【感想・ネタバレ】北天の馬たちのレビュー

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感情タグBEST3

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横浜・馬車道で、母親と喫茶店「ペガサス」を営む毅志は、2階に探偵事務所を開いた皆藤と山南の仕事を手伝うことになったのだが…。緻密な伏線と感動の結末のサスペンスミステリ。

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2023年04月20日

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昔テレビでやっていた、M&R探偵事務所が頭の中に、若くてハンサムな草刈正雄と渋い藤竜也さんの姿が浮かんできてしまいました。


ほうほうと、読み進めて行って、そんな終わりなんですか❗ もう少し何とかならなかったの?


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2021年08月03日

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舞台は横濱の馬車道。洒落たカフェ・ペガサスを母と切り盛りする毅志は、父が存命中に公認会計士オフィスとして使用していたカフェの二階のテナントを募集していた。その特殊な構造からなかなか借り手が見つからなかったのだが、そこに奇妙な男二人・皆藤晋と山南涼平が現われた。二人はペガサスの二階で探偵事務所を開業したのだが、皆藤達の仕事に興味津々の毅志は、カフェでの仕事の傍ら探偵業を手伝う事を許可された。だが、毅志の心の中に皆藤と山南が何を追いかけているのかが気になり、徐々に出過ぎた行動を取るようになるのだが。。。皆藤と山南が追い求めるものとは、そして毅志が見つけたものとは!?

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2019年03月09日

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「探偵もの」ではあるが、ちょっと毛色が変わっている。

「主人公」は、喫茶店のマスター。
自分の店の二階を人に貸しており、
その部屋に二人組の探偵が入居してくる、
というところから物語が始まる。

そのうち、喫茶店の営業が暇な時は、
探偵仕事を手伝うようになるマスター。
二人の探偵とも仲良くなり、仕事も面白いが、
何故か二人との間に「溝」を感じるマスター。

やがて「探偵仕事」とは言えないような案件を
手伝うように言われるようになり、徐々に膨らむ違和感。
が、多くは説明してくれない探偵達。
溝が段々と深く広くなっていくようで...

やがて、とある事件に巻き込まれたことをきっかけに
ふいに行方をくらます二人の探偵。
独自に調査を始めたマスターは、
徐々に事件の全貌と核心に迫っていくが...

...何だか感想文と言うよりも、
あらすじ紹介になってもうた気が(^ ^;

「あらすじ」で言うとこういう感じだが、
ここにさらに重要な親子が絡んできて...
いや、むしろその親子が、話全体から見ると「核」で。

日常のすぐ隣で「ありえへん世界」が静かに存在し、
ときどき「こちら側」に触手を伸ばしてくる。
そんな恐怖感が、ぞわぞわと這い上がってくる感じ。

まぁ、探偵ものだし、ありえへん世界の話だから、
所々「荒唐無稽」な感じがするのはご愛敬(^ ^
舞台となる横浜・馬車道の特性をうまく生かし、
「ご当地小説」としても魅力的な味わい(^ ^

キーワードでまとめると「希望」「信じること」かな(^ ^

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2018年10月22日

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横浜にある喫茶店を継いだ若きマスターの毅志。
2階の空いたスペースに探偵の皆藤と山南が越して来てからは2人に憧れて、仕事を手伝ったりもしていた。
しかし、何かおかしい…手伝った事件には何か違和感を覚えるのだった。
不思議に思ったことをそのままにしておけない毅志は動き始める。
そして知り得た事実は…

普通の探偵ものとは違った展開で面白かった。

2018.7.22

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2018年07月22日

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『追憶のかけら』に続き、貫井作品15作目。ヨコハマ探偵物語。解説者も書いておりますが、自分が知っている街が出てくるとわくわくしますね^^ 皆藤と山南の探偵二人の友情、その二人に憧れを抱き、少しでも認められたいと奮闘する毅志、キャラクタたちがホント魅力的だ!探偵たちの昔語りにはちょっとうるっと来た&gt;< 結末がああだったから…。エピローグはあれで良かった、と思う。表紙の輝く三つ星は聡一、淑子、芽衣香、下の街灯二つは皆藤と山南だと思った。

