貫井徳郎のレビュー一覧

  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    ホラーなミステリーな短編集
    世にも奇妙な物語でありそうなわかりやすいオチ
    わかりやすいというか登場人物が少なく数ページの短編なので読めてしまう

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    2022年02月09日
  • 愚行録

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    愚行かぁ
    清廉潔白に生きるのは難しい。
    ちょっとだけ愚かな行為も
    積み重ねればすごい恨みをかってしまうのだと怖くなった。
    人はいろんな面があって、よい出会いで、よい面が伸びればよいけど、
    運悪く悪い出会いをするとどこまでも落ちて行く、てことも。
    つまり、こわい負の連鎖の話。

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    2022年02月01日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    結婚って…。という話。
    悪いことしかないわけじゃないけど、理想ばっかり描いていてもしんどくなる。我慢ばっかりしてたらいつか爆発するけど、我を通すばかりでも破綻する。言うべきことは言わないと。でも言いすぎてもまずい。
    相手との相性。お互いの性格。
    読んでいる時の精神状態によっては、離婚の引き金になりかねないのでは…ってほどリアルな話です。


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    2022年01月23日
  • 灰色の虹

    購入済み

    松本清張の小説を読んでいるみたい。よく言えば分かりやすい、悪く言えば先が読めてしまう。

    #怖い

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    2022年01月16日
  • 光と影の誘惑

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     貫井さんは既読4作ほどだが、貫井さんらしい嫌な後味の中編4編だった。特に最初の『長く孤独な誘拐』は、子どもが小さい同じような家庭環境だと他人事と思えず、余計に辛い。『儚い羊たちの祝宴』でも自分の子どもで想像してしまい、最悪の気分になったので、出産前に読みたかった。
     表題作は久しぶりの叙述トリックで楽しめたが、ラストは救われない。主人公が子どもの誕生日プレゼント資金を競馬でスったくせに、妻のヒステリーにはウンザリとかボヤいてて殺意を覚えたので、読後感は重くはなかった。最後の話もあっさり展開が読めてしまうので、ファンの方以外には勧めない作品かな。

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    2022年01月15日
  • 天使の屍

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    突如、自殺した中学生の父親が真相を追っていくミステリ。

    筆者の作品に共通するのは心理描写の巧みさ。一人称、二人称とも圧倒的な筆力で心情を表現する。

    真相を追う父親が、亡き子の生前の様子を友人たちにインタビューするなかで、成熟の途上にある中学生の特有の心理を追いながら話は展開する。

    派手やトリックもなければ、大胆に鉄道で全国を行き来するような王道ミステリではない。

    先を読ませない展開と、なんとも言えない物寂しい読後感はまさに貫井作品。

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    2022年01月13日
  • プリズム

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    色々な人の視点で話を追う構成が面白いなと思いました。
    考察しては否定を繰り返して真実に近づいていく感じがとても好きでした。
    ただ、結末がはっきりしないのがちょっとだけモヤモヤが残ったような気がします。

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    2022年01月12日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    ああ嫌だ。
    結婚するのが恐ろしくなる短編集。
    特に表題作が強烈で、あの結末を読んでスッキリした気持ちになっている自分に気づいて愕然とした。
    ミステリーというよりはサスペンス色が強い。
    フィクションなのに妙に生々しい話が多く、げんなりしてしまう。
    「見られる」が一番怖いかもしれない。

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    2022年01月09日
  • 新装版 修羅の終わり(下)

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    下巻も引き続き、3人の目線でのストーリーが続き、どう繋がっていくのかワクワクドキドキで読み進めた。久我が公安警察官の上司の藤倉に復讐したところは清々した。けど、もっと絡まっていくのかと思いきやラストはサクッとすぎ感。智恵子の死は何だった?小織はどうなった?鷲尾は結局、絡まず?真木の過去は分かったけど、なぜ藤倉ではなく久我?といっぱいの?で終わってしまった。それでも、上下巻の超大作。夢中で読みふけるくらい面白かった。

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    2021年12月23日
  • 他人の不幸は蜜の味 平成ストライク(分冊版)

