貫井徳郎のレビュー一覧

  • 明日の空

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    ネタバレ

    他の貫井作品と比べるとインパクトに欠けるけど、でも爽やかな青春ミステリーでした。
    日本は差別はないつもりでもグルーピングするところがあるね。高校生女子なんてまさにその象徴。帰国子女は、妬みからなんだけどね。。それを上手く描いた作品だったと思う。

    登場人物が少ないのに、アンジーの正体が全く見抜けなかった!さすがです。

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    2016年06月06日
  • 被害者は誰?

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    退職した同僚の置き土産として
    社内に放置されていたので、拝読。

    初版は2003年と、少し古めの作品で
    表紙のイラスト・デザインから推察して
    全く期待せずに読んだのだけれど
    サクッと読める短編に、
    巧妙なトリックがちりばめられた
    本格派・良質ミステリー作品でビックリ。


    王道とは異なって、被害者や目撃者などを
    推理していく一風変わった形式の物語を
    ミスリードをくぐり抜けつつパズルを解きながら
    読み進めていくのだけれど
    最終的にぐるんとひっくり返されたりして
    …ああ、やられた!!となったり。

    構成力・文章力の土台がしっかりしている上
    作品自体の雰囲気が全体的にからっとしていて
    テンポが良く、

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    2016年05月17日
  • 悪党たちは千里を走る

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    題名からもコミカルタッチであろうことは想像できたが、それにしては前半のスピード感が今いちで読んでいて焦れったくなってしまった。ストーリーも驚きの展開は少なく、割りと普通であった。警察は?など、細部が放置されていて気になったのと、ボランティアというきれいごとに収まってしまったのがちょっと、、。

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    2016年05月17日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    前作である「失踪症候群」よりも面白かったです。
    ただ前半には「この後どうなってしまうんだろう?」というワクワク感はあったものの、後半になるにつれて事件の全容が意外とショボイ物で残念。ジーニアスにも全く共感できなかったし。掘り下げ方が足りなかったのでしょうか。
    それにしてもパソコン云々の場面に時代を感じてしまいますね。

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    2016年05月15日
  • 天使の屍

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    ちょっと中学生の描写が大人びすぎている気もしたけど・・・。展開は面白かった。内容的には衝撃的だった。

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    2016年04月06日
  • 警官の貌

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    オフ会、献本で頂きました!警察小説のアンソロジー。

    福田さんは初読みでした。
    今野さん、いいコンビ(誰と?)
    誉田さん、コワ面白い。
    福田さん、もう少しスピード感があってもよかったかな。
    通訳捜査官という立場はとても興味深かった。

    貫井さんは強烈でした、
    ただただ、強烈。


    楽しみました、いい出会いに感謝。

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    2016年03月18日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    先にシリーズもの第2作目「誘拐症候群」を読んでしまったのだけれど、こちらの方が面白かったかな。

    今回は「原田」の回でした。

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    2015年11月24日
  • サイドストーリーズ

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    一服ひろばについての、アンソロジー。

    ひとつが30ページ程度なので、読みやすかったです。
    しかし読んだ事がある本が、3冊だけ。
    とはいえ、どれも今現在がどういう状態なのか
    分からないという話はなかったです。

    最後から2番目。
    女って恐ろしい…と思うには十分な話でした。
    確かにこれは恐喝になります。
    こうなった場合、即座にその場を離れるのが鉄則。
    けれどそれを本当に実行できるかと言われると
    多分無理な気もします。

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    2015年11月03日
  • 転生

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    心臓移植手術を受けた主人公に、ドナーの記憶がチラホラと付きまとう。

    勿論、気になってしょうがない主人公は色んな手を使ってドナーを探り出そうとするのだが!?