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2017年06月17日

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軽めの話だとおもっていたら、
しっとり、ミステリー。
ひとつひとつ、
あったかい気持ちに包まれながら、
意外な展開を追っていくうちに
そこ、繋がるのかーーー!
と、一気読み。
多くを語らずとも、
真の友情で結ばれたいい男たち。
空を見上げ、また会えることを願う…

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2017年01月03日

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ネタバレ

著者の作品は賛否が分かれがちな、どちらかというと後味の悪い作品っが多いと思うのだが、本作は珍しくまっとうな作品ではないだろうか。勿論話を強引に進める部分もないではないけれど。
人物造形がいまいちなところが気になった。

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2016年10月31日

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探偵事務所の二人と喫茶店のマスター。三人三様の性格が面白かった。探偵さん二人の過去に隠された事実に息苦しくなる。やっぱり帰って来て欲しい‥‥

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2016年10月17日

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貫井作品というと、霧がかかったような感じで、不穏な空気を醸し出しているイメージですが、この作品は、比較的クリアで、手軽に読める印象がありました。

主人公は、探偵かと思いきや、喫茶店のマスター。1Fに構える喫茶店の上に探偵事務所を始めることになった2人の探偵。時間に経つにつれ、主人公は探偵に憧れを抱き、手伝うことになった。

中盤までは、単なる依頼が2件請負って、解決というスタンスで、違和感ありつつも、雰囲気は軽い印象でした。
しかし、段々と色んなことが繋がっていき、さらに2人の探偵が行方不明にと怪しさ抜群に展開していきます。真相が明らかになるにつれ、ドロドロとした関係が浮き彫りになって、面白かったです。貫井作品といえば、伏線の回収が魅力なのですが、今回はあまり衝撃的ではありませんでした。ドンデン返しというものがなく、結末はモヤモヤ感があって、色んなものが気になって終了でした。今までの作品と比較すると、浅めかなと思ってしまいました。
サスペンスというよりは、ミステリー色の方が強く、読後感は物足りなさを感じました。

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2020年05月15日

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横浜の馬車道を舞台にした探偵サスペンスミステリー
かなりマイルドなハードボイルド?
終わり方が物足りません。

ストーリとしては、馬車道の喫茶店の2Fに入居してきた二人の探偵とその店のマスターの物語です。
マスターは二人の探偵の仕事を手伝います。
最初の仕事は女性を暴行した男を嵌めて刑務所送りにする仕事。
マスターは違和感持ちながらもその仕事を手伝います。
そして2つ目の仕事は、女に男を引き合わせる仕事。うまく紹介して二人は付き合い始めますが、その女は金を無心するようになり、結局、結婚詐欺師としてつかまります。
これもマスターは違和感持ちながら手伝います。

そんなある日、マスターが襲われることに。
それを契機に二人の探偵は姿を消します。
なぜ自分が襲われたのか?二人は何を隠しているのか?
マスターは自らその謎を明らかにしていき、さらにこの二つの仕事の意味を明らかにしていきます。
そして真実が...という展開です。
その真実がちょっとなぁって感じ。

さらに、最後のシーンへ続くわけですが、これも物足りない..
なんか、都合よく終わった感じ..

