貫井徳郎のレビュー一覧

  • 悪党たちは千里を走る

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    ユニークなキャラの詐欺師グループが繰り広げるドタバタ誘拐劇。 相手に通じない皮肉たっぷりの会話と微かに漂うラブコメ風味が、誘拐という重犯罪をコミカルにテンポよく読み進めさせてくれた。 重い本を読んだ後に再読したい。(o^^o)v

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    2023年04月29日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    ⚪︎短編集
    ▪️再生 綾辻行人
     ★★☆☆☆
     ホラー>ミステリー

    ▪️書く機械 有栖川有栖
     ★★★☆☆
     世にも奇妙な物語のような空気感

    ▪️アリバイ•ジ•アンビバレンス 西澤保彦
     ★☆☆☆☆
     文体や展開がラノベ感があって合わなかった

    ▪️蝶番の問題 貫井徳郎
     ★★★☆☆
     探偵役のキャラクターが好感が持てる

    ▪️カニバリズム小論 法月倫太郎
     ★★★★☆
     グロ寄りの描写もあるが、まさにどんでん返しの面白さ

    ▪️藤枝邸の完全なる密室 東川篤哉
     ★★☆☆☆
     コメディ寄り

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    2023年04月26日
  • 女が死んでいる

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    どれもこれも面白いんだけどー!!!もう少し読んでたい、、、っていう。笑
    短編にするのは惜しいよ、、、
    そんな一冊です。
    贅沢なんだけど、ぐぐっと入り込む前に終わっちゃうのがなんだか、物足りない気がした。
    面白いんだけどね!
    そっち!?そっちの話?
    みたいなどんでん返しが多くて、面白いけどもっと持っていって欲しかった!!!!!!!!

    まだ読みたい!まだもっと深く刺さりたかった。っていう物足りなさを感じる短編、、、

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    2023年04月20日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    怒ってもいいところでも、怒らない…いい人、優しい人、目立つ人ではないし、前にでるタイプはないけれど、周りに頼られる存在等々。いつも微笑んでいるような笑顔…。
    インタビューを受けた人たちは仁藤をそんな風に語る。
    第三者からみたら、きれいすぎて逆に怖い。
    でも、自分の周りにいれば、彼らと同じように答えるんだろうな…。

    他の人物はいろんな感情があるぶん、奇妙に見えてしまう。友人以外が見た、感情の伴わない表情をすると言われると、彼はいったい何を考えているのかと知りたくなってしまう。

    理由を知りたい、おとしどころ、落ち着きたい、納得できる何かを掴みたい、安心したい…
    ネット、マスコミが次々に騒ぎ出す

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    2023年03月27日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    警視庁所属のリーダーを筆頭に、私立探偵、托鉢僧、肉体労働者の四人が、警視庁が表立って動けない事件を、時に超法規的手段を用いても解決に導くという作品です。

    貫井さんの作品の中ではエンターテインメント性が高い印象で、ドラマ化されていることにも納得しました。

    相次ぐ若者の失踪に見られる共通点から、その裏に潜むものを解き明かしていくのですが、謎解きの要素はあまりなく四人の活躍を素直に楽しむのが良さそうですね。

    三部作とのことなので、続編にも期待しています。

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    2023年03月26日
  • 罪と祈り

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    ミステリーではあるから展開が気になって一気に読めたけれど、なんとなく途中から展開が読めてきてしまうので、終盤にかけての驚きは薄くなる気がした。それと、登場人物みんな動機が浅いと言うか、少し心情が汲み取りにくかった。これを書けたから小説家を辞めてもいい、全力を出し切った自信作と解説されていたけれど、貫井徳郎の真骨頂ではないような気がした。

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    2023年03月21日
  • 罪と祈り

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    期待はずれの一作。
    前半は良かったのに後半になるにつれておいおいどうした?ってレベルで物語が雑になっていき置いてけぼりを食らう。犯罪の動悸から結末までが独りよがりで共感する余地が無く、間抜けな劇団の出来の悪い演劇を見ているようだった。

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    2023年05月05日
  • 迷宮遡行

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    ある日突然主人公の前から姿を消した妻。
    愛する妻の行方を探す夫が、今まで知らなかった妻の真実を知る。
    夫の執念が真実を見つけるが、それが本当に幸せなことなのか誰にも分からない。

