貫井徳郎のレビュー一覧

  • 微笑む人

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    不気味な動機で殺人を犯す犯人の徐々に暴かれていく過去の遍歴。本当に人のことを理解するのって難しいよなと考えさせられるテンポのいい話だった。

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    2023年11月04日
  • 微笑む人

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    初読みの作家さんでした。

    読むにつれて、とにかく不穏で不穏で仕方ありませんでした。
    何が真実なのか全く分からないのですよ。
    読みながら、気持ちが落ち着かず、ソワソワしてました。

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    2023年10月22日
  • 迷宮遡行

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    突然姿を消した妻を追う、頼りない元会社員の頼りない捜索。わずかな手がかりをつかんで追うも、なぜかヤクザが現れて、事態はあらぬ方向に。とかいう話。
    結論が、えっ?そうなの??(ネガティブ)という感じだったのと、ちょっと悲惨なことが起き過ぎて読んでいて辛かったです。。

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    2023年10月14日
  • 明日の空

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    「慟哭」以来の貫井徳郎さん。重い作品が多いイメージだったが、これはちょっと古い感じのする「青春ミステリ」。Part1とPart2で描かれた内容が、どう繋がるのか分からないままPart3に入って、見事に解き明かされた。
    彼を間にはさんて知り合って、「ひとりひとりが他人のために何かしてあげられたら、ちょっといいことに繋がりそうじゃないか」とバトンを渡された主人公と、バトンを渡した山崎さんが、彼の思い出を語り合っていってほしい。

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    2023年08月29日
  • プリズム

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    生徒、同僚の教師、元恋人、生徒の父の視点で女教師の死亡事件に関する推理が描かれる作りが特徴的でした。

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    2023年08月28日
  • 追憶のかけら 現代語版

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    読み応えがありました。展開がコロコロ変わり、どういう結末になるのか分からず、最後まで私を連れて行ってくれました。

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    2023年08月13日
  • 微笑む人

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    同じ人間なのだから理解できるはず、と思いたい。
    だって自分の理解を超えた存在なんて恐怖でしかない。
    安心したいし納得したいから、分かりやすい答えに飛びついてしまう。
    「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を手に掛けた仁藤俊実。
    そんな彼の過去を遡ると、他にも不審死を遂げた人物がいたことが判明する。
    仁藤俊実とは、一体どういう男なのか。
    個人的にこういう結末は嫌いじゃない。

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    2023年08月09日
  • 微笑む人

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    社会派ミステリに分類される作品で、不条理な事件をどう捉えるか読者への問い掛けで終わるので、すっきり解決するミステリがお好みの方には合わないかもしれません。
    読み物としては面白いと思いますが、多くの方の感想のとおり、好き嫌いは分かれるのでしょうね。

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    2023年08月07日
  • 罪と祈り

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    元警察官だった父親が死んだ。その死の真相。
    東京下町、バブル期、地上げ屋、誘拐事件。
    ひとつの悲劇がまた新たな悲劇を生む…
    30年の時を経て、点と点が線になり真実が見えてくる。

    親の事って思いのほか知らないもの。
    知っているようで「親」という一面しか知らない
    その親の暗い過去は知らない方が自分のためだし、
    親からしても子には知られたくないものなのかも。

    亮輔と賢剛の10年後…未来が明るいことを願うね。

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    2023年08月01日
  • 神のふたつの貌

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    田舎の古い教会の牧師の息子である早乙女。
    蛙の四肢を潰し、その変化を観察する場面は、早乙女の心の闇を思わせる。
    彼は神の存在を信じる一方、神はなぜ不幸を作るのかという自分に降りかかる不幸から守ってくれない神に疑念を抱いていた。
    そんな早乙女が引き起こす更なる不幸。
    そして、早乙女も息子を持つことになるが…
    信仰とは何か、神とは何なのか…
    後読感は良くない。

    2023.7.2

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    2023年07月02日
  • 後悔と真実の色

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    犯人逮捕を掲げ、ひとつにならねばならない警察組織であるのに、それぞれの思惑、嫉妬、焦り、等々が絡み合い、決して一筋縄ではいかない…。そして、中盤から話が動き出す。

