貫井徳郎のレビュー一覧

  • 神のふたつの貌

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    田舎の古い教会の牧師の息子である早乙女。
    蛙の四肢を潰し、その変化を観察する場面は、早乙女の心の闇を思わせる。
    彼は神の存在を信じる一方、神はなぜ不幸を作るのかという自分に降りかかる不幸から守ってくれない神に疑念を抱いていた。
    そんな早乙女が引き起こす更なる不幸。
    そして、早乙女も息子を持つことになるが…
    信仰とは何か、神とは何なのか…
    後読感は良くない。

    2023.7.2

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    2023年07月02日
  • 後悔と真実の色

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    犯人逮捕を掲げ、ひとつにならねばならない警察組織であるのに、それぞれの思惑、嫉妬、焦り、等々が絡み合い、決して一筋縄ではいかない…。そして、中盤から話が動き出す。

    登場人物、特に妻の秋穂や美叡の描写は男性目線で描かれている女性像だな、と感じた。

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    2023年06月20日
  • 罪と祈り

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    時代の変化に翻弄されながら生きた親。
    親が背負って生きた歳月の奥に隠されていた
    事実を知ることになった子たち。

    親子二代に渡って向き合う、
    犯した罪とその罰への関わり方を綴った物語。

    塩田武士さん『罪の声』を読んだ時のように、
    自分とは全く無関係だと思っていた歴史に残る
    大事件が、身近で起きた綻びから一瞬にして
    自分事に変わる衝撃を思い出しました。

    複雑かつ緻密、人の心に揺らぎに訴える長編。

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    2023年06月14日
  • ドミノ倒し

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    私立探偵の十村が、とある田舎の殺人事件で容疑者候補となっている男の潔白を証明するために奔走する。だが、調べていくうち、別の事件との関連が明るみに出てきて、連鎖していく。
    これまで読んだ貫井さん作品のどれにも似てない、軽妙なリズムが面白く、読みやすかった。十村の一人語り風なのもよかった。
    途中何度か、こいつ犯人やろ!と思う場面があったが、まさかそうなるとは〜みたいな終わり方だった。
    貫井徳郎作品はやはり重厚さが最高なので、コレは一冊目としてはオススメできないが、何冊か読んでのコレは、おもしろいと思う!

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    2023年06月09日
  • 新月譚

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    人間のぐちゃぐちゃな感情変化が見ものだった。
    自分の奥底にもこんな感情があるのではとぞっとさせられる。

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    2023年05月27日
  • プリズム

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    短めで読みやすかったけど、結果もやもやした。教師の桜井はなんであんなに同期のために調査をしてるんだろうと思った。なんだかみんな怪しくてもやもや。小学生が犯人はさすがにちょっと違う気がするし、警察の見解がもっとあったら面白かったかも。警察がイケメンである必要はあったのか?最終章の浮気相手の医者の子供が最初の章の小学生の男の子の父親だと気がついたのがあとの方でちょっと面白かった。

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    2023年05月25日
  • プリズム

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    物足りない

    教師が死亡した。
    事故死なのか殺人なのか?殺人ならば誰が?どんな方法で?を様々な関係者の立場から考察していく。
    ラストははっきりと答えが出ない。幾通りの解釈ができるので読者に委ねますって終わり方でガッカリだった。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年05月24日
  • 悪党たちは千里を走る

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    カード詐欺などを生業にするせせこましい詐欺コンビと、シノギ場で偶然出会った美人詐欺師。

    美人詐欺師からせっかくの詐欺対象に横槍を刺され、シノギはご破産に。

    しかしながら、ひょんなご縁で共にさる豪邸の犬を誘拐することになる。しかし、徐々に当社の計画は軌道を外し、何故か詐欺対象家族の小学生の息子と手を組むことに。

    重厚なミステリが多い貫井氏の作品群でも、珍しいユーモアミステリ。

    長編だが、テンポが非常に良くあっという間に読めてしまう一冊でした。

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    2023年05月20日
  • プリズム

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    ある女教師が自室で死んでいた。睡眠薬入りのチョコレート、世間を騒がす通り魔、匿名の通報、純真な彼女が抱える裏の顔、果たして彼女は殺されたのか? 断片的な手掛かりと想像を駆使して広がる素人探偵たちの推理の結末は・・・。

    女性教師の死をその生徒や同僚といった素人探偵が推理していく推理合戦ものなのですが何か決め手にかける。その欠け落ちたパーツの意味と作者の仕掛けた企みに困惑することは間違いなし。

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    2023年05月13日
  • 宿命と真実の炎

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    古本屋さんまで繋がっちゃったらどうしようと思いながら読んだ。おもしろかった。でも81章目は敢えて書き加えなくて良いのになぁ。

