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Posted by ブクログ
小学校の女性教師が自宅で殺された事件を巡って、周りの人たちの視点で真相に迫る。
Scene1が女子生徒、Scene2が同僚教師、Scene3がかつての恋人、Scene4が現在の不倫相手と。
各自の推理で次々と疑わしい人間が変わる様が、題名の「プリズム」の所以だろう。
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それぞれの視点で描かれるから、全てを客観的にみた読者だけが事の流れを知ってるっていうの面白いね!もう一周したくなるもん。
正しい真相がわからないままなのが評価低いのかもしれないけど、個人的にはおもしろかった
Posted by ブクログ
見方が変われば犯人も変わる…
それぞれの章でそれぞれの語り手が犯人を推理する。
みんな独自に推理をしていて、みんな個々で様々な犯人像を描いていく…
推理、構築、破壊、推理、構築、破壊…
無限ループに陥りながら、様々な形に変化していく…
終わり方は賛否両論。
わたしも「 えっ?終わり? 」と何度もページを
見返したけど、どう頑張ってもそこにページはないんです。笑
不完全燃焼といったらそうなんだけど
お前も推理してみい。と問われてるんだなと受け止めることにしました。笑
Posted by ブクログ
短めで読みやすかったけど、結果もやもやした。教師の桜井はなんであんなに同期のために調査をしてるんだろうと思った。なんだかみんな怪しくてもやもや。小学生が犯人はさすがにちょっと違う気がするし、警察の見解がもっとあったら面白かったかも。警察がイケメンである必要はあったのか?最終章の浮気相手の医者の子供が最初の章の小学生の男の子の父親だと気がついたのがあとの方でちょっと面白かった。
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読み始め宗田理チックなジュブナイルかと思って拍子抜けだったので、語り部が交代していくまさにタイトル通りな展開で安心した。
四章をうまく繋ぐための構成で歯切れの悪い終わり方なのは正直いただけないとは思ったけども。
体験した中では、藪の中ないしブギーポップってところか。技巧に混んでストーリーをないがしろにしてるように感じたので星は3つってところ。
もう少し深読みできんのかなとも思うけど…あとで考察サイトでも見てみようかな。
Posted by ブクログ
真相はわからずに終わる、という前情報を得てから読み始めていたので、最後に解決しないということに対するモヤモヤは少なかった。ひとつの事件について4人の関係者それぞれの目線での推理が語られるという形式。学生時代に授業で読んだ『藪の中』を思い出した。
生徒、同僚、元恋人、不倫相手のそれぞれから語られる美津子という人物。まるでプリズムのように全く違った一面をそれぞれの章で読者は見せつけられていく。
今世SNS等で無数の人々がそれぞれの意見を発信できる世の中で、ただその内容を盲信してはならず、真実は己の目で見極めていくことが必要である。そのような事も考えさせられた。
Posted by ブクログ
一つの殺人事件を巡り、4つの視点から事件の真相を巡る推理が展開される。
視点が変わるたびに少しずつ新たな事実が出てくる展開もうまいし、4人の事件の関わり方や、関係者の人間関係が浮き彫りにされる過程も面白い。
それだけにラストに期待したのだが…
逃げたような終わり方が残念すぎる