    心臓移植の仕組み等が作中で解りやすく解説されています。

    主人公の思考にちょっとヤキモキさせられますが、それはそれでOK

    東野圭吾の変身を思い出しました。

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    2015年10月29日
  • 警官の貌

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    今野作品は安心して楽しめるのだが・・・・・。

    後の方々のは、なんかちょっと、後味なんかがイマイチ・・・。
    読み慣れてないせいかな。

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    2015年10月22日
  • 光と影の誘惑

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    表題作を含む四編が収録された作品集。
    貫井さんらしい重い読後感を残すものが多いのですが、作品ごとに趣向を異にしている為それぞれに違った面白さがあり、バラエティに富んでいます。
    そういう意味では、これから貫井さんの作品を読んでみようと思っている方に丁度良いかもしれませんね。
    特に印象に残ったのは「二十四羽の目撃者」。
    軽快でコミカルな雰囲気はちょっと意外な気もするのですが、同時に作風の幅の広さも感じました。

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    2015年10月17日
  • 新月譚

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    201506/ミステリじゃないのに一気読み。主人公に好感を持つ持たないに関係なく、こうも読ませる筆はさすが。私の望むラストではなかったけど、面白かった。

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    2015年10月11日
  • 被害者は誰?

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    ネタバレ

    犯人ではなく,被害者,目撃者,探偵等を当てるという一風変わったミステリが並ぶ短篇集。探偵役は,ミステリ作家の吉祥院慶彦。大学時代,「太陽に吠えろ!研究会」というサークルで後輩だった桂島という刑事が持ち込む謎などを解決する安楽椅子探偵モノだ。
    収録されている4つの短編は,いずれも小粒ながら及第点以上のデキ。基本的には叙述トリックを使った,ぼーっと読んでいても楽しめる,驚けるミステリだ。
    白眉は,「被害者は誰?」。犯人の手記から,白骨死体で見つかった死体が誰の死体かを推理するというプロットだが,手記を書いていたのが男性ではなく女性であり,犯人ではなく被害者の手記であることから,白骨死体が犯人の妻の

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    2015年10月11日
  • 光と影の誘惑

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    内容(「BOOK」データベースより)

    銀行の現金輸送車を襲い、一億円を手に入れろ―。鬱屈するしかない日常に辟易し、二人の男が巧妙に仕組んだ輸送車からの現金強奪計画。すべてはうまくいくかのようにみえたのだが…。男たちの野望が招いた悲劇を描く表題作ほか、平和な家庭を突如襲った児童誘拐事件、動物園での密室殺人など、名手・貫井徳郎が鮮やかなストーリーテリングで魅せる、珠玉の中編ミステリ4編。

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    2015年10月06日
  • さよならの代わりに

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    内容(「BOOK」データベースより)

    「私、未来から来たの」。劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出しの役者・和希の前に一人の美少女が現れた。彼女は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うため、27年の時を超えて来たというのだ!彼女と容疑者との関係は?和希に近づく目的は?何より未来から来たという言葉の真意は?錯綜する謎を軽妙なタッチで描く青春ミステリ。

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    2015年10月06日
  • 新月譚

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    これは、、、『モンスター』?な既視感。不細工な女が男を見返す、いや縋り付くために自分をかえて絶世の美女となり、のし上がってゆく話は、男性にとって一種ドリームなのかも。が、小説を生み出すという努力が読ませるのと、最終的に不幸ではなかったとおもわせるいきなりな結末で纏めた感あり。

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    2015年09月19日
  • 警官の貌

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    今まで読んだ短編集ともかぶっていたから、最後の2つの話は読んだことがあった。
    貫井さんの話、実際あんな状態にされたら、今後どうすればいいんだろうとか考えてしまう…。

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    2015年09月08日
  • サイドストーリーズ

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    サイドストーリーっていうテーマが面白かった。わたしは本篇を読んだことがあるのが偏食気味なので中田永一さんの百瀬こっちを向いてと、中山千里さんのさよならドピュッシーだけだったのでその二本を読みましたが、ファンにはたまらなく豪華であろうサイドストーリーがたくさんでした。
    大好きなあの小説たちの違う話、もっと読みたいなって思った。

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    2015年09月07日
  • 夜想

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    技巧派ベテランの力作なんだけど、ややマンネリ・新機軸無し、と評論家ウケがイマイチな2枚組アルバム、って感じ。クオリティは安定も、迫力不足は否めない。どこでひっくり返すのかな?とずっと期待してたのに最後までひっくり返らない。貫井作品にしては珍しくストレートです。

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    2015年08月26日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    「症候群シリーズ」第一弾。
    初めは淡々としていたが、読み進むにつれ面白くなってきたかな、と。
    最後がざっくりし過ぎているような感じなので、★3つ。

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    2015年08月23日