あらすじ
女性教師が自宅で変死--
謎が謎を呼び、推理が推理を呼ぶ
貫井徳郎 本格ミステリの最高傑作!
女性教師はなぜ死んだ?
多重解決ミステリの神髄!!
小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。ホワイトデーにチョコレートを送った同僚の男性教師が容疑者として浮かび上がり、事件は簡単に解決すると思われたが……。浮かんでは消える容疑者たち。いったい誰が犯人なのか? 死んだ女性教師は何者だったのか。推理が推理を呼ぶ、超絶技巧の挑戦作であり、ミステリの常識を超えた衝撃作!
解説/千街晶之
【目次】
Scene1
虚飾の仮面
Scene2
仮面の裏側
Scene3
裏側の感情
Scene4
感情の虚飾
解説 千街晶之
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
それぞれの視点から描かれていた。でもね、ラストでえーっという感じ。ちゃんと、種明かししてほしい❣️というか、ラストの推理は無理があるんじゃない?罪を被せるためと言っても、その前に、殺人の理由が軽すぎない?モヤモヤ。途中の様々な人たちの心理描写は、楽しく読み進めることができたので、読書は楽しめたけれども。
Posted by ブクログ
担任の女先生が殴殺された。
そのことを小学生、同学年の担任の女先生、大学時代の元彼医師、不倫の医師
4点から解明していく
最初の主の小学生の父親が不倫相手だとは思わなかった。
且つ小学生が担任の先生を殺した可能性あるのもへーと思った
犯人は各々に任される
Posted by ブクログ
真相はわからずに終わる、という前情報を得てから読み始めていたので、最後に解決しないということに対するモヤモヤは少なかった。ひとつの事件について4人の関係者それぞれの目線での推理が語られるという形式。学生時代に授業で読んだ『藪の中』を思い出した。
生徒、同僚、元恋人、不倫相手のそれぞれから語られる美津子という人物。まるでプリズムのように全く違った一面をそれぞれの章で読者は見せつけられていく。
今世SNS等で無数の人々がそれぞれの意見を発信できる世の中で、ただその内容を盲信してはならず、真実は己の目で見極めていくことが必要である。そのような事も考えさせられた。