貫井徳郎のレビュー一覧

  • さよならの代わりに

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    未来から来たという美少女。
    彼女は今から起きる殺人事件を防ぐためにと和希に現場を見張っていてくれと頼む。
    半信半疑ながらも受け入れるが、未来から来たなんて到底信じられるはずもない。
    しかし、そこから彼女の言うことばかりが起こってくる。
    謎が謎を呼ぶ展開。

    2018.3.3

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    2018年03月03日
  • 夜想

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    死んでしまいたいぐらい辛い事があった時、人に縋りたい気持ち....気持ちは一時的には楽になるだろうけど
    宗教は救ってくれやしない。

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    2018年02月22日
  • 北天の馬たち

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    探偵ものだが清々しい感じ。二人の探偵の手伝いをすることになった毅志には何のための行動なのかわからないことばかり。しかし、そこには二人の探偵の、大切な人を守るという強い思いがあったのだ。

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    2017年12月30日
  • 北天の馬たち

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    横浜、馬車道のとある喫茶店を舞台にする探偵ミステリー。
    一階に店舗を構える喫茶店の上が、空き家となり、ある時二人の探偵が事務所として契約することに。

    若くて図体がデカい喫茶店マスターが、見習い兼業で探偵稼業も始める。探偵業には似つかわしくない復讐や会ったこともない男女を付き合わせたりと、その仕事内容に戸惑いつつも、一つずつ成長してゆくマスター。
    時を経るごとに複雑に絡み合っていた糸が、さらに絡まり、絆、裏切...


    貫井作品には珍しく、友情や人間の繋がりや成長などヒューマンタッチがメインの一冊。
    しかし、伏線の張り方はさすが巧み。

    横浜、馬車道、地場の古い喫茶店、美味い珈琲、探偵。読

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    2017年12月25日
  • さよならの代わりに

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    手の込んだ話で、とても楽しめた。話のあちこちにトリックを解く鍵が散りばめられていた。色んな登場人物の切なさも感じ、笑いもあって、青春ミステリというのも頷ける。和希君の人の良さにもホッコリした。

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    2017年11月23日
  • 転生

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    心臓移植のことについて少し意識が高まった。怖いものだけじゃなくて、色々書けるんだね〜。作家ってスゴイ。

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    2017年11月15日
  • さよならの代わりに

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    自分の好きなシチュエーションに時間ものがある。なぜ時間ものが好きなのかと問われるとそれはもとに戻せない、さきに進めない世界であるからだ。
    この作品もタイムスリップを扱っている。

    劇団うさぎの眼の新米役者、和希の前に現れた少女祐里、彼女は27年後の未来からやってきたという。そして和希に近づいた目的は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うことだった。だが殺人事件は起きてしまい容疑者はつかまる。彼女と容疑者との関係は?そして未来から来たという真意は?

    謎をちりばめながらも軽妙なタッチで迫る。いちおう青春ミステリーとなってるが本書はれっきとしたSFだ。筒井康隆の時をかける少女、眉村卓のなぞの転校生を

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    2017年11月14日
  • 転生

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    勿論貫井氏の作品なので水準以上です。面白いです。ただ、このような謎解きの王道かつ爽快感のあるエンディングを氏の作品に求めていないので、少し肩透かしをくらった感じです。氏の作品だけに辛めで評価3で。

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    2017年11月03日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しとまでは、正直いかないかな。
    というか、タイトルで「どんでん返しあるのね」ってなるからハードルの上がり方が凄いから。どうこられても「あーなるほど」で終わってしまった。それでもそれぞれのお話は面白いから、読んでつまらなかったとかは全くない。

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    2017年10月01日
  • 後悔と真実の色

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    山本周五郎賞受賞作ではあるし、遊びのない重厚な造りは好物なのだが、真犯人に意外性がなく、動機は少し強引な気がする。

