貫井徳郎のレビュー一覧

  • 愚行録

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    著者の作品は初読。文体は嫌いではない。有吉佐和子の名作「悪女について」のような展開かと期待したが、徐々に湊かなえ風になり最後はこんなもん?て感じ。起承転までは良かったが、結がなあ。残念です。まあ他も2・3読んでみたいです。

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    2017年06月16日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    何とも救いのない話ではあった。

    前2作を読んでいれば印象が違ったかも知れないが、裏の捜査チーム各人の行動理由が良く見えない。

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    2017年06月14日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    警察が秘密裡に抱える捜査部隊の話。
    すごい人達の集まりかと思いきや、環というボス以外はなんだか普通。なんか違和感。

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    2017年06月08日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    ドラマはまだ観ていないけど面白そうだったので。文章はさすがに上手いけど、警察の抱える非合法組織という設定には余り目新しさはない。

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    2017年05月21日
  • 愚行録

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    インタビュー形式で始まるがどんな話が
    始まるのかと引き込まれる様に読ませる。
    人間の嫉妬、恨み、羨望等誰しもが
    持つ感情がそこいらに散らばっている。
    噂話しの様に語られる故人の話しは
    まるで目の前で語られている様に感じる。
    クライマックスはもう一度読み返しが必要かも。

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    2017年05月19日
  • 北天の馬たち

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    2017.5.13-43
    母の喫茶店を継いだ毅志が2階に探偵事務所を構える皆藤と山南を手伝うことになるが・・。
    最後に皆藤達と聡一が知り合う切っ掛けなどが書出て来るが、淑子が何故に敬次のようなとんでもない男と結婚したのかの方がよほど最後まで疑問が残る。

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    2017年05月13日
  • ドミノ倒し

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    2017.5.8-42
    地方都市で探偵業を営む十村が、死んだ恋人の妹から元カレの嫌疑を晴らす依頼を受け、旧友の署長と調べる内に連続殺人の調査をすることになり・・田舎の恐ろしさをパロディ化したような結末。

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    2017年05月08日
  • 愚行録

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    この本を読んでいると「ずいぶん難しそうな本を読んでるね」と色んな人に言われた。
    けれど見た目に反してタッチも軽く、私の苦手な状況描写も少なくてとても読み易かった。
    めった刺し殺人事件でタッチが軽いってどういうこと???って訊かれたけど(笑)
    途中から湊かなえさんの本を読んでいる気になった。

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    2017年05月04日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    このシリーズの特徴は何といってもキャラ立ちの凄さにあると思う。
    「誘拐症候群」では元機動隊員・武藤に焦点があてられている。
    彼が抱える内側に抑え込んでいる苦悩や過去が描かれているが、強烈な印象を残すのはまったく別の人物だった。
    登場場面は少ないのに、その言動から環への興味がそそられる。
    何を考え何をしたいのか?いったいどんな人物なのか?と。
    たとえ不当逮捕であっても、絶対に犯罪者は許さない。
    この揺らがない信念はどこからきているのだろう。
    手段を選ばずに犯人を追い詰めていく環。
    彼の中には被害者の感情すら一顧だにしない冷徹さを環は抱えている。
    警察も把握していいない間に被害者だけが増えていく少

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    2017年04月13日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    「症候群シリーズ」の第一作目にあたる。
    幼女誘拐事件の警察の内部対応を描いている部分と、新興宗教に関わっていく男性を描く部分とが同時に進行していく構成になっている。

    ある日突然、愛する者が理不尽にしか思えない出来事で奪われてしまったら・・・。
    あんなにも愛していた笑顔も、もう二度とこの手の中に戻ってはこない。
    生きる気力も、生きていく目的も失ってしまった者が心に抱く感情を「絶望」というのかもしれない。

    正規の警察官ではない者たちがチームを組み、言わば影の警察機構として犯罪に迫っていくという設定が面白い。
    彼らが抱えている闇のようなもの・・・謎は明かされずに終わっている。
    巻を追うごとに徐々

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    2017年04月12日
  • 愚行録

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    練馬に住む一家四人が惨殺された。周囲からは穏やかで平和な一家と噂され、怨恨の線はないようだが犯人が捕まらないまま一年が過ぎた。しかしあるインタビュアーが行った聞き取りにより、夫婦の新たな顔が明らかになり……。

    ただひたすらに登場人物たちが揃いも揃って愚かでとても悲しくなる。関係者たちもみんな愚か。どこからどこまでが個人の印象で真実なのかは微妙なラインのような気もするけど、個々の語りからにじみ出るどうしようもなさは良かった。でもやってることは嫌な女、嫌な男なんだけど、まあいるよねそういう人ってくらいのエピソードだったから、実はこんな裏の顔が!っていうインパクトはあんまりなかった。まあそれくらい

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    2017年04月07日
  • 被害者は誰?

