貫井徳郎のレビュー一覧

  • 龍の墓

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    VRゴーグルが普及しスマホに取って代わった近未来を舞台に描く殺人事件の謎。リアルで起こった連続殺人とVRゲーム中の殺人事件が同時進行で進む。
    VRゲームの方の進行役は、女性に嵌められて退職に追い込まれ、以来人間不信から引きこもり生活を送る元警官。現実の事件を捜査するのは町田署の女刑事と警視庁捜査一課のどこか掴みどころのない刑事。

    バーチャルとリアル、二元的に事件が進んでいくやり方が奏功して先が気になっての一気読み。
    だけど、どちらかというとバーチャルの方の比重が重くて、RPGをやらず、警察物好きとしてはなんとも物足りない。
    面白い試みではあったけれど、やっぱり事件は現場で起こってほしいと思っ

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    2024年01月05日
  • 乱反射

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    事件が起こるまでが長い。ミステリーとして読むとそこの入りでつまづく。でも誰しも持っている少しの甘えやわがままが原因となりうる事件にハッとさせられる作品で奥が深かった。1つ1つを取り上げると、そんなことで?と思うが、一つ一つの小さな罪が重なり合って大きな脅威へとなっていく流れには、驚きを隠せない。だからこそ怒りの矛先が決まらない両親のやりきれなさには心が痛む。
    誰も見てないからいいや、ではなく、見られてなくとも誠実な行為をしていきたいなと改めて思う。

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    2024年01月04日
  • 龍の墓

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    仮想現実のゲームと現実の事件が交錯するような設定は面白かったが、RPG分からない人は難しいだろうし、帯の宣伝文句はハードル上げ過ぎかな

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    2023年12月29日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    結婚をテーマにしたミステリー系短編集としては、よく出来た作品と思いますが、同作家の他の作品に手が出るか?と言えば…ですかね

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    2023年12月15日
  • 天使の屍

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    2度目の読破、3.5つけたい。
    真相への驚きはさほどないがぐいぐい引き寄せる謎と読み込ませる文がすごい。また、父親、中学生双方の思いも辛辣に実直に書いてあり、初めてみた時以上にこの心情描出に圧倒させられた。

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    2023年12月03日
  • 天使の屍

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    久しぶりの貫井作品。最後は希望というか何とかいうか・・まあ、うまく纏まっているかなぁという印象はあるものの、最初期の作品だからか今と比べるとやはり見劣りする部分はある。まあそれは作家として着実に力を付けてきているという証だ。

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    2023年11月24日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    エリート銀行員 仁藤が嫁と娘を「本の置き場所のため殺した」と供述。
    この動機に世間は唖然とする。
    一人の小説家が仁藤の過去を探り、ノンフィクションを書くため取材をしていく。
    同僚、大学時代、高校時代 皆口を揃えて「いい人、人格者」と言う。
    が、仁藤の近くでは不審な事故死がどの時代にも存在することが明らかになる。
    仁藤が以前から殺人を犯していたことに確信を持ちが始めた。
    そして、小学生時代に何かがあり、そこから全てが始まったのではないかと探り始めるのが、最終章。

    そこで小学生時代の情報を集め一人の女性に行き着く。
    そしてその女性が本当のことを言っているのか、全くのウソかなぜ自分のことを別の女性

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    2023年11月14日
  • 女が死んでいる

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    ネタバレ

    全8話の短編集です。
    2回目の通読でした。前回の記憶が全くなく、思っていたのとイメージが異なっていたので、ある意味楽しめました。
    ああ、こういうトリックだったのね。と感心するストーリーもありました。
    最後の1話だけはどうしても好みではなく、読むのが苦痛で早めくりしてしまいました。

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    2023年11月09日
  • 女が死んでいる

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    ネタバレ

    8話の短編集です。
    2回目の通読でしたが前に読んだ記憶とかなり相違あり。
    そういうトリックだったか!とそれはそれで楽しめました。
    最後の1話だけがどうしても受け付けなかったです…

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    2023年11月09日
  • 微笑む人

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    不気味な動機で殺人を犯す犯人の徐々に暴かれていく過去の遍歴。本当に人のことを理解するのって難しいよなと考えさせられるテンポのいい話だった。

