貫井徳郎のレビュー一覧
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ネタバレ6つの物語からなる短編集。
■綾辻行人「再生」
非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
オチについては想定できたが、物語に魅せられた。
■有栖川有栖「書く機械」
こちらも非現実的な物語だが、
綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。
■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
特に最初のブログのような独り語りとか。
どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。
■貫井徳郎「蝶番の問題」
この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
プロットがしっかり -
Posted by ブクログ
凄く儚い幻想の物語でした。
青春SFミステリー的な感じですね!
未来から来た女の子は主人公・和希を翻弄していく。。
過去に起こった事の歴史(運命)を書き換える為に。
初めて、和希と萩原さんが出会った所から
仲良くデートしたり、未来から来た理由と
未然に防ぐための行動とかは面白かったです。
※映画化されても、なんらおかしくない設定ではありました。
最後らへんの章で、萩原さんが未来からスリップ時の
メカニズムがマチマチ過ぎて、萩原さん自身が
解説をしてくれますが、結構理解に時間が掛かりました。
(主人公・和希は理解してましたけど笑)
分かりにくいと思うんだよな〜〜。ごちゃごちゃする。
ま -
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福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。
青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集め -
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福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。
青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集め -
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症候群シリーズ第1弾。今回は、相次ぐ若者の失踪に関わる事件を探るというもの。徐々に真相に迫っていく感じがなかなか面白いが、事件解決への内容よりも失踪する意味合いのほうが強く印象に残る。何らかの柵(親であったり友人であったり、故郷であったりなど)から逃れたいという思いから誰にも告げず行方を晦ますということはあるのかもしれない。場合によっては顔を変えたり名前を変えてまで生きていこうとする。つまり、全くの別人として残りの人生を歩むということだ。確かにそういった物理的なものからは逃れられるかもしれないが、逃げるという選択をした自分自身の気持ちからは逃れられない。結局はそんな自分とどう向き合っていくの
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