貫井徳郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
中学2年生の息子「優馬」が、ある日突然、何の前触れもなく自殺してしまう。原因に心当たりがない父親の「青木」は、悲しみに暮れながらも、理由を知るため動き始める。
初っ端から優馬が自殺してしまうのが衝撃。少しいつもと様子が違うだけだったのに、まさか自殺してしまうなんて。ムニエルどうするのよ。親としては、考えたくもないできごと。本当の理由を知りたいという動機がなかったら、青木もずっと動けなくなったんじゃないだろうか。
自殺は優馬だけで終わらず、続いてしまう。同じくらいの子がいるので、読んでいて気が滅入ってしまった。途中、なかなか読み進められなかったくらい。
最後に判明する真相には驚かされた。そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ貫井徳郎初の短編集。
「結婚」をテーマに8つのストーリーがおさめられていました。
短編なので、それぞれはサクッと読み終えるのですが、内容はしっかりと詰まっています。
そしてそれぞれのストーリーで明かされる謎。
お見事でした。
説明
内容紹介
崩れる女、怯える男、誘われる女……ストーカー、DV、公園デビュー、家族崩壊など、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた、8つの傑作ミステリ短編。
内容(「BOOK」データベースより)
仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は…(「崩れる」)。30代独身を貫いて -
Posted by ブクログ
初めての貫井作品『天使の屍』にて、ぶっ飛んでる認定させていただいた貫井さんの作品。
本屋行ったときに気が付いたら探しているくらいハマった作者さん。
さてさて、今回はどんな貫井スパイスを効かせてくるのでしょうかね。
…と思いきや、貫井さんらしからぬポップな文調で、コメディー感が強め。
なるほど、こういうパターンもあるのか。
いつも以上に読みやすく、グイグイ進む。
ストーリーやラストについては、やはり貫井さんらしさが出てましたね。
『プリズム』を思い出しましたよ。
でも貫井慣れしてきた人には若干物足りないかな?
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
そろそ -
Posted by ブクログ
貫井さんは既読4作ほどだが、貫井さんらしい嫌な後味の中編4編だった。特に最初の『長く孤独な誘拐』は、子どもが小さい同じような家庭環境だと他人事と思えず、余計に辛い。『儚い羊たちの祝宴』でも自分の子どもで想像してしまい、最悪の気分になったので、出産前に読みたかった。
表題作は久しぶりの叙述トリックで楽しめたが、ラストは救われない。主人公が子どもの誕生日プレゼント資金を競馬でスったくせに、妻のヒステリーにはウンザリとかボヤいてて殺意を覚えたので、読後感は重くはなかった。最後の話もあっさり展開が読めてしまうので、ファンの方以外には勧めない作品かな。 -