貫井徳郎のレビュー一覧

  • 新装版 修羅の終わり(下)

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    ネタバレ

    3本のストーリが独立に進んでいくパラレルストーリー(呼び方あってる?)もの。普通はそれぞれのストーリーの絡みが徐々に明かされていくと思うんだが、この小説は最後の最後まで明かされないところが目新しい。
    こっから若干ネタバレするけど、結局3本のうち1本は他とは絡みがない。そこだけ取り出すと、単に頭が狂った警官の話で、匿名の電話の相手とか警察内部の陰謀とかの伏線が最後まで回収されなくて、正直モヤっとする。というわけで星3つ。

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    2019年03月24日
  • 後悔と真実の色

    e3

    購入済み

     警察小説ってのはどれもあまり代わり映えしませんね

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    2019年03月16日
  • 私に似た人

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    全体的にどんよりしていて悲しくなる世界観。
    だけれども作者の文章が上手いのでさくっと読み進めることができる。
    色々考えさせられることがあった作品。

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    2019年03月12日
  • 我が心の底の光

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    幼くして人間の温もりを失った峰岸青年。生きることに強い執着を抱きながらも、普通の人生を捨てた彼の心の底に差す一筋の光とは何か。衝撃のラストが心を抉る長編小説。
    驚愕の結末ではあるが、伏線の張りかたに工夫がないことと、主人公に感情移入ができなかったことで、読後はモヤモヤ感だけが残る。彼の人生に関わった多くの人々の報われなさが気になって仕方ない。

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    2019年03月07日
  • 悪党たちは千里を走る

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    長編小説ですが、軽めの文章でサラサラと読めました。
    ストーリーもそれなりに面白かったですし、登場人物のキャラも良かったのですが、オチがイマイチでした。
    やっぱり長編小説となると最後のオチで満足度が変わってきます。

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    2019年02月17日
  • 新装版 修羅の終わり(上)

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    作者らしい構成ではじまった。下巻では、それぞれの事象がどんどん繋がっていくのだろう。この作者の特徴は、時間軸も違う可能性があるところ。

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    2019年02月14日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    エンターテイメント性が高いミステリーもしっかり詰まっている読みやすい話だった。
    ちょっと狂気染みたグロさがまたいい味出してます。

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    2019年02月07日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。

    特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。

    ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。

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    2019年02月03日
  • 我が心の底の光

    購入済み

    あまりにも悲壮過ぎ
    読んで気持ちが暗くなった

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    2019年01月30日
  • 迷宮遡行

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    主人公のヘタリが半端なくてイライラ!なんというか……多分、いい作品なのに……何処かで残念な結果になってしまった……みたいな。終わりかたもイマイチだったし、この主人公のカッコ悪さがなぁぁ。貫井さんの作品『慟哭』が余りにも良すぎたので、なかなかそれを越えられない私が駄目な読者なんだろう。。。

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    2019年01月20日
  • 我が心の底の光

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    「底の光」の「底」が誰にも誰にも理解出来なければ覗く事も出来ない。決して、主人公以外には、感じることが出来ない心の底。淡々と飄々と生活をし、感情がない様に思うけど……きっと誰よりも感情が溢れてる人間に思えました。だからこそ、愛情に執着し、復讐を実行するんだと思う。感情がないロボットのように冷淡で……と後書きにあるけど、私には憎しみ・悲しみ・愛して欲しい……そんな主人公の感情が溢れてるように思えました。最後の「え?」ていう展開は貫井サンに又、やられました。復讐という光……なのかな。

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    2019年01月20日
  • 我が心の底の光

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    以前読んだ「愚行禄」が面白かったので注目している作家さん。
    お終いまで読んで、「えっ?そこなの!」と驚愕。(他の方のレビューを読んでもそういう感想が多かった。)
    しかし、自分がもし晄のような壮絶な生い立ちだったら、果たしてそのような感想を持てたか。
    理解しがたくても晄にとっては、心の中にあるたった一つの光だったんだろう。

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    2019年01月19日
  • ミハスの落日

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    海外五ヶ国を舞台とした短編集。全ての国へ実際に足を運んだというだけあって、情景描写が秀逸。読み易い文章で翻訳小説の雰囲気が楽しめるのもまた一興。あの不運な保険調査員(中編集「光と影の誘惑」にて登場)に再会するとは思っていなかったので、嬉しいサプライス。全編短編としての完成度は高いものの、コンパクト過ぎて今ひとつパンチが足りない印象も。また、犯行動機や行動原理が日本人然としていて、異国を舞台にする必然性をあまり感じられなかったのは少々残念。男の哀愁を描いた「ストックホルムの埋み火」は味のある結末で好きだな。

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    2018年12月02日
  • 夜想

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    ちょっと前に岬一郎の抵抗という本を読んだわけです。
    これが結構あらすじが似ていて、特殊能力を持った人が
    良い人で、それを熱心にサポートする主人公との
    ドタバタ劇、だったんだけども。
    途中まで読んでいて、なにこれー、一緒じゃんかー、
    展開も変わんないじゃんよー、と上から目線で読んでいたものの、
    あっちはSFっぽくて、こっちはもうちっと情緒的というか、
    他にも幾つかネタ元がありそうなのもあったりしつつ、
    最後はええ話やね、って事になってた。
    あと北条先生がエロい描写になっているのがフロイトあたりの
    考えでは何か意味があるのか、この裏に潜むものは何なのか、
    とか考えたけど、結局このおっさんもそういう

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    2018年11月30日
  • 悪党たちは千里を走る

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    金持ちの家の飼い犬を誘拐するはずが
    そこのひとり息子に狂言誘拐をもちかけられ
    更には本当に誘拐事件が起こる

    ケチな詐欺師3人組、さてどうする?!

    軽いタッチのユーモア誘拐ミステリ
    ラストは「おお!」ってなるけど
    読みやすいです

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    2018年11月27日
  • 私に似た人

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    ちょっと飽きたかな。
    もともと、短編少し苦手なので、繋がるとは思っていても、少し退屈だったかな。貫井さんだから最後まで読んだけど。小口テロ、これからの日本を見るようなテーマは考えさせられるものでした。

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    2018年11月11日
  • 愚行録

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    毎度のことながら人の持ついろいろな面を見せつけられる貫井作品。苦々しい思いになったり、目を背けたくなったり…揺さぶられる

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    2018年11月10日
  • 警官の貌

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    警察小説の第一線を走る四人の著者による、新鮮な驚きに満ちた珠玉の短編集です。
    それぞれの切り口で描かれていますが、やっぱり誉田作品がピカイチでした!
    読み手に想像力を働かせながら、うっすらと感じさせながら展開する構成は、読み終わっても、ある意味、心地よい余韻が(^^;)
    ※内容はいつものように必ず人が死にます(笑)

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    2018年10月15日
  • ドミノ倒し

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    ネタバレ

    む〜ん...これは...どうだろう...(^ ^;
    私の中で賛否両論(^ ^;

    着想も文章もキャラも面白いが...
    オチがないと言うのは...(^ ^;

    清水 義範「深夜の弁明」を思い出した(^ ^;

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    2018年10月11日
  • 迷宮遡行

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    愛する妻に置き手紙を残して家出された失業中の迫水が、必死に妻の行方を追う中で、情けない一般市民でありながら暴力団同士の抗争に巻き込まれていく。警察官の兄と友人、覚醒剤や妻の秘密や巻き込まれた人の死と、スピード感があって引き込まれた。時折挟まれる夫婦の過去の会話も微笑ましい。結末がショッキングだった。

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    2018年10月09日