まほり 下
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まほり 下

704円 (税込)

3pt

主人公裕は、膨大な古文書のデータの中から上州に伝わる子間引きの風習や毛利神社や琴平神社の社名に注目し、資料と格闘する。裕がそこまでするには理由があった。父が決して語らなかった母親の系譜に関する手がかりを見つけるためでもあったのだ。大した成果が得られぬまま、やがて夏も終わりに近づくころ、巣守郷を独自調査していた少年・淳が警察に補導されてしまう。郷に監禁された少女を救おうとする淳と、裕の母親の出自を探す道が交差する時――。宮部みゆき、東雅夫、東えりか、杉江松絶賛の、前代未聞の伝奇ホラーミステリーにして青春ラブストーリー! 感動のラストまで目が離せない、超弩級エンターテインメント。

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まほり のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • まほり 上
    704円 (税込)
    大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村と出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織と出会い、ともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ! 謎が謎を呼ぶ。その解明の鍵は古文書に……?下巻へ続く。
  • まほり 下
    704円 (税込)
    主人公裕は、膨大な古文書のデータの中から上州に伝わる子間引きの風習や毛利神社や琴平神社の社名に注目し、資料と格闘する。裕がそこまでするには理由があった。父が決して語らなかった母親の系譜に関する手がかりを見つけるためでもあったのだ。大した成果が得られぬまま、やがて夏も終わりに近づくころ、巣守郷を独自調査していた少年・淳が警察に補導されてしまう。郷に監禁された少女を救おうとする淳と、裕の母親の出自を探す道が交差する時――。宮部みゆき、東雅夫、東えりか、杉江松絶賛の、前代未聞の伝奇ホラーミステリーにして青春ラブストーリー! 感動のラストまで目が離せない、超弩級エンターテインメント。

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まほり 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    そういえば棚上げになっていた「まほりってなんぞや」問題。ここに本作のミステリ的な旨みが詰まっております。学術的興奮も相まってうわぁ!!となります。
    ちなみに、巧緻きわまるプロットに冒険小説かサスペンスめいた後半のスピード感など、読者を手玉にとって手の上で転がすような作者ですが、惚れた腫れたに関しては

    0
    2025年04月01日

    Posted by ブクログ

    私の好きな村ホラーの要素はきっちりあるがそれだけではなかったです。裕と香織のコンビのやりとりが微笑ましい。まほりの本当の意味がわかってからの展開にはきっちりハラハラさせてくれました。
    動機や因果は不要。因果律を持ち込むと濁る。なるほど確かに。主観を排除して研究することができる人ですね。
    因果や動機を

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    どこまでがフィクションなのか分からなくなるが、おそらく出てくる神社などは架空だろうが、出てくる史料などは本物なのだろう。史学的なアプローチから文字の変換などはありうる話だと思う。
    結局主人公の生い立ちなど不明な点は残っているが、伏線などは回収していて面白いと思う。
    自分の住んでいる場所についてもっと

    0
    2023年05月17日

    Posted by ブクログ

    史学的アプローチによる民俗学ミステリという面白さ。作中にガンガン史料を登場させ、読み解くことで現在の状況を導き出す。
    伝奇ものに寄り過ぎず、冒険ものの味付けもある、物語の面白さを凝縮した贅沢な作品。
    あの先生でシリーズ化したら面白いのだろうなあと期待する。

    0
    2023年02月13日

    Posted by ブクログ

    話の流れとしては(特に最後の方)、どこかで読んだ話かな…と思う。
    しかし、民族学の手法や思考法、言語学的な古語の紐解き方など…ストーリーに付随した知識量が豊富で、個人的には非常に面白かった。もっとこういうマニアックな小説が読みたい。興味のない人にとっては苦痛かも分からないが。
    また、古語で書かれた石

    0
    2022年04月16日

    Posted by ブクログ

    民俗学ミステリ 下巻です。

    わかってはいたけれど、さすがは言語学者さん。
    難解です・・・が、面白い。
    歴史を遡れば残酷無残に行き当たる・・・
    裕は、自分が発信源にならぬよう注意された。
    スキャンダラスで差別的な事は広がりやすい。

    ある程度の考察が整ったところで、村の少年:淳が
    帰ってこないと連絡

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    「まほり」の意味が分かったとき、ぞっとした。しかし本当におもしろかった。解説通り、確かに謎の解け方も通常と違っておもしろい。なんとなく話の最後がずっと読めていたが、細かくは言及しないあたり余白があってよい。

    0
    2023年12月18日

    Posted by ブクログ

    〜上からの続き〜
    調べれば調べるほど混乱していく裕。
    同級生の香織と一緒に少しずつ確信に迫る…
    一方、地元の小学生の淳は知りたいことへ突っ込んでく。
    そして、この3人が揃ったとき…
    裕は真実に辿り着けるか?

    いや〜面白かった!…が、寝落ちの確率がとにかく高い(笑)←まぁ、読んでみれば分かると思いま

    0
    2023年09月28日

    Posted by ブクログ

    古文書部分も慣れると雰囲気は伝わるもので、何となく意味も伝わる。物語の後半先が気になりはじめると読み飛ばしたくなるのを我慢しなくてはならないのが、逆にマイナス要素か。蘊蓄万歳で、京極夏彦的で良かった。ただ超弩級のエンターテイメントって煽るなら上下巻で分冊しないで一巻本にして欲しかった。

    0
    2022年08月18日

    Posted by ブクログ

    話がグッと進み始めた後半。やっとテンポが良くなった。
    まほり、というタイトルが実はどのような意味を持っていたか。そこが判明するまで、主人公と一緒に大変な史料の点検をしてきた感じ。ある意味すごい臨場感。もちろん実際の研究はもっとじっくり文書を読み込むはずだから、読者側の私は楽をさせてもらったと思う。

    0
    2022年08月01日

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