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    あぁ、あったな平成の時代に、というものが題材になっている。ちょっと前のことのように思うのに、考えたらそうでもなかったりして……。
    時の流れははやい。

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    2021年12月18日
  • 平成ストライク

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    あぁ、あったな平成の時代に、というものが題材になっている。ちょっと前のことのように思うのに、考えたらそうでもなかったりして……。
    時の流れははやい。

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    2021年12月18日
  • 天使の屍

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    評価点が低いのは気になっていたけど読み終えてまあ面白かった。
    最初に自殺した父がその理由を探す姿はより父親らしい事をするという使命感にかられてそこまでする姿にはある種感動もあったけど、息子が最初に自殺するのに責任感が強いとか約束したことは必ず守るような描写があった方がより自殺の理由は理解されたんじゃないかと思う。
    物語の進行上仕方がないとかもしれないが、14歳にして大人顔負けの発言はチョット無理があった感じがした。
    毎度思うけどこの作家は狭い世界観を掘り下げるのが上手いな。

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    2021年12月15日
  • 明日の空

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    帰国子女の高3女子が主人公
    高校生活の章
    大学生活の章
    間に男が語る章がある
    高校での出来事はまぁなんかちょっと邪魔されてる
    感じでしたが・・・
    大学生活で出会った男の話から・・・
    まぁそれなりには楽しめた感じです

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    2021年12月07日
  • 光と影の誘惑

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    やはり著者の作品ふ読みやすくておもしろい。
    個人的には「我が母の教えたまいし歌」が面白かった。
    読み終わったあともう一度冒頭を読み返したら考え深いものがあった。

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    2021年11月15日
  • ドミノ倒し

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    『慟哭』と同じ作者とは思えないほどコミカルな人物や内容には少々面食らったが、プロット自体は面白い。
    地方都市・月影市で起きた1件の殺人事件をきっかけに、次々と別の未解決事件の存在が浮かび上がる。
    事件を追えば追うほど深まる謎。
    そして、その先には驚きの真相が待ち構えている。

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    2021年11月07日
  • プリズム

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    ある小学校の女性教師が自室で死亡し、頭部にはアンティーク時計による殴打痕が。
    体内からは睡眠薬が検出され、睡眠薬入りのチョコレートも見つかる。
    多重解決ミステリーもの。
    複数の人間が語る推理に終始振り回されっぱなしだった。
    人物によって被害者に対する印象が異なるのも面白い。

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    2021年11月06日
  • ドミノ倒し

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    田舎の町で起こった殺人事件を調べることになった
    探偵さんが主人公のお話でした
    過去の事件とのつながりが出だして調べていると・・・
    探偵の本音と実際のセリフの違いがわずらわしくも
    たのもしくまた展開もどこへいくのかわからないような
    感じですすみました
    中盤から終盤であやしい流れからの結末・・・

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    2021年10月23日
  • 宿命と真実の炎

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    堅物女刑事の理那、西條、誠也など次々と異なる人の目線で次々と違う話が展開し、終盤は犯人の事件に至る物語、そして誰もが弱いと感じていた動機が明らかになるのだが、、、
    理那よりも西條に惹かれる。なので西條が主役であろう前作が読みたくなったが、本作同様の純粋な刑事物なら読まないかも。新月譚みたいなのが読みたい。

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    2021年10月16日
  • プリズム

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    美人で人気者の小学校教師が
    自宅で死んでいるのが発見される。
    睡眠薬入りのチョコレートを食べた形跡があったが
    犯人はそのチョコの送り主の同僚教師なのか???

    この事件の被害者の関係者が
    それぞれの立場から事件の真相究明するという構造が面白い。

    だけと最後まで犯人がわからないというのは、
    やっぱりモヤモヤするなぁ。

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    2021年10月03日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    ネタバレ

    貫井徳郎作品はいくつか読んだことがあるけど初めての短編集。1997年ということでちょっと状況が今とは違うところもあるが、基本的には今でも全然その辺でありそうな話なだけに余計怖かった。
    個人的には「崩れる」「腐れる」が特に面白かったかな。

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    2021年10月01日