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    2023年05月06日
  • 悪党たちは千里を走る

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    ユニークなキャラの詐欺師グループが繰り広げるドタバタ誘拐劇。 相手に通じない皮肉たっぷりの会話と微かに漂うラブコメ風味が、誘拐という重犯罪をコミカルにテンポよく読み進めさせてくれた。 重い本を読んだ後に再読したい。(o^^o)v

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    2023年04月29日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    ⚪︎短編集
    ▪️再生 綾辻行人
     ★★☆☆☆
     ホラー>ミステリー

    ▪️書く機械 有栖川有栖
     ★★★☆☆
     世にも奇妙な物語のような空気感

    ▪️アリバイ•ジ•アンビバレンス 西澤保彦
     ★☆☆☆☆
     文体や展開がラノベ感があって合わなかった

    ▪️蝶番の問題 貫井徳郎
     ★★★☆☆
     探偵役のキャラクターが好感が持てる

    ▪️カニバリズム小論 法月倫太郎
     ★★★★☆
     グロ寄りの描写もあるが、まさにどんでん返しの面白さ

    ▪️藤枝邸の完全なる密室 東川篤哉
     ★★☆☆☆
     コメディ寄り

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    2023年04月26日
  • 女が死んでいる

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    どれもこれも面白いんだけどー!!!もう少し読んでたい、、、っていう。笑
    短編にするのは惜しいよ、、、
    そんな一冊です。
    贅沢なんだけど、ぐぐっと入り込む前に終わっちゃうのがなんだか、物足りない気がした。
    面白いんだけどね!
    そっち!?そっちの話?
    みたいなどんでん返しが多くて、面白いけどもっと持っていって欲しかった!!!!!!!!

    まだ読みたい!まだもっと深く刺さりたかった。っていう物足りなさを感じる短編、、、

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    2023年04月20日
  • プリズム

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    殺された小学校の女性教師。◆生徒4人の探偵ごっこ。その推理によると男女関係のもつれ?優しい先生はなぜ殺されたの?◆同僚の女性教師の私的捜査。友人関係を遡った先にある真実。◆元彼は後悔していた。恋人に嘘をつかないためにも犯人を見つけなくては。◆生徒の父親は息子の友だちの訴えを受けて立ち上がる。結局、先生を殺した犯人は誰なのか。モヤモヤとした結末。

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    2026年01月12日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    警視庁所属のリーダーを筆頭に、私立探偵、托鉢僧、肉体労働者の四人が、警視庁が表立って動けない事件を、時に超法規的手段を用いても解決に導くという作品です。

    貫井さんの作品の中ではエンターテインメント性が高い印象で、ドラマ化されていることにも納得しました。

    相次ぐ若者の失踪に見られる共通点から、その裏に潜むものを解き明かしていくのですが、謎解きの要素はあまりなく四人の活躍を素直に楽しむのが良さそうですね。

    三部作とのことなので、続編にも期待しています。

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    2023年03月26日
  • 罪と祈り

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    ミステリーではあるから展開が気になって一気に読めたけれど、なんとなく途中から展開が読めてきてしまうので、終盤にかけての驚きは薄くなる気がした。それと、登場人物みんな動機が浅いと言うか、少し心情が汲み取りにくかった。これを書けたから小説家を辞めてもいい、全力を出し切った自信作と解説されていたけれど、貫井徳郎の真骨頂ではないような気がした。

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    2023年03月21日
  • 罪と祈り

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    期待はずれの一作。
    前半は良かったのに後半になるにつれておいおいどうした?ってレベルで物語が雑になっていき置いてけぼりを食らう。犯罪の動悸から結末までが独りよがりで共感する余地が無く、間抜けな劇団の出来の悪い演劇を見ているようだった。

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    2023年05月05日
  • 迷宮遡行

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    ある日突然主人公の前から姿を消した妻。
    愛する妻の行方を探す夫が、今まで知らなかった妻の真実を知る。
    夫の執念が真実を見つけるが、それが本当に幸せなことなのか誰にも分からない。

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    2023年03月04日
  • 慟哭

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    イマイチでした

    途中で犯人が見えてしまう上に終わり方が良くない。
    登場人物が中途半端に描かれている。
    せめてもっとスッキリ終わらせて欲しかった

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    2023年03月02日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    身代金としては少額の金額を要求し、警察に届けなければ子供は無事に戻ってくる。
    そんな悪質な表に出ない誘拐事件。
    それと、托鉢僧の武藤が知り合いになった男性の赤ん坊が誘拐される事件も発生。
    この2つの誘拐事件に、環率いる裏のメンバーが動き始める。

    2023.2.12

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    2023年02月12日