貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
話は十四歳の峰岸晄から始まる。
その頃の晄は苛められていた。
そして、話は晄の十六歳、十九歳、二十一歳、二十五歳、二十九歳と続く。
その中の回想で、晄が四歳の頃に死の淵をさ迷うような壮絶な暮らしをしていたことがわかる。
そして母は亡くなり、父は人殺しという状況で、五歳の時には母の兄である伯父に引き取られた。
そして、その後の晄は高校、就職と進んでいくが、正直まともな人生とは思えない。
何事にも感情を表さず、人との付き合いも淡々としたものだった。
だけど、晄の生き方には晄の考えがあった。
ラストは衝撃だったが、晄の人生にも何度も衝撃を受けた。
2024.2.15 -
購入済み
展開に少し無理があるかな〜?
ミステリー系小説の部類に属するかと思いますが、ストーリーの展開に少し無理があり、「えっ!そういう事実があったのか?」という、驚きの場面もありませんでした。
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Posted by ブクログ
相手の所有物を持つと、その人の感情を読み取ることのできる能力をもつ遥。その遥に救われたサラリーマンの主人公雪籐が、彼女の能力で1人でも多くの人を救いたいと組織を作っていくという物語。
世間的には怪しげな宗教として見なされる中で、宗教ではないと奮闘していく姿は本当に孤独な戦いとして描かれている。
並行して、娘が失踪した中年女性の物語も展開するが、この女性が遥とまさかこのように絡むとは!というのが想像していなかっただけに驚き。
貫井さんの作品は好きで良く読むのだが、多少毛色が違っていて面白かった。
ただ、ストーリーが分かってしまうと2度読みはしないかな。 -
Posted by ブクログ
スマホが過去のものとなり、VRゴーグルが普及した近未来。
VRの用途は様々で、眼鏡並みの軽さで現実の風景を堪能することもでき、ゲームも楽しめ、他者とのコミュニケーションをとるのもすべてVR世界内で完結する。
このVRで発売当初から話題になり、売れているゲーム《ドラゴン・グレイブ》のなかで発生する連続殺人が、実際にあらゆる場所で現実に起こっていた。
最初は、身元不明の焼死体が発見され、刑事たちが捜査に動くという警察小説かと思っていたが、どうやらゲームを模している連続殺人事件か…となり、何やら不思議な感覚になる。
地道な捜査をする現実世界に対して、ゲームのなかで繰り広げられる殺人に意外性しかな