高田大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニザマ帝による宦官中常侍との決別宣言の影響
アルデシュの説得プレゼン
戦争の過程と維持で必要になる物資と費用
領土を得た仮定の展望
新たな農地と農法の提案
揚水技術の説明
双子座の追跡
帰路のあれこれ
エピローグ
前半の交渉はキリン無双すぎ(笑)
いや、まぁこうなることはわかってたけどね
そして、間諜がいる事を前提に行動している人たちの凄さ
ニザマ帝とマツリカの頭の中はどうなってるのかね?
マツリカの交渉術というか、ピンチも全て利用して、それをさも最初から考えていたことかのような振る舞い
ほぼまとまった交渉の弱点を利用して、技術の価値を操作して情報を得るとかって、詐欺師のやり口ですよ?(笑)
双子座の追跡に関しては、描写が微に入り細に入り込んでいる
でも、何故かその場面が脳内に再生されない不思議
表現が冗長な気がするんだが、私の想像力や知識のなさが原因なのですかね
それにしても、ヴァーシャールヘイ……
ってか、あんな生物兵器のような疫神をどうやって管理運用してるんですかね?
あの人数をちゃんと適切な使い方をできるように管理するって、かなりコストがかかると思うんですが……
ま、そこはフィクションってことで
帰途のマツリカの強欲っぷり
ま、それが人を救う形になってるのが面白いところ
証文のやりとりの伏線がここで生きてくるとはねぇ
物語の構成というかキャラクターの配置の妙ですね
エピローグはマツリカらしいし、キリヒトらしい
全体を通じて
壮大なボーイミーツガール物語という理解がしっくりくる
そして、自分の存在意義を自分で選ぶという、自己実現の話なんだな
それでいて、知識エンターテイメントの要素や国家レベルの謀略など、知識と洞察力が必要だったりと懐が深い
あと、タイトルからはファンタジーな印象を抱くのに、作中では結果的に非現実的要素を全否定する超リアリズムな物語になっている不思議
架空の国のはずが、まるで世界史のどこか一部を切り取ったかのような、地理・歴史、キャラクターの設定が凄い
総じて冗長な表現が多いと思われるのは、著者が言語学者であるのが理由なのだろうか?
そのせいで頭の中でイメージ化するスピードと物語の内容の進行が大幅にズレている気がする
もっと簡潔な表現と描写で文量が半分くらいだと私に丁度いい感じだろうか? -
Posted by ブクログ
全4巻中、2巻での出来事
ハルカゼとキリンの来歴
地下水道の詳細
政治のあれこれ
マツリカ暗殺計画
キリヒトの本当の役目
マツリカ、キリヒトの境遇の相違
キリヒト、カッコいいじゃないか
自分の本来の能力を見せるシーンの前のところが切ない
そして、その後の態度とかさー
あと、そんな雰囲気のところに、イラムの指摘
そうそう、キリヒトは自分の仕事を全うしただけで、褒められこそすれ、遠ざけられるようなものではないんだよー
そんなキリヒトに対してマツリカが暗闇で涙を流しながら気づかれないようにしつつも、キリヒトも同じく涙を流してるとか
キリヒトに仕込み杖を持たせない判断とか
胸がキュンキュン来てしまう
まぁ、キリヒトの役目に関しては、読者には最初から何となくは開示されてたんだよなー
そもそも、名前がキリヒトって時点でねぇ?
他の作家さんの小説だけど、誉田哲也の武士道シリーズで桐谷先生が(きりたに)ではなく(きりや)と読む理由がわかったときの衝撃たるや
そんな読書経験があったので、もしや?とは思っていたからなぁ
続きを早く読みすすめる -
Posted by ブクログ
ほんと、一生のお願い!
この小説はぜひ読んでみて!
読んだ後に、もし面白くなかったという感想だったら、もう
『kazzu008に騙された!!』
とネット上で滅茶苦茶炎上させてもいいですから!!
この小説は、カテゴリー的にいうとファンタジー物になるんだろけど、そんじょそこらのファンタジーとは全くちがいますね。
火を噴くドラゴンも出てこなければ、魔法も出てきません。
雰囲気的には、古代ヨーロッパと中国を合わせたような世界が舞台。
そこで活躍するのが、
「高い塔の魔女」と恐れられている少女マツリカ
魔女と言っても、先ほど言ったように本当に魔法を使うわけではなく、その知識と知略で世界を変えてしまうような能力を持っているのです。
そのマツリカのもとに一人の少年が送られてくるところから物語は始まります。
その少年の名はキリヒト。
彼の役目は、マツリカの手話通訳。
そう、「高い塔の魔女・マツリカ」は声を出すことができないのです。
「声なき少女」が知恵と勇気で世界を動かすという壮大な物語なのです。
いや~。本当に面白かった。
しかもこの本は著者のデビュー作なんですよね。
そして著者の本職は『言語学者』。本書のなかでも民俗学に通じるような言語学の幅広い知識が散りばめられ、そちらの方でも満足度も半端ありません。
世界を動かすというストーリーも最高だし、マツリカとキリヒトの
ボーイミーツガール
的な要素もあり、そういった胸キュン(←死語)シチュエーションが好きな方も満足させてくれるはず(笑)。
文庫本で4巻。しかも内容は非常に濃いのでがっちり読み応えがあります。
それでも2巻の後半くらいからキリヒトがなぜマツリカのもとに送られてきたかという理由が明らかになっていくと、もうページをめくる手が止まりません。
おっと、これ以上はもう書けないなww
マジでおすすめの本ですから、ぜひ未読の方は手に取ってみてくださいね。
久しぶりのレビューでちょっと力の入ってしまったkazzu008からのお願いでした! -
Posted by ブクログ
ネタバレ遂に!最後の最後で出てきましたマツリカ様!最後で謎の全てを見聞きしただけで紐解いてしまう。安定のマツリカだ。また今作も前作に負けず劣らずの傑作だった。何故読み終わりたくないと思ってしまうのだろうか。この作品はまるで生きているもののよう。これほどまでに他作品と一線を画しているのは何故なのか。それは内容の期間が短いからなのだと思う。他の作品でも同じ領域まで達しているものもあると思うが、それらの多くが主人公の一生であったり、長い時間を描いているから満足してしまうのだと考えた。こんなに、驚きと感動を、与える作品に出会いたいし、生み出したいとも思うようになれる。