貫井徳郎のレビュー一覧

  • サイドストーリーズ

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    ネタバレ

    【収録作品】「鯨と煙の冒険」中田永一…『百瀬、こっちを向いて。』番外編/「一服ひろばの謎」貴志祐介…「防犯探偵・榎本径」シリーズ番外編/「皇帝の宿」宮木あや子…『校閲ガール』番外編/「街で立ち止まる時」東直己…「ススキノ探偵」シリーズ番外編/「同窓会」垣根涼介…「君たちに明日はない」シリーズ番外編/「心の距離なんて実際の距離にくらべれば、」狗飼恭子…『遠くでずっとそばにいる』番外編/「平和と希望と」中山七里…『さよならドビュッシー』番外編/「ゴロさんのテラス」笹本稜平…『春を背負って』番外編/「雁首仲間」冲方丁…『天地明察』番外編/「落としの玲子」誉田哲也…「姫川玲子」シリーズ番外編/「オレン

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    2015年08月21日
  • 鬼流殺生祭

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    貫井徳郎さんの作品なのですが、貫井さんの作品って毎回、「えぇ???」っと驚かされる事が多いので初っ端から注意深く読んではいたのですが、今回は特にという感じ。
    時代背景と被害者近辺の環境でなんとなく想像ついちゃうかな。

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    2015年08月20日
  • 迷宮遡行

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    『ダチョウは危険が迫ると、頭を砂の中に埋めてしまって自分の視界を塞ぐって言うでしょ。

    見えなくなれば危険もなくなるって、単純に考えるのよ。今のあなたは、まさしくそのダチョウみたいだわ。』

    他の貫井徳郎の作品とは違う感じだなぁ〜。
    ハードボイルドとしても中途半端で少しがっかりした。

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    2015年07月18日
  • 迷宮遡行

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    会社をリストラされたうえ、奥さんにも逃げられちゃ悲しい男が奥さんを探しに行く物語です。探している途中に暴力団に目を点けられて大変な目に。。。奥さん失踪の理由、その後の結末。どうしても腑に落ちないな~。。。

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    2015年07月15日
  • 被害者は誰?

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    パット・マガーの「被害者を捜せ」はかなり昔に読んだ本でしたが、このタイトルを見て、それに挑戦してみた国産ミステリかと嬉しくなって買いました。
    短編集で、被害者当て、目撃者当て、探偵当て×2という趣向が凝らされたミステリで、軽いタッチでおもしろく読めましたが、レベル的には中の上といったところでしょうか。意外性を出すために、ちょっと無理をしすぎている感じ。でも、このシチュエーションを成り立たせるためのストーリーの工夫ぶりには素直に賞賛を送りたいと思います。
    僕としては、一番短い最終話が一番好きでした。

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    2015年07月07日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    貫井徳郎の症候群三部作の二作目。
    警視庁の特殊任務チームは今度は誘拐事件に挑む。
    小口誘拐事件。誘拐事件というと、数千万円から億単位の金を要求するようなものだが、誘拐する子供の親がなんとか払える金額(例えば500万円)を要求し、警察に通報すると殺すと脅す。
    それぐらいならと誘拐された子供の親は、子供の命には換えられないと犯人のいいなりになってしまう。金を払うと子供は何事もなかったように無事帰って来る。と同時に犯人からは、常に子供を見ているという電話が・・・。
    現実の世界でもこういうことが起こっているのかもと思うような犯罪だ。
    そして今度は1億円を要求する誘拐事件が発生。果たして小口誘拐事件と同

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    2015年06月03日
  • サイドストーリーズ

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    それぞれの作品の番外編というか、タイトル通りサイドストーリーを集めた短編集です。
    読んだことがあるのもちらほら。
    名前だけ知ってて、気になってはいるけど〜というシリーズも結構収録されていて、良いきっかけになりました。

    中田永一はやっぱり面白かった。脇役だった彼がいい味だしてます。
    あとは中谷七里も。音楽シリーズしか読んでないけど、他にもいろいろミステリ出してるし、これを読む限りそっちも良さそうですね。

    初めてのものだと、「校閲ガール」「君たちに明日はない」「北天の馬たち」「まほろ駅前」が読みやすくて惹かれました。
    ぜひそのうち本編を読んでみたいとおもいます。

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    2015年07月01日
  • 転生

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    東野圭吾さんの”変身”と似た様な作品で、脳ではなく心臓を移植された大学生が、移植後の違和感を手掛かりにこの”違和感”の謎を解いていきます。命の順位、命の移植、色々考えさせられます。