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    さくっと読める短編集。
    叙述トリックものだけど一般的な犯人探し小説ではなく被害者が誰なのか?目撃者は誰?だったり、の発想は楽しく読めた。

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    2017年03月30日
  • 愚行録

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    ああ、やな話だった。読後感が最悪のストーリー。映画はパスしたけど、どんな話だったのかと思って、読んでみたが、読まない方がよかったと思う。
    文章スタイルとしては変わってるけど、普通の描写の方が私は好きだな。

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    2017年03月12日
  • 被害者は誰?

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    サラッと読めるライトな一冊。ミステリとしては凝っていて、ストレートなスタイルの短編は一つもないです。ただ、読者を騙すためだけの伏線や必然性に欠ける描写が多く感じました。探偵役が美形で何でも出来てという設定なのですが、砕けすぎたガサツな喋り方とワトソン役の後輩への当たりのキツさから到底美形で想像することが出来ず。正直なところ、好感を持てる登場人物が1人もいなかったです。けれど、適度に驚きもあり技巧的にも凝っていて楽しめるのに、難しく考えずとも読めるというのは凄いです。ベッドタイムに向いています。

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    2017年03月09日
  • 明日の空

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    ネタバレ

    あらすじを読んで読んだことない本だ、と思って読み始めたのに、既読の本であることに途中で気づいてちょっとショック。

    初めて読んだ時にも思ったけど、身近にまったく血のつながらないソックリさんがいるってリアリティないよなぁ。

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    2019年07月28日
  • 愚行録

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    わあ、最悪だ。(作品がという訳ではなく、ストーリーの内容が)
    一家4人惨殺事件の被害者夫婦の人間関係が独白で次々と語られる。
    人間のいやな部分がこれでもかと。
    そして間に出てくる謎の独白。
    親になるべきではない人間に育てられた不幸を見て、ずーんと嫌な気持ちになった。
    色々理不尽でそして救いがない。

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    2017年02月24日
  • 愚行録

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    四人一家惨殺事件の被害者の過去の関係者にルポライターが取材をしている形で進んでゆく。
    皆ペラペラと語る語る!被害者の過去の酷い話を。殺されて、若い頃の事をこんなに悪く語られたらたまらない。
    絶対に被害者になってはならんと怖くなる。
    で、犯人はああこの人かと言う感じ。
    でも犯行の動機が曖昧で、生い立ちによって犯罪者になってしまったというなんともやりきれない結末。
    生まれたときから人生決まってるというのが主題だったのだろうか?
    かなり慶応をディスってる内容には笑ってしまった。作者は早稲田出身だから?(笑)

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    2017年02月19日
  • ミハスの落日

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    貫井さんの作品では珍しい短編5作品が収録された作品です。”ミハスの落日”はスペイン、”ストックホルムの埋れ火”はスウェーデン、”サンフランシスコの深い闇”はアメリカ、”ジャカルタの黎明”はインドネシア、最後の”カイロの残照”はエジプトと全て海外が舞台となっております。短編ですが、どの作品も個性的な登場人物が読者を現場へ引き込んでくれますよ♪

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    2017年01月25日
  • ドミノ倒し

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    地方都市月影市の私立探偵・十村の下に、亡くなった恋人の妹から殺人事件の調査依頼がくる。旧友の警察署長とともに真実を追う彼に待ち受ける『ドミノ倒し』の罠。
    ハードボイルド気取りの探偵には、美女と不可解な事件はつきものだ。歪んだ正義に立ち向かう十村の姿を見たかったが、こういう結末もたまには悪くない。不完全燃焼ながら、展開はタイトルの如くスリル感あり。

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    2017年01月19日
  • 迷宮遡行

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    ネタバレ

    会話文が多いのでさくさく読めます。半分くらいまでは面白かったんですけど、ヤクザとか出てきた時点で興ざめ。一般人がそこまで踏み込めるかな、普通。

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    2017年01月12日