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警視庁・人事二課、環敬吾が率いる特殊任務チームは、一見何の関係もない複数の殺人事件に関連性がないか捜査を開始する。「大切な人を殺された者が、犯人に復讐することは是か非か」という社会的テーマとエンターテインメントを融合させた読み応え抜群の徹夜本。サスペンス、社会派、ハードボイルド、そして本格ミステリー。あらゆる醍醐味を味わえる、シリーズ三部作の掉尾を飾るにふさわしき大作にして傑作! 装い新たに新登場!
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Posted by ブクログ
症候群シリーズ3作目 法の裁きを受けない犯罪者を殺していく職業殺人者、渉と響子 そのふたりを追う環チームの原田と武藤 難病の息子の心臓移植ため殺人を重ねる和子 交通事故の被害者と脳死による臓器提供に関連を見出した鏑木 別の話に見えて途中で交わり、ラストは悲劇が待ち受ける 過去の事件の経験から環チーム...続きを読むには加わらず信念を貫いた倉持の孤独が辛かった
貫井徳郎らしさの溢れる読み応え抜群の一冊。 シリーズ3部作の最終作。一作目、二作目の「失踪症候群」「誘拐症候群」を順番に読むことを強くお勧めする。 少年法や被害者遺族の置かれる悲壮な状況など、社会性の強い問題提起も感じられる傑作です。 「そう来たか!?」と唸るような展開もあり特に後半はページを捲る手...続きを読むが止まりません。お勧めです。
復讐はやはり良くない。 だからこそ法で裁かないといけない。 人を殺めた以上例え未成年だろうか精神異常者だろうが、自分の命で精算すべきだ。 どの登場人物にも同意も同情もできなかった。 それは私がそういう経験者じゃないからかもしれないが… 母親が脳死しその心臓を息子に移植できたらまた救われたのにな〜
大きな事件は二つある。 法の処罰を免れて、ろくに罪も償わないで社会復帰した者たちが次々に殺される事件。 環敬吾のチームは、見えない殺人者の姿を追う。 もう一つの事件。 心臓移植をしなければいつ命を失ってしまうかわからない息子のために、心臓の提供者をつくるために殺人を犯す母。 証拠のない事件の真相を...続きを読む追う刑事。 二つの事件は交互に語られ、それぞれ追う者追われる者と、視点が切り替わる。 全く接点のない二つの事件が、交差し始めたのが300ページを迎えるころ。 それは、ミステリを読みなれた人にはわかりやすい展開ではないかと思う。 そして、ふつうはこのあたりから終焉に向かって急速に話が進んでいくのだが、この本では300ページはまだ半分にも満たない。 キーパーソンの正体がわかったところで、どうもこれは幸せな結末にはならないような気がしてくる。 彼にも彼女にも。 特に、息子のために殺人を犯した小島和子の章は、時に読み進めるのがつらいほどの描写が続く。 読みながら立てるいくつもの予想。 ことごとく最悪へ進んでいく。 人の命は、喪われてしまったら二度と戻らない。 その喪失感を、どうやって埋めたらいいのか。 せめて反省する姿を見せてほしいと思うのは、そんなに無理なことなのか。 本もテーマもずっしりと重い。 「症候群三部作」の構成の妙。 そして巻が進むにつれて、確実に面白くなっている 実は最初の「失踪症候群」があまり面白いとは思えなかったのだけど、この「殺人症候群」は面白い、というのとは違うか。上手い。 「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」と、確実に上手くなっている。 ひとつだけ不満があるとすれば、環敬吾の造形。 最後まで謎に包まれたままで、冷静で有能。彼は神なの? 人間味の片りんを見せることのなかった彼が、一体どうしてこのような陰の存在になったのか。 彼があんまり完璧すぎるので、正解対最適解の話にならなかったのが残念。 被害者が救われるための最適解。 倉持は倉持でそれを考えていたのだと思う。 実践した鏑木。阻止する環。武藤の思い。 私の中でもまだ正解は見つからない。
殺人の動機色々。憎むべきは加害者か被害者か。洋画なら職業殺人はヒーローかも。鏑木刑事の出来すぎた捜査は、のちにそういう事だったのかと感心。凄いミステリーだった。
「失踪症候群」「誘拐症候群」に次ぐ、症候群シリーズの3作目にして最後。 登場人物と活躍する組織は3作とも共通するため、1作目から読むとより深く楽しめるが、この作品から読み始めても十二分に楽しめる。 心無い少年犯罪に巻き込まれ、愛するものを無残に奪われたやり場のない怒りを、復讐代行という形で晴らし...続きを読むていく職業暗殺者。 加害者少年への手厚すぎる擁護に、被害者側苦しめられる。現代日本の抱える深い闇が恐ろしくもリアルに描かれている。
「“症候群”シリーズ」として一部に知られているという3作品だが、“シリーズ”と言うよりも、何か「第3部―殺人症候群」に収斂する「長大な一作」という趣だ…この『殺人症候群』は名作だと思う。 『殺人症候群』で問われる怨恨と復讐、復讐と正義、正義と暴力、命や愛というテーマ…考えさせられた…本作の“主要キャ...続きを読むスト”ということになる、原田、武藤、倉持の3人だが、各々が「何かのシリーズの主役」であっても違和感が無い程度に惹かれるものが在る…
死ぬほど重いテーマにエンタメ性を持たせながら取り組んだ姿勢や内容はさすが ただ復讐代行の二人をはじめ動機や行動がやや唐突なキャラが多く、いまひとつ感情移入できず 倉持さんの行動もちょっと意外で、こんなにあっさり同調するとは思わなかった これまでのミステリ的なカラクリやスピード感も乏しく、思ったのと違...続きを読むう感あり とはいえ楽しんだのは間違いない
「失踪症候群」「誘拐症候群」の後に読むことをおすすめします。環に対する原田、武藤、倉持の想いが三者三様に。未成年犯罪を通して正義や罪と罰について考えさせられます。それぞれの話が繋がって最後は予想できない結末へ。結末の好みは分かれてそうですが一気に読めました! しょうがないけど辛くて悲しい。 倉持ー!...続きを読む!
失踪、誘拐は少々物足りなかったが、こちらは大満足。 しょうもない復讐ドラマが溢れてるが、復讐ってこういことだよな、と。
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貫井徳郎
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