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    2017年09月19日
  • プリズム

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    「プリズム」 貫井徳郎 ★★★☆☆

    こんなミステリーもあるのか。
    あとがきを読むとわかるのですが、こういうジャンルだそうです。ものすごく消化不良感があります。スッキリしたい人にはオススメできません。“ああ言えばこう言うタイプ”の人にはオススメです。(どんなタイプだ)
    ミステリーっていうのは、小説家に踊らされるのを楽しむジャンルだと思いました。

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    2023年10月27日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人「再生」(既読)
    有栖川有栖「書く機械(ライディング・マシン)」
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    貫井徳郎「蝶番の問題」
    法月綸太郎「カニバリズム小論」(既読)
    東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

    どんでん返しというよりブラックユーモアな話もいくつか。
    既読作品があったせいか、新鮮味はなかった。
    貫井さんの作品は珍しくコミカル。東川さんは如何にもな。
    有栖川さんはこんな感じもあるんだなと発見。

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    2017年09月06日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の本格ミステリ作家によるアンソロジー。
    どんでん返しという点では、タイトルがハードルを上げているのでそれほど驚愕した話はなかったが、どの作品もそれぞれ作家の個性が出ていると思う。
    ベストは貫井徳郎、好みなのは東川篤哉。

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    2017年08月25日
  • 愚行録

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    愚行・愚考だらけ、モラルもなく各々が自分を正当化し都合のいいように捉える。現実もこのような考え方の人間ばかりでいやな時代だと思う。最初の記事が最後そうつながるのか!兄妹は育った環境が悪かったのか、兄の考え方やコメントがほしかった。夏原はまだまとも、田向も学生時代の若い過ちで許せるが二人の結婚後の生活もどうだったか興味がわく。

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    2017年08月02日
  • 新月譚

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    難しいなぁ。貫井氏は何を語りたかったのだろう。
    何が幸せなのか?というテーマだったのか?
    通してみれば、そんなにおもしろい内容ではなかった気がする。でも先が気になって読み進める。
    顔を変えて手に入れた数々のものは全て夢だった。
    つまり、顔を変えた時に和子は全てのものを喪っていたのか?
    難しい。

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    2017年07月31日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    ネタバレ

    最初は「失踪をした若者を密かに探す、警視庁の中の特命課」という設定だったはずだが、いつのまにか薬物取引をめぐる半グレ捜査という風にテーマがずれてきてしまっている。
    これならば特命課が出てくる必要はなく、暴対が出てくればよいのでは?
    特に難しい捜査でもなさそうだし。

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    2017年07月29日
  • 愚行録

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    映画とはずいぶん違っていたのね。全部語りで少々物足りない。尾形って人のことをそんなに書く必要はあったのかな。映画は良く出来ていたと思う。

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    2017年07月27日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    まさに本格ミステリーといった感じで引き込まれた。暴力的な描写が怖かった。それだけ表現力がすごい。次も早く読みたい。

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    2017年07月02日
  • 夜想

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    新興宗教をテーマにした物語。
    救いと狂気の揺らぎの中から、宗教の本質?に迫っていくような物語でした。

    新興宗教やカルト集団がどのように立ち上がっていくのかが理解できる物語です

    主人公雪藤は事故で妻子を失って絶望の中惰性で生きている人物。そんな雪藤が遥と出会ったことから、人生が変わっていきます。遥はその人の触れたものから気持ちを読み取ることができる特殊能力を持つ人物。たまたま雪藤の落し物に触れてしまったときに雪藤の心の絶望を理解し、共感することで雪藤に癒しをあたえます。

    彼女によって救われたと信じた雪藤はこの経験をより広く人に知らしめたいという活動をすすめ、ついには「コフリット」という会員

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    2017年07月01日
  • 私に似た人

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    201706/無理やりな人間関係もありつつ、ほっとする結末や後味悪い結末を織り交ぜたちょっとリンクしていく形式の短編集。やっぱりヘイトさんの話が一番印象的。

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    2017年06月18日