貫井徳郎のレビュー一覧

  • さよならの代わりに

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    どんどん過去にタイムスリップしていくという祐里。
    祐里の時間で未来に当たるのが和希の時間の過去というのは、わかったようなわからないような。
    でも謎が最後に解けていってとてもスッキリ。
    読み応えがあるからすぐに読み直そうとは思わないけど、わかった上でよんだらまた違った面白さがあると思う。
    ーーー
    「私、未来から来たの」。劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出しの役者・和希の前に一人の美少女が現れた。彼女は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うため、27年の時を超えてきたというのだ! 彼女と容疑者との関係は? 和希に近づく目的は? 何より未来から来たという言葉の真意は? 錯綜する謎を軽妙なタッチで描く青

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    2017年01月11日
  • 北天の馬たち

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    自身が人見知りなものですから、いくら気さくだからといって2階に事務所を構えた探偵2人に「自分も仕事を手伝わせてくれないか」と申し出るなど、到底考えられない、不自然じゃないかと思ってしまうのですがどうでしょう。
    作品を通して探偵2人のキャラクターがひたすら強調されているのがかえって、本当にこの人たち信用できる人なのか?と思わせる。
    実は2人は超悪役だった…!ってなったらもっと面白かったかもー。

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    2016年12月23日
  • 北天の馬たち

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    喫茶店のマスターの毅志は、店子の探偵事務所を構える皆藤と山南に憧れ、二人の仕事を手伝いようになる。達成感とは別に、徐々に抱く疎外感と違和感。二人に隠された過去とは何か。
    展開上、想像できない大きな裏切りがあるものと読み進めていたが、呆気ない幕切れに肩透かしを食らう。毅志が単独行動をとったときには、踏んではいけない地雷があると思っていた。期待する貫井ワールドではないのが残念。

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    2016年12月20日
  • ミハスの落日

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    日本の作家の小説は、海外を舞台としても、主人公はあくまで日本人。
    ところが、この作品は、登場人物はすべてその国の人たち(一部端役で日本人が出てくるが)。
    恰も海外小説のごとき。
    翻訳文にどうしても馴染めない身にとって、さぞ読みにくかろうと、読み始めたが、すんなり読み切り・・・
    やはり、日本人作家の文章と翻訳家による文章は違うのだろうか。

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    2016年12月02日
  • 北天の馬たち

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    ネタバレ

    貫井徳郎さんのミステリーは、
    落としどころに、いつも納得するけど寂しい悲しい気持ちにんる
    今回も、同様、フゥと大きくため息をついて読み終わった
    読み始めると、途中でやめるのが難しい。

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    2016年11月28日
  • ドミノ倒し

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    ネタバレ

    死んだ恋人の妹から殺人事件の調査を依頼された探偵。幼馴染の警察署長からも依頼され本格的に調査を進めると、その町では裏で自警団が組織されている事を知る。警察官もメンバーにいるほど強力な自警団に狙われて探偵は逃げるが…
    という話。
    日本の田舎の一面が良く描かれていると思う。
    探偵小説としては結末がないので中途半端。

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    2016年11月04日
  • 迷宮遡行

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    貫井さんの第2作「烙印」を基に書き下ろされた作品。妻に逃げられた頼りない無職の男。妻を探し始めるが、次第にヤクザの抗争に巻き込まれることに…。…妻と取り戻せるのか。妻は一体何者なのか。知りたくて一気読みしたが、貫井さんにしてはどうかなぁという感じの作品でした。

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    2016年10月27日
  • 明日の空

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    貫井さんらしくない単なる若者の恋愛小説かと思いきや、終盤で展開が…。でも、他作品とは異なり淡々とした青春ミステリー?でした。今回は後味も良く、スッキリとした読後感。こんな作品も書かれるんですね、貫井さん。

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    2016年10月27日
  • さよならの代わりに

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    劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出し役者和希の前に現れた未来から来た美少女。劇団内で起こる殺人事件を防ぐため、二人は協力することになるが。SF青春長編ミステリー。
    作者の得意とする社会派ミステリーに比べると物足りなさを感じてしまう。未来から来たなら、もっと違う攻め方もあるように思ってしまうし。ふわふわしたまま終わってしまう。