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    2015年05月12日
  • 明日の空

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    ★★★☆☆
    差別と平等
    【内容】
    栄美はアメリカで生まれ、現地で育った。そんな彼女が日本の高校に編入してからを描く。

    【感想】
    読んでる途中で、「なんて、唐突なんだ!」って腹が立ってきた。でも最後まで読むとその気持ちが過ちであることがはっきりした。

    どの世界にも差別がある。それはマイナスだけではなくプラス側にもあるのだ。
    そしてその呪縛を解くには長い年月が必要となる。
    リンカーンが奴隷制度を撤廃したような出来事が必要なのだ。でもそんな大それたことは一番ピーポーである僕らにはできない。だったらせめて差別に加担しないようにしよう。誰かに優しくしよう。

    問題点ははあまりにエピソードが出来過ぎな

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    2015年04月27日
  • 明日の空

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    貫井作品としては新しい爽やかすぎるお話。
    一応どんでん返し?はあるけれども爽やかすぎて貫井作品だ!とおもって取り組むと、ん…?と感じる
    一作品としては爽やかで素敵なお話ではある。

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    2015年03月22日
  • 光と影の誘惑

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    貫井徳郎の短編集というのは多分初めて読む。四篇あるどの話も途中で真相がわかってしまうが、それでも物語自体が面白いので満足できた。「長く孤独な誘拐」ではハラハラする緊迫感を味わえ、また舞台がアメリカで登場人物もアメリカ人という、翻訳物のような「二十四羽の目撃者」も、珍しい作風で興味深かった。

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    2015年03月17日
  • 明日の空

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    爽やかな青春ミステリ
    でもまさか叙述トリックだったとは。もちろん記述に矛盾はないけど、人物像が違いすぎて戸惑った。
    テーマとしては、日本人があまり意識できてない部分に切り込んでいて良かった。
    ただラストでそれを滔々と語らせてしまうのは野暮な気がする。アンディの言葉だけで十分伝わったし、むしろそのほうが押し付けがましくならずに余韻も残ったんじゃないかな。

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    2015年03月12日
  • 転生

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    2015/02/22
    先がどうなるのか気になってどんどん読み進めるうちに期待が膨らんで、最後若干物足りなさを感じてしまった。

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    2015年02月22日
  • 天使の屍

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    一番難しい時期ともいえる中学生時代に起こる自殺の連鎖。。。「大人のルール」、「子供のルール」両方が圧し掛かってくる時期に生徒達が抱える闇を深くえぐった作品です。

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    2015年02月05日
  • さよならの代わりに

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    ネタバレ

    タイムトラベルとミステリーのミックス。読みやすい文体のせいかミステリー側はさくっとしててあんまりかなあ。

    結構重め作品が多い作者だけど、これは軽い。好みもあるだろうけど。

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    2015年02月04日
  • 迷宮遡行

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    この作品は以前に発表された長編『烙印』を全面改良して、新たなタイトル、語り口で新作として出版されたものだそうです
    『烙印』からハードボイルド色を抑え目にし、若干のユーモアを交えた新たなる物語ということ

    失踪した妻を微かな手がかりを伝って追い続け最後に想像さえもしなかった妻の正体を・・・・・・というお話

    行き着いた場所、人物から一つの小さなヒントを授かり、また次の場所、人物にたどり着く

    宝探しのようなワクワク感を持たせてくれる作品なんだけど

    んーーーーー

    個人的意見としては

    「貫井作品にユーモアはいらない」

    ユーモアを着せられちゃった感を感じるんだなー

    主人公の兄貴が警視庁のやり

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    2015年02月04日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    表の仕事とは別に、裏で様々な活動をする。なんか、”必殺!仕置人”のようなシチュエーション。
    20年前の作品ということで、古くさい場面もあれが、人が人に対する気持ちは現在でも変わらない。

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    2015年01月03日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    新装版ということで久しぶりに読みました。個人的には誘拐症候群が大好きで、そこに繋がるための助走かなという感じで、楽しく読めました。

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    2014年12月07日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    秘密のベールに包まれた環さんの存在にわくわく。メンバーの普段の生活はこうですが、その実態は・・・ってところがいいですね。でも、父娘の確執問題はいらなかったかな。その分もっと彼らの活躍を見たかったですね。

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    2014年12月01日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    終始淡々と物語が進行していった。
    クライマックスに向けてググッと盛り上がるというわけでもなく、個人の内面に深く迫るというわけでもなく。
    実に淡白なミステリー。

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    2014年12月17日