高田大介のレビュー一覧

  • 図書館の魔女 第三巻

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    マツリカの片手を奪うほどの攻撃を仕掛ける相手も只者ではない強敵で、逆に緊張感が増して面白くなってきたと思う!

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    2019年08月18日
  • 図書館の魔女 第二巻

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    突然の巨人の出現でファンタジー感がぐっと上がって、さらにキリヒトの正体が明らかになったことで物語にぐっと引き込まれた!マツリカの難しい話も最初はダラダラ読んでいたが、今では理解して読まねばと一種の使命感みたいなものまで感じる。
    井戸のシーンでは専門的な言葉や専門家でも難しい知識が密かに散りばめられていて、筆者の勤勉さに驚愕しました!

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    2019年08月14日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)

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    ネタバレ

     あれだけ期待値を上げまくって読んだにも関わらず、全く期待を裏切られなかった……面白かった……読み終わってからしばらく余韻に浸ってしまった……!(感涙)
     一切隙のない伏線回収に、綿密に造り込まれた舞台設定、精緻で美しい描写や文章に、胸を打つ名台詞の数々。本の世界にどっぷり入り込むこの感覚は、いくつになっても、何物にも代えがたい快楽ですね。

     剛力、近衛、鼠、どの面々もそれぞれの特技や得意な舞台を活かして大立ち回りを演じてくれるこの下巻。疾走感あふれる力強い展開には胸がすきますし、何より皆が仁に厚く、仲間思いで、誰かのピンチに他の誰かが駆け付けるたびに頼もしく感じられます。みんな大好きだ……

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    2019年06月21日
  • 図書館の魔女 第二巻

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    面白かった‼ 政治的な駆け引きも面白い。そして、キリヒトの正体が明らかになり、それが切ない。
    今後、キリヒトとマツリカが、キリヒトの役割(刺客としての)をどのように受け入れていくのか、が肝となるだろう。

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    2019年06月17日
  • 図書館の魔女 第四巻

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    とうとう読み終わってしまった、というのが最初の感想です。
    最終巻にして物語は一気に飛躍を見せ、これまでマツリカとキリヒトが体験した全ての出来事が意味を持つ。面白さのあまりこのボリュームを1日で読破してしまった。
    全4巻で終わりだと思っていたのに新シリーズがあると知ったときの喜びは、読んだ人には分かると思います。

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    2019年04月28日
  • 図書館の魔女 第四巻

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    最高のファンタジー小説の一つです
    最初はセリフも殆どなく、地の文章だらけできついですが、キリヒトとマツリカが出会ってからは一気に面白くなりました

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    2019年04月21日
  • 図書館の魔女 第三巻

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    どんどん広がる物語に圧倒されながら読みました。
    序盤の様々な出来事は大いなる伏線だったと知り、一から構築した架空世界だけでなくストーリー展開にも緻密さを感じます。

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    2019年04月14日
  • 図書館の魔女 第四巻

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    本当に素晴らしい小説でした。評価の☆が5つまでしか無いのが惜しい。
    壮大なファンタジーかと思いきや魔法も不思議な生き物も出てこない。(民族による体型などの違いはあるけれど。)でも、確実に質の高いファンタジー。巻末の解説に「指輪物語やハリー・ポッターに勝る物語」とあったのですが、まさにその通りだと思いました。
    読み始めはページ数の多さと言葉の難しさに圧倒されて、読み終える事が出来るのかも怪しく感じました。でも、4巻を読む頃には早く先が知りたくもあり読み終えるのが寂くもあり。沢山の知識や考え方が入ってくるのだけれど決して押し付けがましくなく、読み手にちゃんと考える余地を与えてくれている。
    沢山の人

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    2018年12月13日
  • 図書館の魔女 第四巻

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    一の谷の一行は、ニザマの西の離宮で、和睦の会議に出席することになる。その席では、アルデッシュ側を説得する必要がある。どんな秘策を高い塔の魔女であるマツリカは用意しているのだろうか?難しい漢字や熟語が出てくる。言葉の世界を操る魔女が登場するからかな。

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    2018年10月19日
  • 図書館の魔女 第四巻

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     これだけの長さでありながら、物語が終わってしまうことを惜しむような本に出会ったのは、とんでもなく久しぶりな気がします。ひょっとしたら初めてかもしれない。
     世界観、設定、話の展開、伏線、学問的な裏付け、根拠に理論。何より、風景に気候、動植物に飲食物、建造物に道具類、そして人物描写と心理描写。物語に関わる一切において手を抜くことなく、細部にわたって考え抜き、大切に言葉を選び抜き、丁寧に綴られたということが伝わってきます。
     登場する言葉が難解すぎて&政治的なやりとりが難しすぎて、浅学な私の頭ではついていけない部分もかなりあったのですが(涙)、それでもこの話は十分に面白かった。分からないでも分か

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    2018年09月22日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)

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    ネタバレ

    とうとうマツリカ登場!
    ワカンとマツリカの掛け合いがおもしろかった笑

    鼠たちと剛力の流儀を曲げない真っ直ぐさが眩しい。

    前作を読んだのがかなり昔だったのでもう一度読み直したいなぁと思いました。しかしあの分厚さ、ちょっと覚悟がいる…

    地の文の言い回しが難しいところも。はぁ、すごいなぁと思いながら読みました。

    キリヒトが名前だけしか登場しなかったのは残念。次回に期待です!

