描かれており、思考が一般人レベル?であるためか、前作よりもすいすい読めました。
(いかんせん、高い塔の人たちの会話は高度すぎてたまに付いていけない…)

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Posted by ブクログ 2021年11月11日

逃亡するニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行と、その案内をした剛力たち
到着した港町は裏切り、売国奴がうずめく街になっていた
出国の手引をしてくれるはずの郭に囚われた姫と、近衛兵、剛力、孤児の話


「隻腕」のカロイが出てきた時点で、「まさか、ヴァーシャールヘイ!」と嬉しくなる気持ちと
「この手の叙述...続きを読むトリックに散々騙されてきた読書民としては安安と決めつけるわけにはいかない!」という猜疑心が同時に沸き起こる
ただ、ストーリーが進むにつれて、笛、島嶼の有力者に伝手のある主、手話、言語の知識等々「もうこれ、ヴァーシャ確定でよくね?」と思えてくる



それにしても、前作にも増して冗長な文章量よ

このくらいのストーリーを描くのに、やたらと装飾と重複が過剰な文章に思える

ま、とりあえず下巻も読む

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Posted by ブクログ 2019年03月12日

第三者視点からの書きぶりで、前作は魅力的な主人公たちの勇躍が描かれていたけれど、今作は目立った主役が少ない。
人物重視でなく、物語重視にしたところ、少し読む人を選ぶ本になった気がする。
山の中から始まり、閉塞的な港町まで世界観は見事に書かれている。
怪しげな人物を書くのかとてもうまいと思うので、後半...続きを読むに出てくる鈴の音の怪人が、下巻でどう動くかが楽しみ。

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Posted by ブクログ 2022年01月16日

世界観の描写はやはり圧倒的。山を越え、たどり着いた先に再びの難、囚われの姫の救出劇。上巻では救出まではいかなかったが。キリヒトたちが出ないのが残念。 しかし姫が物怖じしない性格なのは読んでいて面白かったし、心配にもなった。他はある意味地味。近衛は注意がありながら油断しているし(山越えもありあの時点...続きを読むでは仕方ないのかもしれないが)。 気になるのはカロイ。前作に隻腕になった人物がいたような…正確には思い出せないが。今度また、読み返さなきゃダメかなぁ。 あと拾った少年と姫様、エゴンの次巻での活躍に期待したい。

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Posted by ブクログ 2017年07月09日

語彙が豊富。

内容と関係はしないのだけれど、たつきの道となるような特殊技能を修得するにはとかく時間がかかり、その時間を確保できること(幼少期に生計の維持に拘わされないこと)、質の高い師に師事できることが必要要件であって、富裕な者にこそ与えられる機会は多いのだなということをふと考えた。

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Posted by ブクログ 2017年06月04日

あらすじ(背表紙より)
道案内の剛力たちに導かれ、山の尾根を行く逃避行の果てに、目指す港町に辿り着いたニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行。しかし、休息の地と頼ったそこは、陰謀渦巻き、売国奴の跋扈する裏切り者の街と化していた。姫は廓に囚われ、兵士たちの多くは命を落とす…。喝采を浴びた前作に比肩する稀な...続きを読むる続篇。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年06月04日

待望の第2弾の文庫化。前作同様、情景描写を追うのが難しく感じつつ、主人公というか誰がメインだったんだろうの巻。でもこの物語のメインテーマは以下の文章かと。


"誰もが節を屈し朋輩を売って恥じないでいる。しかし世に侮られ、巷に蔑まれる山賤ばかりが、市井の徒には紙くず同然に売り買いされる節操...続きを読むを保っている。"


右腕がない"カロイ"、そして"黒"の秘密など気になる伏線を提示した上巻は、水流に身を任せて吐き出されるための準備巻。流される覚悟は出来ている(笑)、いざ出口の下巻へ!

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