【感想・ネタバレ】プリズムのレビュー

あらすじ

女性教師が自宅で変死--
謎が謎を呼び、推理が推理を呼ぶ
貫井徳郎 本格ミステリの最高傑作!

女性教師はなぜ死んだ?
多重解決ミステリの神髄!!
小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。ホワイトデーにチョコレートを送った同僚の男性教師が容疑者として浮かび上がり、事件は簡単に解決すると思われたが……。浮かんでは消える容疑者たち。いったい誰が犯人なのか? 死んだ女性教師は何者だったのか。推理が推理を呼ぶ、超絶技巧の挑戦作であり、ミステリの常識を超えた衝撃作!
解説/千街晶之

【目次】
Scene1
虚飾の仮面
Scene2
仮面の裏側
Scene3
裏側の感情
Scene4
感情の虚飾
解説 千街晶之

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小学校の女性教師が自宅で遺体となって発見された。
誰が彼女を殺したのか、4人の登場人物の視点で語られる物語の中で、容疑者が浮かんでは消えていく。一体犯人は誰なのだろうか。

ずばっとスッキリして終わりたかった。
文章自体は癖がなく、読みやすい。登場人物たちの組み立てる推理も、論理だっていて文句はない。それなのに真犯人は浮かばない。それもそのはずで、推理しているのが蚊帳の外の一般人なのだから。担任している児童も、同僚の教師も、元彼も、不倫相手も、身内でもない全く関係ない人たちだ。しかも、警察関係者でもないので、捜査能力もない。そんな人たちが熱心に聞き込みをしているのを見ると、その執着心が気味が悪いまである。そして、誰の推理も実らない。不完全燃焼甚だしかった。

芸能人の不倫に憤っている人みたい。
学校説明会で、南条先生を糾弾する保護者たち。何の義憤に駆られているのか知らないが、正直気持ち悪い。教師のプライベートのいざこざ(とあの時点で思っていた保護者たち)に首を突っ込んでいるようにしか見えない。プライベートがごちゃついていても、別に子どもたちを指導できればいいけどな。保護者説明会で校長先生に詰め寄る保護者たち、気分が悪い。何でみんな山浦先生が誰に殺されたのかそんなに興味があるんだろう。その熱意はどこから?

脛に傷があるやつばっか。
それぞれがそれぞれに保身に走っているから全く真相に迫れない。情報が中途半端に組まれた状態で放置されている。ジグソーパズルの小さな島同士を俯瞰し、並べ替え、連結させる探偵役がやっぱり必要だったんじゃないかな。南条が児童にいたずらをする件は、山浦先生の事件を主題とするならサブの事件であるはず。二つの事件の繋がりが示唆された所までしか公には謎が解体されていないイメージ。非常に終わりきれておらず、美しさに乏しい。まあ、好みもあるのかも。こういう考察の余地を残す作品もあろう。そういうのが好きな人もいるだろう。私は、やっぱりすっきりして終わりたかったなあ。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれの視点から描かれていた。でもね、ラストでえーっという感じ。ちゃんと、種明かししてほしい❣️というか、ラストの推理は無理があるんじゃない?罪を被せるためと言っても、その前に、殺人の理由が軽すぎない?モヤモヤ。途中の様々な人たちの心理描写は、楽しく読み進めることができたので、読書は楽しめたけれども。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

担任の女先生が殴殺された。
そのことを小学生、同学年の担任の女先生、大学時代の元彼医師、不倫の医師
4点から解明していく

最初の主の小学生の父親が不倫相手だとは思わなかった。

且つ小学生が担任の先生を殺した可能性あるのもへーと思った
犯人は各々に任される

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真相はわからずに終わる、という前情報を得てから読み始めていたので、最後に解決しないということに対するモヤモヤは少なかった。ひとつの事件について4人の関係者それぞれの目線での推理が語られるという形式。学生時代に授業で読んだ『藪の中』を思い出した。
生徒、同僚、元恋人、不倫相手のそれぞれから語られる美津子という人物。まるでプリズムのように全く違った一面をそれぞれの章で読者は見せつけられていく。
今世SNS等で無数の人々がそれぞれの意見を発信できる世の中で、ただその内容を盲信してはならず、真実は己の目で見極めていくことが必要である。そのような事も考えさせられた。

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2022年09月23日

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