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    2018年06月29日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)

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    いや~、今回も素晴らしかった。本下巻の後半になってようやく魔女登場なんだけど、相変わらずの明晰振りを遺憾なく発揮してくれて、存在感は圧倒的。この人が出ることによって生まれる、緊張した空気感の演出が絶妙。素晴らしい美文によって埋め尽くされる物語は、否が応にも読書に対する高揚感が刺激されまくります。今回は名前だけしか出てこなかったキリヒトとか、最後にチラッと顔を出したミツクビ配下の凄腕剣士とか、今後に対する期待も十分に持たせつつ、圧巻の幕切れ。ただ、第三弾が予告から大幅に遅れているのは少し気になるところ。でも、出てくれさえすればゆっくりでも良いです。楽しみに待ってます!

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    2018年06月19日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (上)

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    やっぱりというか、主人公やら物語の舞台やらは、前回と違うところがチョイスされるんですね。今回は、前作の和睦が成り立った後、その波紋によって浮かび上がる、周辺諸国や末端の人々への影響を軸にした物語。その中に、前作で裏切りに懊悩した彼の冒険も絡ませて、後半戦、大いに盛り上がりそうな予感。それにしても、言葉選びの妙というか、文章の崇高性というか、そのあたりが今作でも相変わらず圧巻です。

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    2018年05月28日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (下)

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    意外とさくさく読んでしまい、帯に書いてある通り、完結してほしくない。と思ってしまった。

    悲しい過去がたくさんあるけど、鼠たちはきっと、素敵な大人になるに違いない。

    わたし、昔からカラスが好きだから、ちょっとエゴンがうらやましいのです。

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    2018年02月08日
  • 図書館の魔女 第三巻

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    『これはすべて、もとはといえば書物を読むということの価値が広く知れ渡ったからだというのに、結果はまったく矛盾したものとなる。

    書物が一介の消費財となる上に、複製すべき書物を選ぶのに人が人生を賭すほどの意味が無くなる。その帰結として起こることはもはや自明だ。この世に駄本が満ちあふれて流通することになる。愚書が蔓延る。』

    複製技術の進歩が、書物を書き写すという労力をゼロにしてしまい、価値のない書物まで増え、何が価値があるのか分かりにくくなってしまった。
    まさに同感。たまにそういう本に当たってしまいがっかりする。

    ものすごく惹きつける作品でいよいよ最終巻へ。ニザマ帝国に乗り込む緊張感がたまらな

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    2017年10月11日
  • 図書館の魔女 第三巻

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    一気に物語が加速。実は外交交渉ファンタジーだったとは。蘊蓄が盛りだくさんで、これまではリズムがつかみにくかったが、ここに来て、リーダビリティも逸品。
    マツリカは高い塔から動かない安楽椅子探偵タイプかと思っていたら、三国交渉に直に敵国ニザマまで赴く、なかなかのアクティブぶり。
    キリンの能力全開、真骨頂だし、近衛の面々もそれぞれの個性が立って魅力的になってきたし、穏和かつしたたかなニザマ帝もお茶目でステキ。
    長い蘊蓄にも慣れてきて、随所に挟まれるマツリカとキリヒトの会話にくすりとさせられ、ほのぼのとする。
    三国交渉を成功させ、次巻は、いよいよマツリカを狙った刺客「双子座」との対決。楽しみです。

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    2017年09月14日
  • 図書館の魔女 第三巻

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    ネタバレ

    マツリカの危機と側に寄り添うキリヒト、このふたりの関係性が読んでいてとても心地良いのだけど、シリーズということは今後それも移り変わっていくのだろうか。とりあえず今は、第四巻(分冊完結巻)が分厚いことが嬉しい。

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    2017年08月29日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (上)

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    下巻の感想も含みます。シリーズ第1作の続編だけど、上巻の時点では舞台・登場人物は全く別もの。それでももしやこの人前作の…?という人物が出てきたり、新たな登場人物たちが魅力的でぐいぐい読み進めていけました。裏切り者は誰か?姫の奪還は成功するのか?気になっていたことがどんどん解明する快感に加え、ええ、そうなの!?という事実も出てきてすごくおもしろかった!次シリーズが出るのも楽しみに待ちたいと思います。

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    2017年07月27日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (上)

    購入済み

    全編読んだ後の感想ですが、前半は登場人物の掘り下げや状況の設定が中心で物語が大きく動くのは後半からでした。
    終盤には図書館の魔女のキャラも登場します。

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    2017年07月05日
  • 図書館の魔女 烏の伝言 (上)

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    姫と近衛たちと剛力たち。政変のため幾多の山を越え港町を目指す逃避行。山を知りぬく剛力たちの見たものは‥‥

    ドキドキの不安感、この先どうなるの??
    一般の人達は脇に置いてあるんだろうけれど、騒ぎが聞こえる人達はこわいだろうなぁ寝てられないんじゃない?と思ったりした。

    画数の多い漢字が辛い、ずーっとルビが欲しい。辞書を引けばいいのに、読み仮名を探してページを戻ること多数‥‥やれやれ

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    2017年06月11日