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    2023年11月04日
  • 微笑む人

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    初読みの作家さんでした。

    読むにつれて、とにかく不穏で不穏で仕方ありませんでした。
    何が真実なのか全く分からないのですよ。
    読みながら、気持ちが落ち着かず、ソワソワしてました。

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    2023年10月22日
  • 迷宮遡行

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    突然姿を消した妻を追う、頼りない元会社員の頼りない捜索。わずかな手がかりをつかんで追うも、なぜかヤクザが現れて、事態はあらぬ方向に。とかいう話。
    結論が、えっ?そうなの??(ネガティブ)という感じだったのと、ちょっと悲惨なことが起き過ぎて読んでいて辛かったです。。

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    2023年10月14日
  • 明日の空

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    「慟哭」以来の貫井徳郎さん。重い作品が多いイメージだったが、これはちょっと古い感じのする「青春ミステリ」。Part1とPart2で描かれた内容が、どう繋がるのか分からないままPart3に入って、見事に解き明かされた。
    彼を間にはさんて知り合って、「ひとりひとりが他人のために何かしてあげられたら、ちょっといいことに繋がりそうじゃないか」とバトンを渡された主人公と、バトンを渡した山崎さんが、彼の思い出を語り合っていってほしい。

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    2023年08月29日
  • プリズム

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    生徒、同僚の教師、元恋人、生徒の父の視点で女教師の死亡事件に関する推理が描かれる作りが特徴的でした。

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    2023年08月28日
  • 追憶のかけら 現代語版

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    読み応えがありました。展開がコロコロ変わり、どういう結末になるのか分からず、最後まで私を連れて行ってくれました。

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    2023年08月13日
  • 微笑む人

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    同じ人間なのだから理解できるはず、と思いたい。
    だって自分の理解を超えた存在なんて恐怖でしかない。
    安心したいし納得したいから、分かりやすい答えに飛びついてしまう。
    「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を手に掛けた仁藤俊実。
    そんな彼の過去を遡ると、他にも不審死を遂げた人物がいたことが判明する。
    仁藤俊実とは、一体どういう男なのか。
    個人的にこういう結末は嫌いじゃない。

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    2023年08月09日
  • 微笑む人

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    社会派ミステリに分類される作品で、不条理な事件をどう捉えるか読者への問い掛けで終わるので、すっきり解決するミステリがお好みの方には合わないかもしれません。
    読み物としては面白いと思いますが、多くの方の感想のとおり、好き嫌いは分かれるのでしょうね。

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    2023年08月07日
  • 罪と祈り

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    元警察官だった父親が死んだ。その死の真相。
    東京下町、バブル期、地上げ屋、誘拐事件。
    ひとつの悲劇がまた新たな悲劇を生む…
    30年の時を経て、点と点が線になり真実が見えてくる。

    親の事って思いのほか知らないもの。
    知っているようで「親」という一面しか知らない
    その親の暗い過去は知らない方が自分のためだし、
    親からしても子には知られたくないものなのかも。

    亮輔と賢剛の10年後…未来が明るいことを願うね。

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    2023年08月01日
  • 神のふたつの貌

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    田舎の古い教会の牧師の息子である早乙女。
    蛙の四肢を潰し、その変化を観察する場面は、早乙女の心の闇を思わせる。
    彼は神の存在を信じる一方、神はなぜ不幸を作るのかという自分に降りかかる不幸から守ってくれない神に疑念を抱いていた。
    そんな早乙女が引き起こす更なる不幸。
    そして、早乙女も息子を持つことになるが…
    信仰とは何か、神とは何なのか…
    後読感は良くない。

    2023.7.2

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    2023年07月02日
  • 後悔と真実の色

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    犯人逮捕を掲げ、ひとつにならねばならない警察組織であるのに、それぞれの思惑、嫉妬、焦り、等々が絡み合い、決して一筋縄ではいかない…。そして、中盤から話が動き出す。

    登場人物、特に妻の秋穂や美叡の描写は男性目線で描かれている女性像だな、と感じた。

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    2023年06月20日