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    2016年10月16日
  • 北天の馬たち

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    馬車道に事務所を構える探偵を主人公にした連作短編かと思いきや、1つの物語になっていた。しかし、結末の無理矢理感は否めない。

    毅志がマスターを務める馬車道の喫茶店の二階に入居した山南と皆藤の二人の探偵。そんな二人の探偵に惹かれた毅志は、探偵に弟子入りするが…

    貫井徳郎にしてはミステリーの面白さも、深みも余り感じない作品だった。

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    2016年10月07日
  • ドミノ倒し

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    終わりに近づくにつれて話がだんだんと複雑になっていきどういう終わりになるのだろうとものすごく不思議でした。
    終わってみればすべてが理解できて、納得がいったのですが冷静に考えると非常に不気味で恐ろしいです。

    ただ終わり方が個人的にはなんとなく、あー、そっちか。というような感じだったので別の終わり方が良かったなぁとも思いました。

    個人的に中盤が事件と事件が絡み合っていくところが主人公と同じように色々と考えを巡らせることができて楽しかったです。

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    2016年10月03日
  • 北天の馬たち

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    201610/横浜市民なので、この舞台には点数が甘くなってしまう。面白かったけど、オチの無理矢理感と説明調が惜しい。淑子が何故そんな旦那でもひかれたのか、山南と皆藤が何故そうまでして守ろうとするのか、その肝心なとこが説明台詞じゃ伝わってこないので…。

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    2016年10月01日
  • 北天の馬たち

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    貫井徳郎による、青春ミステリ。
    お話としてある程度しっかりした骨組みと、相応に安定感のある文章により、読んで後悔ということはない。
    ただ、筆者の作品にしては顛末が無難すぎる。特に終盤、もう少し予想を裏切る展開があってもよかった。
    キャラクターは立っていたので、出来れば、もう少し短編とかで個々の事件鐔を読んでみたかった。
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    2016年09月29日
  • ドミノ倒し

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    ネタバレ

    貫井徳郎作品の中のダントツの最下位。文体も下品だし、会話も上滑り、一番悪いのはこのオチである。ところどころのロジックや展開はおっ、と思わせることがあるだけに、ここまでぶん投げる真相というのは残念極まりない。伏線も何もあったものではなく、どうしたんだ、何がしかったんだ、としか言いようがない。貫井徳郎がこれを書いたという趣向だけは面白いので、それだけを楽しみに読むべき。

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    2016年08月27日
  • ドミノ倒し

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    ネタバレ

    軽いノリで。。。もっとズドーンと重い貫井テイストが好きなのだけれども。
    結末はなるほどねという感じ。田舎の町にありがちな、「当たり前」という風習。それが法に触れてても。

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    2016年08月10日
  • 明日の空

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    表紙に夏を感じたので手にとってみた。短いのですぐ読み終えた。
    ミステリーとしてはイマイチだが、青春ストーリーとしては面白かった。ミステリーにしなくても良かったんじゃないかな?
    安易に登場人物同士でくっつかないのもいい。

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    2016年07月22日
  • さよならの代わりに

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    主人公にも読者にも気を持たせるだけ持たせる引っ張り方をするけど、ラストに特に意外性もなく、ホントに素直に終わるので、肩透かしを喰った気分。
    もやっとした話が書きたかったのかな

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    2016年07月20日
  • 被害者は誰?

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    ネタバレ

    発想が面白いね。犯人探しではなく、被害者とか目撃者とかを探すっていう。
    吉祥院と桂島の会話は軽いけども。読みやすかったです。

    こういう騙される系は、トリックを知った上で再読したいのだけど。。時間が取れず断念。

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    2016年07月06日
  • 鬼流殺生祭

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    既読だったが、細かいところは忘れてたので再読。最後の謎解きはある程度覚えていたけど、それでも中々読み応えある。維新直後という時代背景が重要な意味を持つわけだ。九条・周芳コンビの続編読みたい。

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    2016年07月03日
  • ドミノ倒し

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    201606/物語・結末のブラックさをより強調するためか、キャラ達や文体がやり過ぎなぐらいコミカル調なので、無理矢理感が出てしまってる。真相も終わり方も、似たような小説・漫画等があるので、そこはもう少し貫井風味をきかせて欲しかったけど、面白く読んだ。

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    2016年06月25日