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Posted by ブクログ
症候群シリーズ第2弾。シリーズものではあるが、前作とは雰囲気を異にしている。前作の失踪症候群は、何らかの理由で新しい自分として生きていきたいと願う失踪希望者を利用した犯罪だったが、今回はそういったものを利用するのではなく、犯人が初めから存在し、誘拐を行うという一般的な犯罪形式となっている。
2パターンの誘拐事件が同時に起こり、それぞれが分離展開していくという構図なので「あっちはどうなった?」「こっちはどこまで進んだ?」といった感じで、どんどんとページを進めてしまう面白さがある。
どちらの誘拐でも、人間のエゴのようなものがにじみ出ており、最後まで目を離せない展開が続き、読みごたえがあった。
Posted by ブクログ
時間があるときに読んでいたら、これ一気読みできるほど面白かったと思う。
次の展開がどうなるか、犯人の出方が読めなかったので。
だけど忙しくて、細切れの時間の中で読んだので、一気にのめりこめない分、欠点に目が行ってしまった。
まず、武藤がかかわっていた方の誘拐事件は、展開が読めました。
犯人が分かったわけではないけれど、結局こういう事件になるんだろうなと予想した中での最悪のパターン。
そしてジーニアスの方。
こっちが最初は面白かったんだけど、ジーニアスにたどり着くまでの道のりは、あまりにも幸運頼みで。
だって、人があふれかえっている競馬場で、探している男に出会えるのってどれくらいの確率?
さらに後藤巧己という存在。
警察をジーニアスに導くためだけに必要な男。
彼を抜きにしてストーリーを展開させた方がよかったと思う。
彼の出現以降、どんどんジーニアスが安っぽくなってしまって、最後はもう…。
後味の悪い事件。
事件を解決したからと言って、爽快感はどこにもない。
だけどやっぱり一気に読みたかったと思う。
読ませる力のある文章ではあるんだ。
Posted by ブクログ
「症候群三部作」の2作目。
1作目と同様、環率いる秘密組織が、連続する小口誘拐の謎を追うべく行動を開始する。
しかし、今回の主役はそちらのチームではなく、それら小口誘拐と平行して発生した身代金1億の誘拐事件に巻き込まれてしまった環チームの托鉢、武藤である。
全くタイプの違う二つの誘拐が、環の指揮の下で解明の一途を辿る。
1997年に執筆されたと後書きの解説にはあったが、当時は読む人を圧倒させるような斬新なものであったであろう犯行の手口は、今の時代には少し平凡に感じられた。これにはコンピュータやインターネットの目覚ましい発達を感じずにはいられない。
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