    登場人物、特に妻の秋穂や美叡の描写は男性目線で描かれている女性像だな、と感じた。

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    2023年06月20日
  • 微笑む人

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    殺人犯人の動機(真相)に迫っていくノンフィクションライター。
    犯人の過去から真実に迫っているいると思いきや。。。
    最後はモヤモヤです。

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    2023年06月17日
  • 罪と祈り

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    時代の変化に翻弄されながら生きた親。
    親が背負って生きた歳月の奥に隠されていた
    事実を知ることになった子たち。

    親子二代に渡って向き合う、
    犯した罪とその罰への関わり方を綴った物語。

    塩田武士さん『罪の声』を読んだ時のように、
    自分とは全く無関係だと思っていた歴史に残る
    大事件が、身近で起きた綻びから一瞬にして
    自分事に変わる衝撃を思い出しました。

    複雑かつ緻密、人の心に揺らぎに訴える長編。

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    2023年06月14日
  • ドミノ倒し

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    私立探偵の十村が、とある田舎の殺人事件で容疑者候補となっている男の潔白を証明するために奔走する。だが、調べていくうち、別の事件との関連が明るみに出てきて、連鎖していく。
    これまで読んだ貫井さん作品のどれにも似てない、軽妙なリズムが面白く、読みやすかった。十村の一人語り風なのもよかった。
    途中何度か、こいつ犯人やろ!と思う場面があったが、まさかそうなるとは〜みたいな終わり方だった。
    貫井徳郎作品はやはり重厚さが最高なので、コレは一冊目としてはオススメできないが、何冊か読んでのコレは、おもしろいと思う!

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    2023年06月09日
  • 新月譚

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    人間のぐちゃぐちゃな感情変化が見ものだった。
    自分の奥底にもこんな感情があるのではとぞっとさせられる。

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    2023年05月27日
  • プリズム

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    短めで読みやすかったけど、結果もやもやした。教師の桜井はなんであんなに同期のために調査をしてるんだろうと思った。なんだかみんな怪しくてもやもや。小学生が犯人はさすがにちょっと違う気がするし、警察の見解がもっとあったら面白かったかも。警察がイケメンである必要はあったのか?最終章の浮気相手の医者の子供が最初の章の小学生の男の子の父親だと気がついたのがあとの方でちょっと面白かった。

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    2023年05月25日
  • プリズム

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    物足りない

    教師が死亡した。
    事故死なのか殺人なのか?殺人ならば誰が?どんな方法で?を様々な関係者の立場から考察していく。
    ラストははっきりと答えが出ない。幾通りの解釈ができるので読者に委ねますって終わり方でガッカリだった。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年05月24日
  • 悪党たちは千里を走る

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    カード詐欺などを生業にするせせこましい詐欺コンビと、シノギ場で偶然出会った美人詐欺師。

    美人詐欺師からせっかくの詐欺対象に横槍を刺され、シノギはご破産に。

    しかしながら、ひょんなご縁で共にさる豪邸の犬を誘拐することになる。しかし、徐々に当社の計画は軌道を外し、何故か詐欺対象家族の小学生の息子と手を組むことに。

    重厚なミステリが多い貫井氏の作品群でも、珍しいユーモアミステリ。

    長編だが、テンポが非常に良くあっという間に読めてしまう一冊でした。

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    2023年05月20日
  • プリズム

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    ある女教師が自室で死んでいた。睡眠薬入りのチョコレート、世間を騒がす通り魔、匿名の通報、純真な彼女が抱える裏の顔、果たして彼女は殺されたのか? 断片的な手掛かりと想像を駆使して広がる素人探偵たちの推理の結末は・・・。

    女性教師の死をその生徒や同僚といった素人探偵が推理していく推理合戦ものなのですが何か決め手にかける。その欠け落ちたパーツの意味と作者の仕掛けた企みに困惑することは間違いなし。

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    2023年05月13日
  • 宿命と真実の炎

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    古本屋さんまで繋がっちゃったらどうしようと思いながら読んだ。おもしろかった。でも81章目は敢えて書き加えなくて良いのになぁ。

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    2023年05月06日