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    2023年03月04日
  • 慟哭

    購入済み

    イマイチでした

    途中で犯人が見えてしまう上に終わり方が良くない。
    登場人物が中途半端に描かれている。
    せめてもっとスッキリ終わらせて欲しかった

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    2023年03月02日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    身代金としては少額の金額を要求し、警察に届けなければ子供は無事に戻ってくる。
    そんな悪質な表に出ない誘拐事件。
    それと、托鉢僧の武藤が知り合いになった男性の赤ん坊が誘拐される事件も発生。
    この2つの誘拐事件に、環率いる裏のメンバーが動き始める。

    2023.2.12

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    2023年02月12日
  • プリズム

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    昔読んだ覚えがあるんですけれども、内容を全くと言っていいほど覚えていなかったので(!)初見の時のように楽しめましたかねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、なんかちょっと「しつこい」感じはしましたけれどもね…記述の部分とか…でもまあ、概ね楽しめました!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    次は本当に読んでいない「愚行録」に取り掛かりますかね…シリーズ三部作、最終章ってところですなぁ…

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2023年01月18日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    各々が自ら推薦した「どんでん返し系」短編アンソロジー。
    綾辻さんと東川さんのは既読済みだったが、サラッと読めて面白かった。
    ◆個人的には西澤さんの「アリバイ・ジ・アンビバレンス」が好きだった。探偵役の二人の関係・やりとりが好きで、この二人が活躍する話をもっと読んでみたい!
    ◆どんでん返しという意味で印象に残ったのは法月さんの「カニバリズム小論」。なるほど。そういうことか。。。

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    2023年01月14日
  • プリズム

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    最後まで読んで、冒頭に戻る。
    しりとりのようになった章題のように、真実を求めてぐるぐると周るのが面白かった。

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    2022年12月28日
  • 壁の男

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    貫井徳郎の本は今まで何冊か読んできたが、この作品はそれらとはテイストが違う作品だった。

    家々の壁に稚拙で奇妙な絵を描き続ける男。
    常人には理解できない奇人が主人公なのか、と思って読み進めたが...

    彼がどういう思いを抱えて壁に絵を描き続けているのか、是非最後まで読んでほしい。

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    2022年12月19日
  • プリズム

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    こいつが犯人か?と思う人が次の章から主人公になっていき、その度被害者の新たな側面が見えてくる、という構想。斬新で面白いけど、結局真相がわからないのがもどかしいので星3つ。

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    2022年12月06日
  • 女が死んでいる

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    タイトルに惹かれて読んで、1週間たって感想を書こうとして、面白かったしか覚えてない・・・
    作品が悪いのか、私の記憶力が悪いのか・・・
    ただスピードカンを持って読んだのは覚えている。

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    2022年12月06日
  • プリズム

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    読み始め宗田理チックなジュブナイルかと思って拍子抜けだったので、語り部が交代していくまさにタイトル通りな展開で安心した。

    四章をうまく繋ぐための構成で歯切れの悪い終わり方なのは正直いただけないとは思ったけども。

    体験した中では、藪の中ないしブギーポップってところか。技巧に混んでストーリーをないがしろにしてるように感じたので星は3つってところ。

    もう少し深読みできんのかなとも思うけど…あとで考察サイトでも見てみようかな。

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    2022年11月28日
  • 私に似た人

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    社会に抵抗し周辺の何人かを巻きこむ『小口テロ』が頻繁に起き始めた頃。ネットで、加害者を励まし社会に抗議するレジスタントになれと唆した者がいる。その『トベ』が増殖している。被害者側、社会への怒りが募った側、励ます側、摘発する側など様々な立場の10人。

    自分と無関係な人には冷淡な日本人、弱者を無視し続けてきた社会に、命をかけてその存在を示す。ここにどれだけのリアリティを感じられるかで、恐い話/荒唐無稽な話、が変わるのかな。

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    2022年11月06日
  • サイドストーリーズ

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    やはり読んだことのある本だと面白さが格段に違う。まほろは何度読んでも好きなお話だし、空気感がとてもいい。どのお話にも必ず喫煙シーンが出てきて一服ひろばが登場すると思ったらJTの企画だったとは。無理なくストーリーに溶け込んでいたからよかったものの、短編集だとやはり物足りない勘はぬぐえない。新しい作家さんやお話の発掘も兼ねていたけれどあんまりだったかな。
    天地明察を読むか否か、迷うところ。

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    2022年11月03日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は…(「崩れる」)。30代独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった真砂子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが…(「憑かれる」)。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。

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    2022年11月03日