横浜馬車道が妙に詳しく描かれていて、それも違和感あり(笑)

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2018年07月14日

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ネタバレ

2018/5/27
主人公のマスターや喫茶店の他の人たちは彼らをすぐに受け入れたようだけど、私はなんとなく不穏な気配で感情をセーブして読む。
こうなると100%楽しめないんだよなー
セーブしてるからだけとも思えないくらい、小説の中の人たちが褒めるほど私は探偵二人を好きにはなれず、真相を知ってもこの距離が縮まらないまま読み終えた。
登場人物たちが彼らを好意的に語るほど、私は置いてけぼりでなんや本読んでるってことを強く意識した。

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2018年05月27日

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探偵ものだが清々しい感じ。二人の探偵の手伝いをすることになった毅志には何のための行動なのかわからないことばかり。しかし、そこには二人の探偵の、大切な人を守るという強い思いがあったのだ。

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2017年12月30日

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横浜、馬車道のとある喫茶店を舞台にする探偵ミステリー。
一階に店舗を構える喫茶店の上が、空き家となり、ある時二人の探偵が事務所として契約することに。

若くて図体がデカい喫茶店マスターが、見習い兼業で探偵稼業も始める。探偵業には似つかわしくない復讐や会ったこともない男女を付き合わせたりと、その仕事内容に戸惑いつつも、一つずつ成長してゆくマスター。
時を経るごとに複雑に絡み合っていた糸が、さらに絡まり、絆、裏切...


貫井作品には珍しく、友情や人間の繋がりや成長などヒューマンタッチがメインの一冊。
しかし、伏線の張り方はさすが巧み。

横浜、馬車道、地場の古い喫茶店、美味い珈琲、探偵。読者を唆る条件は十分だ。
酔いどれない爽やか探偵ってのは新鮮だったな

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2017年12月25日

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2017.5.13-43
母の喫茶店を継いだ毅志が2階に探偵事務所を構える皆藤と山南を手伝うことになるが・・。
最後に皆藤達と聡一が知り合う切っ掛けなどが書出て来るが、淑子が何故に敬次のようなとんでもない男と結婚したのかの方がよほど最後まで疑問が残る。

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2017年05月13日

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自身が人見知りなものですから、いくら気さくだからといって2階に事務所を構えた探偵2人に「自分も仕事を手伝わせてくれないか」と申し出るなど、到底考えられない、不自然じゃないかと思ってしまうのですがどうでしょう。
作品を通して探偵2人のキャラクターがひたすら強調されているのがかえって、本当にこの人たち信用できる人なのか?と思わせる。
実は2人は超悪役だった…!ってなったらもっと面白かったかもー。

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2016年12月23日

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喫茶店のマスターの毅志は、店子の探偵事務所を構える皆藤と山南に憧れ、二人の仕事を手伝いようになる。達成感とは別に、徐々に抱く疎外感と違和感。二人に隠された過去とは何か。
展開上、想像できない大きな裏切りがあるものと読み進めていたが、呆気ない幕切れに肩透かしを食らう。毅志が単独行動をとったときには、踏んではいけない地雷があると思っていた。期待する貫井ワールドではないのが残念。

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2016年12月20日

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ネタバレ

貫井徳郎さんのミステリーは、
落としどころに、いつも納得するけど寂しい悲しい気持ちにんる
今回も、同様、フゥと大きくため息をついて読み終わった
読み始めると、途中でやめるのが難しい。

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2016年11月28日

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文章が読みやすいのはさすが。スルスル読めた。
が、とても普通。可もなく不可もなくのミステリ。これを貫井さんが書く必要があるだろうかと。貫井さんの作品は重厚で、読んでて息苦しくなるくらいのミステリが好きなので、今作は拍子抜けしてしまった。

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2016年10月08日

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201610/横浜市民なので、この舞台には点数が甘くなってしまう。面白かったけど、オチの無理矢理感と説明調が惜しい。淑子が何故そんな旦那でもひかれたのか、山南と皆藤が何故そうまでして守ろうとするのか、その肝心なとこが説明台詞じゃ伝わってこないので…。

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2016年10月01日

Posted by ブクログ

貫井徳郎による、青春ミステリ。
お話としてある程度しっかりした骨組みと、相応に安定感のある文章により、読んで後悔ということはない。
ただ、筆者の作品にしては顛末が無難すぎる。特に終盤、もう少し予想を裏切る展開があってもよかった。
キャラクターは立っていたので、出来れば、もう少し短編とかで個々の事件鐔を読んでみたかった。
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2016年09月29日

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